ゴルゴ線（ゴルゴライン、インディアンライン）治療【ゴルゴ線剥離・脂肪注入・マイクロCRF】

疲れた印象を改善して明るい表情にゴルゴ線（ゴルゴライン、インディアンライン）治療

目頭から頬にかけてと斜めに入るゴルゴ線（ミッドチークライン）を改善する治療です。
本物のゴルゴ線は、皮膚と深部組織が癒着しているのが原因です。
シンシアでは、癒着を丁寧に剥離したあと、できたスペースにマイクロコンデンスファット（マイクロCRF）を注入することで、自然で滑らかな仕上がりにしています。

■経結膜脱脂術＋ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF

施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	経結膜脱脂術、ゴルゴ線剥離、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）
施術内容	目の下の眼窩脂肪を取り除き、皮膚と深部組織の癒着を剥離。皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群（マイクロCRF）を抽出して術部に注入。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	825,000円経結膜脱脂術 220,000円、ゴルゴ線剥離（両側） 220,000円、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）目の下・中顔面・ほうれい線 308,000円、又吉総院長による施術 33,000円、麻酔代 44,000円】 ※2023年1月現在

■頬アゴ下VASERアキーセル＋ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF

施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	アゴ下ベイザー脂肪吸引×アキーセル脂肪吸引、ゴルゴ線剥離、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）
施術内容	ベイザー脂肪吸引×アキーセル脂肪吸引で頬・アゴ下から脂肪を吸引。皮膚と深部組織の癒着を剥離。皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群（マイクロCRF）を抽出して術部に注入。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	935,000円【アゴ下ベイザー脂肪吸引×アキーセル脂肪吸引 495,000円、ゴルゴ線剥離（両側） 220,000円、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）目の下・中顔面・ほうれい線 176,000円、麻酔代 44,000円】 ※2023年1月現在

このページではこれらの写真のような、いわゆるゴルゴ線（ゴルゴライン、インディアンライン）を改善させる治療について解説しています。

ゴルゴ線（ゴルゴライン、インディアンライン）とは

一般的にゴルゴ線と呼ばれているものは漫画のキャラクター“ゴルゴ13”のように目頭から頬にかけて線があることを指します。

ゴルゴ線の原因

ゴルゴ線は、一般的に
皮膚のたるみ、皮下脂肪の減少及び下垂、表情筋の衰え
などが原因と言われています。
しかしながらこれらの原因では、若い人や子供にもゴルゴ線がある人がいることを説明できません。

本当のゴルゴ線の原因は、

○“皮膚と深部組織の癒着”
あるいは
○“必要以上に発達したリガメント”による皮膚の線状のくぼみ
です。

つまり一般的なゴルゴ線の原因と呼ばれる皮膚のたるみ、皮下脂肪の減少及び下垂、表情筋の衰え
はゴルゴ線の本質的原因ではなく、

○ゴルゴ線を悪化させる原因
あるいは
○ゴルゴ線ではなく単なる中顔面やせの原因
であるといえます。

ゴルゴ線とは

若い頃から、ゴルゴ13のように頬の中央部分に線状の凹みが目立っていたり、指で膨らませても線の部分がへこむ場合、その部分において皮膚が筋肉など深部組織と癒着しています。

このキャラクターの絵において特徴的なのは、頬の中央まで強い線が入っていることです。
この頬にある強い線がゴルゴ線と言われるものです。

実際に人の顔で見てみましょう。

下記は、インディアン（NATIVE AMERICAN）と呼ばれる人です。
インディアンラインの語源ともなっています。

目頭近くから走っている線は、皮膚が厚い“顔面皮膚”（その下には皮下脂肪あり）から薄い“下まぶた皮膚”（その下に皮下脂肪なし）に移行する境界であり、かなりの人に存在するのでゴルゴ線とは言いません。一方、この写真の男性にはゴルゴ13のように頬の真ん中に線が存在します。（うっすらですが）
これは本物のゴルゴ線です。
脂肪や筋肉、皮膚に衰えがなく頬が丸くてもこの部位にゴルゴ線が存在する理由は、皮膚と深部組織が癒着（必要以上のリガメントが存在）しているからです。

下記は同部位をアップにしたものです。

同じインディアンと呼ばれる人でもこの方の場合は、本物のゴルゴ線かどうかは写真だけではわかりません。
インディアンラインというとこのような状態を思い浮かべる人も多いと思います。

