この記事を読むにあたっては必ず

ハムラ法・裏ハムラ法（脂肪再配置）が”確実に再発”する理由　1　※ハムラ法と経結膜脱脂術の違い

ハムラ法・裏ハムラ法（脂肪再配置）が”確実に再発”する理由　2　※目の下の眼窩脂肪は”増える”

ハムラ法・裏ハムラ法（脂肪再配置）が”確実に再発”する理由 3　※外側の脂肪が処理できない

を順番に読んでからにしてください。

そして目の下の治療を理解するのに超役立つ

【術後クレーム解説①】経結膜脱脂術 術後凹んだ（へこんだ）の理由

【術後クレーム解説②】経結膜脱脂術 ”術後皮膚が黒くなった” の理由

【術後クレーム解説③】経結膜脱脂術 ”術後皮膚がたるんだ” の理由

も併せて是非御覧ください。

ここでもう一度大前提なのですが、ここでいうハムラ法（裏ハムラ法・眼窩脂肪再配置）とはその本質である”眼窩脂肪を取らないで、骨膜に固定する”術式を指すものとします。

眼窩脂肪をとってしまったらその瞬間からその手術の本質は経結膜脱脂術であり”ハムラ法（裏ハムラ法・脂肪再配置）はただの高額オプションに落ちるからです。

本題に入ります。

52歳の男性です。

行った手術は

経結膜脱脂術+目の下・中顔面マイクロコンデンスリッチファット

（同時に眉下切開）

術後4ヶ月

上まぶたももちろんなのですが、下まぶたの若々しさは大幅にアップしているのがわかると思います。

で目の下に関して考察していきます。左目袋の周りにあるひとつのホクロに注目します。

術後の写真を見るとホクロと骨の関係がよくわかります。

この骨の位置を術前の写真に重ねてみると・・・

目袋の原因となる眼窩脂肪は骨の辺縁を超えて下に張り出しているのがわかると思います。

ハムラ法（裏ハムラ法・眼窩脂肪再配置）という手術はこの眼窩脂肪を骨に縫い付けてしまう手術です。

この患者様の場合すでに

術前の状態でなんとハムラ術後状態なのです！！

直感でわかります。骨の前まで垂れ下がっている脂肪をそのまま骨に縫い付けたところで症状は全く改善しないと。

こういう写真のほうがわかりやすいでしょうか・・・

左の外側が術前状態。

内側が術後。

術前に存在する目袋（眼窩脂肪）を縫い付ける骨の場所はありません。

こういう状態にハムラは全くの無意味だとご理解いただけたと思います。

再発というか、全くの無意味なのです。

いろんなクリニックで眼窩脂肪脱脂の部位と注入部分の領域を示した図を見たことがあると思いますが、

この方においても眼窩脂肪の脱出（目袋）は骨を超えています。

目袋で悩んでいる方は自分の目の下の骨のフチを触ってみてください。

そのフチより目袋が大きかったら、ハムラ法（裏ハムラ・脂肪再配置）

を行っても100％再発・・・というか無意味です。

お写真の俳優さんも・・・

小泉元総理大臣も・・・

最初っからすでにハムラ術後状態！！

・・・しかも、ハムラ・裏ハムラ・脂肪再配置には絶対に越えられない壁があります。

中顔面をキレイにして若々しくすることは理屈上絶対にできません。

マイクロCRFなどを主力に行っているクリニックなら中顔面も広義の目の下と捉えて若々しくするために脂肪注入することが可能です。

そう、例えばこんなふうに

赤・・・経結膜脱脂術で膨らみ改善

青・・・マイクロコンデンスリッチファットでボリュームアップ

術前

術後2ヶ月

目の下の若々しさ、美しさを回復する手術の本質は、

目袋の膨らみをなくすことと目袋の下や中顔面など骨の上の凹みを改善してキレイな立体感をだす。

ことなので、

○定量的に目袋を減らせる経結膜脱脂術

と

○凹みを改善する自由度の高いマイクロコンデンスリッチファット

の組み合わせこそ優れた手術だと言えると思います。

なんと

ハムラ法・裏ハムラ法（脂肪再配置）が”確実に再発”する理由

には重大なものがもう一つあります。

続きます