実際には触らなくてはわかりませんが、中顔面が痩せて凹んでいても若い頃には頬の真ん中に線がなかったり、診察してみて癒着がなければ、“真のゴルゴ線”ではなく“ニセモノのゴルゴ線、すなわち”ただの中顔面やせ“です。

次の方の中顔面もかなり痩せていますが…

若い頃には全く線がありません。

すなわち中顔面に癒着がないので、ゴルゴ線があるのではなく、ただの中顔面痩せ（皮膚、筋肉などのたるみが助長している）といえます。

このような“ただの中顔面痩せ”の場合は、以下の症例のように、ヒアルロン酸の注入だけで改善が期待できます。

＞71歳女性

■施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	ヒアルロン酸注入
施術内容	極細の注射針でヒアルロン酸を注入し、目頭のあたりから頬に向かって斜め下に伸びるシワを目立たなくする。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	300,300円【ウルトラ 1本 42,900円×7】 ※2023年1月現在

中顔面にヒアルロン酸を注入するだけで、大幅な改善が認められます。
もちろん、ヒアルロン酸以外に脂肪注入を行うのも1つの治療法となります。
ヒアルロン酸が可能な多くのクリニックで治療が可能といえます。
ゴルゴ線治療可能を謳っているクリニックのほとんどが、この治療ができるというレベルを超えていません。

しかしながら“本物のゴルゴ線”の場合

＞ 32歳女性

シンシアで手術する前に、韓国でゴルゴ線を改善すべく脂肪注入を行いましたが、ゴルゴ線は改善せず、ゴルゴ線以外の部分だけ膨らみが強くなったという既往がある患者さまの症例写真（術前）です。

このような“本物のゴルゴ線”の場合皮膚と深部組織の間に強い癒着があるため、その状態でボリュームを入れる治療を行っても

○年を取って中顔面痩せが進行した分の回復のみ、僅かな改善が認められる
あるいは
○癒着の上下に、ヒアルロン酸
あるいは
注入脂肪が流れてむしろ悪化
ということになります。

このような本物のゴルゴ線に対しては、ゴルゴ線癒着剥離（ゴルゴ線剥離）という治療が絶対的に必要となります。

ゴルゴ線と勘違いされている、笑ったときだけ現れる筋肉の膨らみについて（偽ゴルゴ線）

ゴルゴ線の治療について（ゴルゴ線剥離）

「本物のゴルゴ線=頬の中心に皮膚と筋肉など深部組織の癒着がある」と「本物ではないゴルゴ線=ただの中顔面やせにたるみが加わったもの」では治療法が全く異なるので、その本質をしっかりと理解する必要があります。

本物のゴルゴ線の治療

皮膚と深部組織の癒着（必要以上に発達したリガメント）の剥離という特殊な治療が必要なので、ヒアルロン酸の注入剤やHIFU、PRPなどでは決して治ることはありません。むしろ悪化させることすらあります。
日本で本物のゴルゴ線の治療ができるクリニックは数院しかありません。

本物ではないゴルゴ線（ただの中顔面痩せ或いはたるみ）に対する治療

この場合は、皮膚と深部組織に癒着がないので、ヒアルロン酸のような注入剤で容易に治療が可能です。

それでは以下より、本物のゴルゴ線がある場合の治療について解説していきます。

本物のゴルゴ線の治療

若い頃から中顔面を斜めに横断する線（本物のゴルゴ線）が目立っている場合や、指で膨らませても線の部分がへこむ場合、その部分において皮膚と深部組織が癒着している可能性があります。
この状態では、ヒアルロン酸や脂肪の注入のみでは十分な効果が望めない可能性が高いといえます。
よって、ゴルゴ線の断端あたりの皮膚に約2mmの穴をあけ、そこから特殊なマイクロメスを使用して癒着を剥離します。
さらにこのスペースに、脂肪（マイクロコンデンスファット）を注入することで癒着の復活を防ぎ、ボリュームが得られることによりゴルゴ線を改善させます。

剥離した部分は血腫などの可能性があるため、適宜診察及び処置が必要となります。
また術後1週間頃に抜糸が必要です。

リスクとしては腫れ、内出血などの他、体質によっては数カ月以上に渡り硬結をふれたり、炎症後色素沈着が見られる場合があります。
（硬さ、シコリを感じた場合は決してマッサージは行わないでください。マッサージで悪化します）
この場合ステロイド局所注射などによる治療を行います。
また原則1ヶ月以上内服及び軟膏塗布をおすすめします。
すでにシワになっている場合などゴルゴ線は完全にはなくならない場合があります。

【動画】本物のゴルゴ線とは？（イメージ解説）

（コラム2）本物のゴルゴ線がある場合にやってはいけない治療・やっても効果がない治療

ゴルゴ線（ゴルゴライン・インディアンライン治療の実際）

シンシアで行っているゴルゴ線の治療方法は大きく分けて3つのパターンがあります。

【パターン1】ゴルゴ線の治療だけを行う場合
【パターン2】経結膜脱脂術（クマ治療）と同時にゴルゴ線を治療する場合
【パターン3】頬アゴ下のベイザー脂肪吸引と同時にゴルゴ線を治療する場合

【パターン1】ゴルゴ線の治療だけを行う場合

■ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF

ゴルゴ線は、中顔面における皮膚と深部構造の癒着が原因となっているため、その癒着を解消し脂肪を注入することによって、再癒着を防ぐとともに中顔面のボリューム回復、あるいはボリュームアップを達成する術式となります。

【パターン1】症例1【他院修正】51歳女性　ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF（中顔面）

他院にて経結膜脱脂術とゴルゴ線への脂肪注入を行ったようですが、ゴルゴ線は改善せず、線の下に前医による脂肪注入の激しいシコリ凹凸を感じる状態でした。

シンシアでおこなった治療

ゴルゴ線剥離
マイクロコンデンスリッチファット（中顔面）

前のクリニックはゴルゴ線治療に関してはレベルに達していませんが、経結膜脱脂術単独ではではしっかり眼窩脂肪を除去してあり良い経過です。

シンシアでの術後2ヶ月のお写真です。
ゴルゴ線は完全になくなっています。
体質によっては2ヶ月目では強いシコリが残っていることもあるのですが、この患者さまではほとんどありませんでした。

青：マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）注入
緑：ゴルゴ線剥離

以下はダウンタイムです。

ダウンタイムは、剥離操作があることにより、一般的に内出血も腫れも1〜2週間は強く出る傾向があります。
また、剥離部に瘢痕形成が強い体質の場合、“シコリ”として認識される硬さが発生する場合もあります。
これが改善するのには2〜数ヶ月以上かかる場合もあります。

■施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	ゴルゴ線剥離、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）
施術内容	皮膚と深部組織の癒着を剥離。皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群（マイクロCRF）を抽出して術部に注入。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	616,000円【ゴルゴ線剥離（両側） 220,000円、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）脂肪注入 330,000円中顔面 363,000円、麻酔代 33,000円 ※2023年1月現在

【パターン2】症例2【ゴルゴ線治療】32歳女性ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF注入

ゴルゴ線はなくなりました。
左顔側の凹みもなくなって、中顔面に良い曲面が出ています。
まあるい頬は、若々しさと可愛さにとって重要です。
この症例でもそうですが、ゴルゴ線は癒着している場合は、剥離して脂肪注入（マイクロCRF）しないと改善しません。

もともと涙袋がしっかりと見えている状態なのできれいな顔立ちではありましたがゴルゴ線がなくなったことでよりそれが活きた状態です。
なおこの症例の患者さまに関しては、シコリがほとんど見られませんが、5人に1人くらいは強めのシコリが出て数ヶ月から1年位目立つ場合もあります。
そのリスクを負う必要のある手術となります。

赤：脂肪注入
緑：ゴルゴ線剥離

以下はダウンタイムです。

■施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	経結膜脱脂術、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）
施術内容	目の下の眼窩脂肪を除く。皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群（マイクロCRF）を抽出して術部に注入。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	781,000円【経結膜脱脂術 220,000円、ゴルゴ線剥離（両側） 220,000円、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）中顔面 275,000円、又吉総院長による施術 33,000円、麻酔代 33,000円】 ※2023年1月現在

「【パターン1】　ゴルゴ線単独治療（ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF）」に関する症例ブログ

【パターン2】経結膜脱脂術（クマ治療）と同時にゴルゴ線を治療する場合

■経結膜脱脂術＋ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF脂肪注入

ゴルゴ線は、いわゆるクマ（眼窩脂肪の眼窩外への脱出）との連続した線を構成することが多く、線だけではなく膨らみと凹みのコントラストの喪失により顔の美しさを減じていることが多いため、経結膜脱脂術と同時に治療を行う場合が多いです。
経結膜脱脂術（クマ治療）についてはこちらのページをご覧ください。

【パターン2】症例1【他院修正】32歳女性経結膜脱脂術＋目の下中顔面CRF注入＋ゴルゴ線剥離

シンシアで手術する前に韓国でゴルゴ線を改善すべく脂肪注入を行いましたがゴルゴ線は改善せず、ゴルゴ線以外の部分だけ膨らみが強くなりむしろ悪化したという既往がある患者さまです。

シンシアでおこなった治療

経結膜脱脂術
マイクロコンデンスリッチファット（目の下 / 中顔面）
ゴルゴ線剥離

韓国での脂肪注入後です。この状態が、普通のクリニックでできるゴルゴ線治療の限界です。
ヒアルロン酸の注入なども、ゴルゴ線の剥離を行わない限り無意味です。

経結膜脱脂術＋ゴルゴ剥離＋マイクロCRF術後3年です。
ゴルゴ線も消失しています。
術前よりも術後3年のほうが若く、美しい顔立ちで、韓国で行ったただの脂肪注入との差は歴然です。
“ゴルゴ線の治療””クマ改善”という枠を超えて、横顔がキレイになることまで目標にして、しっかりと手術を行っているクリニックがそもそもほとんどないと言えます。

赤：経結膜脱脂術
青：マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）注入
緑：ゴルゴ線剥離

以下はダウンタイムです。

ゴルゴ線剥離を伴う治療は、顔面の中心かつ目に近い場所で行うので、腫れ、内出血はやや強めに感じます。
マイクロメスをアプローチする孔は、手術直後の写真で見られる程度の目立ち方となります。
体質によりますが通常２ヶ月目程度で剥離部分のシコリは目立たなくなることが多いです。

■施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	経結膜脱脂術、ゴルゴ線剥離、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）
施術内容	目の下の眼窩脂肪を取り除き、皮膚と深部組織の癒着を剥離。皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群（マイクロCRF）を抽出して術部に注入。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	792,000円【経結膜脱脂術 220,000円、ゴルゴ線剥離（両側） 220,000円、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）目の下・中顔面 275,000円、又吉総院長による施術 33,000円、麻酔代 44,000円】 ※2023年1月現在

「【パターン2】経結膜脱脂術（クマ治療）と同時にゴルゴ線を治療する場合」に関する症例ブログ

※参考ゴルゴ線はあるけれど剥離を希望せずにマイクロCRFを行った場合

（コラム1）ゴルゴ線剥離について

【パターン3】頬アゴ下のベイザー脂肪吸引と同時にゴルゴ線を治療する場合

頬・アゴ下ベイザー・アキーセル脂肪吸引＋経結膜脱脂術＋ゴルゴ線剥離＋脂肪注入

ゴルゴ線がある場合、それだけで中顔面が低く顔の印象が平坦になっていることが多く見られます。
また、年齢とともにフェイスラインやアゴ下の皮下脂肪が増える一方で、中顔面痩せ、ほうれい線などの皮下脂肪は衰えてくることが多いため、顔の重心が下がり加齢の印象が強くなります。
これを治療するために当院では、下記のような治療を同時に行うことが多いです。

ゴルゴ線剥離
頬＋アゴ下のベイザー×アキーセル脂肪吸引
中顔面、ほうれい線などの脂肪注入

ゴルゴ線の改善のみならず、美しく若々しい印象を期待できます。
またゴルゴ線（ゴルゴライン）治療において脂肪注入は必須であり、顔の脂肪吸引を同時に行うことで太ももなどからの採取を行う必要がないというメリットもあります。
ベイザー脂肪吸引についてはこちらのページを御覧ください。

【パターン3】症例1【ゴルゴ線治療】35歳女性
頬アゴ下ベイザー・アキーセル脂肪吸引＋経結膜脱脂術＋ゴルゴ線剥離＋脂肪注入

患者さまは35歳の女性です。大きな病院で上下顎骨切りの手術を行ったことがあり、より強くたるみを感じていました。
診察をすると目の下のクマ（目袋）から中顔面にかけて強い線が見られ、中顔面には皮膚と深部組織に強い癒着が見られました。
ゴルゴ線（ゴルゴライン・インディアンライン）の診断となります。
また加齢による中顔面やせ、ほうれい線が目立つ状態（皮下脂肪の減少）と同時にフェイスライン及び顎下に必要以上の皮下脂肪の蓄積が見られました。
総じて、美しさと若々しさが損なわれた状態であるため、下記のような治療を行いました。

シンシアでおこなった治療

頬＋アゴ下のベイザー×アキーセル脂肪吸引
経結膜脱脂術
ゴルゴ線剥離
目の下中顔面脂肪注入

ゴルゴ線もほぼ消失し、美しくて若々しい顔立ちになっているのがわかります。

術前は
・中顔面ほうれい線の皮下脂肪の減少
・フェイスライン、顎下の余分な皮下脂肪の蓄積
・目袋（目の下のクマ）
によって顔面のボリュームの配置がよい状態ではなかったのが術後は一つの美しい球面に入っていることが美しさを達成した要因です。

一般的に顔の美しさと若々しさの基本は、
○顔の下半分のボリュームが少なく、中顔面にボリュームが有ることで顔の重心が高いこと
○また涙袋よりも下の部分に凹凸がなくオトガイにかけて1つの球面に収まること
であるので、それを目指す治療の組み合わせが有効となるのです。

赤：皮下脂肪の衰えを脂肪注入で改善
青：経結膜脱脂術でボリュームを減らす
緑：ゴルゴ線の癒着を剥離
紫：脂肪吸引

少し顎下腺と耳下腺の腫れがあるタイプなのでその部分の膨らみは残ります。（これは治療が基本的にありません）

平坦だった横顔にも立体感が出ています。

ゴルゴ線の癒着が強い場合笑顔で症状が悪化する場合がありますが、癒着をしっかりとなくしたことにより大幅な改善が見られました。

以下はダウンタイムです。

術後1日目では、頬にテープの貼ってある部位に約2mmの穴があいています。

■施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	アゴ下ベイザー脂肪吸引×アキーセル脂肪吸引、ゴルゴ線剥離、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）
施術内容	ベイザー脂肪吸引×アキーセル脂肪吸引で頬・アゴ下から脂肪を吸引。皮膚と深部組織の癒着を剥離。皮下脂肪を採取し、そこから老化細胞や血液等の不純物を特許技術の遠心濾過で除去。この中から粒子の細かい細胞群（マイクロCRF）を抽出して術部に注入。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	1,078,000円【アゴ下ベイザー脂肪吸引×アキーセル脂肪吸引 495,000円、経結膜脱脂術 220,000円、ゴルゴ線剥離（両側） 220,000円、マイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）目の下・中顔面 264,000円、又吉総院長による施術 33,000円、麻酔代 44,000円】 ※2023年1月現在

「【パターン3】「頬アゴ下のベイザー脂肪吸引と同時にゴルゴ線を治療する場合」に関する症例ブログ

※パターン1〜3以外の組み合わせ

【1年後】41歳女性ミントリフト5本＋5本ゴルゴ線剥離＋脂肪注入 2

まとめ

ゴルゴ線の原因

ゴルゴ線の原因の本質は頬の皮膚と筋肉など深部構造の癒着です。
皮膚のたるみ、皮下脂肪の減少及び下垂、表情筋の衰えは、ゴルゴ線の本質的な原因ではなく、
ゴルゴ線を悪化させる原因
あるいは
ゴルゴ線ではなく単なる中顔面やせ
の原因です。

“本物ではないゴルゴ線”と“本物のゴルゴ線”の違い

“本物ではないゴルゴ線”	“本物のゴルゴ線”
ただの中顔面やせにたるみが加わったもの	頬の中心に皮膚と筋肉など深部組織の癒着がある
ヒアルロン酸のような注入剤で容易に治療が可能	ゴルゴ線癒着剥離（ゴルゴ線剥離）＋脂肪注入という治療が必要

“本物のゴルゴ線”治療（シンシアのゴルゴ線治療）とは

ゴルゴ線の断端あたりの皮膚に約2mmの穴をあけ、そこから特殊なマイクロメスを使用して癒着を剥離
さらにこのスペースに、脂肪（マイクロコンデンスファット）を注入することで癒着の再発を防ぎ、ボリュームを回復する。

治療のパターン

【パターン1】ゴルゴ線の治療だけを行う場合

■ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF

ゴルゴ線は、中顔面における皮膚と深部構造の癒着が原因であるため、癒着を解消し脂肪を注入することによって、再癒着を防ぐとともに中顔面のボリューム回復、あるいはボリュームアップを達成する

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【パターン2】経結膜脱脂術（クマ治療）と同時にゴルゴ線を治療する場合

■経結膜脱脂術＋ゴルゴ線剥離＋マイクロCRF脂肪注入

ゴルゴ線は、いわゆるクマ（眼窩脂肪の眼窩外への脱出）との連続した線を構成することが多く、線だけではなく膨らみと凹みのコントラストの喪失により顔の美しさを減じていることが多いため、経結膜脱脂術と同時に治療を行う

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【パターン3】頬アゴ下のベイザー脂肪吸引と同時にゴルゴ線を治療する場合

■頬・アゴ下ベイザー・アキーセル脂肪吸引＋経結膜脱脂術＋ゴルゴ線剥離＋脂肪注入

ゴルゴ線の存在に加えて中顔面が低く顔の印象が平坦になっている、フェイスラインやアゴ下の皮下脂肪が増えているなどの場合は、脂肪吸引を同時に行うことで美しく若々しい印象とする

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コラム1. ゴルゴ線剥離について

”ゴルゴ線を剥離するとたるむから剥離してはいけない”
などと発言する医師がいますが、当院の患者さまの術後4年目の変化を見たらわかるように全くの見識違いです。

ゴルゴ線を放置してると、その部分にゴルゴ線の上のたるみが乗ってきます。
そうすると顔の真ん中が凹み、たるみが強調された状態になります。
通常の人よりもゴルゴ線が存在している人が損をしているとも言える部分です。

そもそもゴルゴ線は
”ほとんどの人には見られない、その人にとって悩みになっている弱点”
であるので、剥離してなくしてしまうことは
”同じ年齢のゴルゴ線のない通常の人の状態にする”
という治療です。

ゴルゴ線の正しい治療（ゴルゴ線剥離＋脂肪注入）手術によって過度にたるむ理由はありません。

>>「5.ゴルゴ線（ゴルゴライン・インディアンライン治療の実際」に戻る

コラム2. 本物のゴルゴ線がある場合にやってはいけない治療について

①絶対に行ってはいけない治療

■PRP・FGFなど

他院PRP後（【他院PRPによる眼の下激しい凹凸あり】★221　経結膜脱脂術＋マイクロCRF　）

PRPやFGFなど失われた細胞・組織・器官を再生し、機能を回復させる医療で作られるコラーゲンは、ダーマペン導入などよるにわずかな量でしたら皮膚質の改善などにつながります。

しかしながらFGFやPRPで作られるコラーゲンは、もともとある組織よりずっと硬く瘢痕のコラーゲンと同様の硬さがあるため、凹んでいるところを持ち上げるためのボリューム源として使われると確実に周囲から浮きます。
ケロイドや肥厚性瘢痕（=コラーゲンです）といった、硬いものが皮膚の下にあるようなものです。

無表情ではわからなくても、

○目の下なら笑った場合
○首のシワなら上を向いたとき

などでは、硬いものが浮き上がってしまい、不自然な状態になる可能性が非常に高く危険です。
またPRPでできたシコリの治療は基本的にありません。
よって、ゴルゴ線治療に限らず、皮膚質を挙げること以上の目的でPRPやFGF治療を行うのは相当危険といえます。
もちろん、癒着を伴う本物のゴルゴ線の場合、剥離なしでボリュームが出たところで、癒着が皮膚を引き込むために無効です。
なおかつ、PRP・FGF特有のシコリが発生し、治療もできないので絶対に行ってはならない有害な治療と言えます。

参考ブログ【ゴルゴ線治療】★357 29歳女性経結膜脱脂術＋マイクロCRF＋ゴルゴ剥離
※そもそも、PRPとFGFの組み合わせはFGFを作っている製薬会社と一般社団法人美容外科学会（JSAPS）がやってはならない治療として指定しています。

参考サイト科研製薬株式会社適正使用に関するお願い

②ゴルゴ線に対して行っても、ほぼ無意味な治療（正当な治療の障害になるリスクのあるもの）

■糸リフト

ゴルゴ線の癒着を改善させることが目的ではなく、加齢に伴う顔全体のたるみを改善させる目的で、ゴルゴ線にかからない範囲で入れる場合においては、一定の効果が期待できる場合があります。
しかしながら、ゴルゴ線を横断するような糸のリフトの挿入を行った場合ももともとの癒着に加えて、非解剖学的な方向に癒着・瘢痕が加わるので正しい癒着剥離を含めた治療の障害になる可能性があります。
もちろんゴルゴ線の癒着を改善させる効果はないのでゴルゴ線治療にはなりえません。

③「本物のゴルゴ線の癒着に対しての効果はない」が、「年齢と共にゴルゴ線が悪化した状態」に対して一定の効果が見られる治療

・ヒアルロン酸・脂肪注入によるボリュームの回復
・フェイスリフトによる皮膚とSMASなどのたるみ治療
・HIFU、サーマクールなどの美容皮膚科たるみ治療機器
・ダーマペンなどの皮膚質改善治療

下記に至っては気休め程度だと考えて良いと思います。

④医療ではないので効果がないもの（民間療法）

表情筋トレーニング

>>「4.本物のゴルゴ線の治療」に戻る

コラム3. ゴルゴ線と勘違いされている、笑ったときだけ現れる筋肉の膨らみについて（偽ゴルゴ線）

記はモニター患者さまです。
とてもスッキリとした目周りですが…

笑ったときに出るシワ
目の下の膨らみ（コレをゴルゴ線と思っている人結構います。）
鼻の横にでる膨らみ

およびこれでできる三角形が気になるとのことでした。
これは上唇鼻翼挙筋、眼輪筋、鼻筋の相互作用で出てくる線です。

このように
”笑ったときに好きじゃない状態になる”
といった場合には、基本的にボトックスが有効です。

実際に注入して1週間後には、

■施術の概要・リスク・費用はこちら

施術名	ボトックス注入目の下（ボトックスビスタ）
施術内容	極細の注射針でボトックスを注入し、表情によるシワを目立たなくする。
副作用・リスク	左右差・シワ・へこみ・しこり・施術箇所の形の変化（下垂・内反・外反）など
費用（税込）	ボトックス注入目の下（ボトックスビスタ）29,150円 ※2023年1月現在

比較としてわかりやすいように普通の笑い方ではなくて、”激しく寄せるよう”に筋肉を動かしてもらっていますが、
シワと目の下と鼻の横の膨らみも無くなって、気になる三角形も無くなっています。

この膨らみに対する治療は、人によってはちょっと表情が硬いと自分で感じることもありますが、悩みの改善との兼ね合いで、治療をするかしないか決めていただければと思います。
ちなみに普通に笑う程度では、今回の患者さまもとてもキレイな笑顔でした。

>>「2.ゴルゴ線とは」に戻る

手術概要・ダウンタイム・リスクなど

手術時間	約40分手術全体は同時に行う手術にもよる
麻酔	静脈麻酔を用いて完全鎮静・鎮痛（眠った状態）で手術を行います。点眼麻酔・局所麻酔を併用します。
痛み	手術中の痛みはありません。
傷あと	マイクロメスの穴（2~3mm）が残ります。
術後通院	およそ1週間目に抜糸、2週間目にチェックにご来院いただいてます。
シャワー	翌日から可能です。
洗顔	翌日から可能です。
メイク	翌日から可能です。
入浴	翌々日から可能です。
コンタクトレンズ	同時に受けている手術によります。
飲酒・運動	過度な飲酒や運動は腫れや痛みが強まる恐れがありますので、腫れのピークが過ぎた頃から様子を見ながら少しずつ開始してください。
ダウンタイムの症状副作用・リスク	2～3日間をピークに腫れ・違和感・軽い痛みが生じますが、約1週間で概ね改善します。内出血は約2週間で改善します。注入した脂肪が定着するまでには約2か月かかります。脂肪生着には個人差があります。個人差がありますが剥離部は術後瘢痕拘縮が発生します。シコリとして目立つ場合があります。この状態の改善には数ヶ月から1年程度かかる場合があります。手術部位に色素沈着が見られる場合があります。すでにゴルゴ線がシワになっている場合などゴルゴ線が完全になくならない場合があります。瘢痕拘縮によるシコリが残る場合があります。左右差・シワ・へこみ・しこり・下まぶたの形の変化（下垂・内反・外反）など

※ダウンタイムの症状の程度や期間、副作用の出現には個人差があります。

※術後の形態は全ての方で同一ではなく、骨格により個人差が生じます。100%イメージ通りの形態になることを保証するものではありません。

施術の流れ

ご予約～手術日前日まで

STEP 01 ご予約

患者様を極力お待たせしないよう、当院は完全予約制となっております。
ご予約は、メールフォーム、LINE、お電話にて承っております。

※厚生労働省の指導によりカウンセリングと手術日は別日に行っています。
海外にお住まい等の理由でご来院できない場合は、術前にお写真や身長・体重、血液検査の結果などをメール・LINEでお知らせいただいた上で、治療を検討していくメールカウンセリングも用意しています。
メールによるカウンセリングでは、実際に触診ができない状態での手術となります。各種デメリットもありますのでまずはご相談ください。

STEP 02 受付・診察・カウンセリング

受付は当院スタッフが対応いたします。
カウンセリングを行う前に、問診票をご記入いただきます。（カウンセリングは、手術を行う医師が直接対応いたしますのでご安心ください。）
問診票の記入が終わりましたら更衣室にて着替えをしていただきます。

カウンセリングでは、気になる部分を実際に見せていただいたり触診を行い、患者様の状態を把握します。
お悩みやご希望をうかがった上で、現在の状態を考慮し、行うべき治療の方法やリスクなどを詳しく説明します。

STEP 03 受付スタッフによる補足説明

医師によるカウンセリングの後は、ご希望に応じて受付スタッフがご不明点や料金などの質問を承ります。
受付スタッフがお答えできない専門的な内容は、更に医師に確認しお答えいたしますのでご安心ください。
※当院では、通常の美容外科にありがちな医師が説明しなかったり、高額な治療をすすめるような行為は行っていませんのでご安心ください。

内容に同意いただき手術をご希望される場合は、カウンセリング当日あるいは後日に、受付スタッフより手術料金、手術日程の調整、手術を受ける際の服装などの説明、また生活に関わることなども詳しく説明します。

STEP 04 予約確定

手術内容、料金など、すべて理解いただいた上で手術をご希望の場合、予約金の持参・振り込みを持って手術予約確定となります。

STEP 05 体調確認

手術数日前にスタッフより電話、LINEにて体調確認を行います。

手術当日

施術日当日は、ご自宅でメイク落としおよび洗顔をして、ノーメイクでのご来院をお願いいたします。

※お化粧が残っていると施術の妨げになりますので、丁寧に洗顔をお願いいたします。
メイクをしていなくても、日焼け止めやスキンケア用品が残っている場合は、看護師が拭き取らせていただくことがございます。

STEP 01 お支払い

手術料金から予約金を引いた残金をお支払いいただきます。
当日の体調や手術部位の確認を行うとともに、最終的な質問などをお受けします。

STEP 02 術前撮影、術後説明など

手術室に移動したら、手術着への着替え、術前の写真撮影、看護師による体調確認、術後の生活・服薬指導などが行われます。

STEP 03 マーキング

担当医師がマーキングを行います。

STEP 04 麻酔

静脈麻酔点滴を開始します。
点滴が開始して数分で眠くなります。
以後手術中は、痛みも意識も完全に取り除く持続静脈麻酔で麻酔をします。

STEP 05 手術

特殊なマイクロメスを使用してゴルゴ線剥離。
また、太ももなどから脂肪を採取した脂肪を精製し（マイクロコンデンスリッチファット）注入。

STEP 06 手術後

手術が終了すると、10分程度で麻酔より覚醒します。
覚醒してしばらくは、眠さ、だるさが残っていますので、通常1から2時間程度、手術室あるいは回復室でゆっくりと休みます。
【マイクロコンデンスリッチファットを行った場合】
脂肪採取部位から局所麻酔薬の圧出や圧迫固定などの処置を行います。

STEP 07 帰宅

体力が回復したら帰宅します。
帰宅の際にスタッフよりお薬の説明・術後診察の予約の確認をさせていただきます。

アフターケア

心配なことがあるときなどは、必要に応じてご来院ください。適宜医師が診察・処置をします。

よくある質問

手術前

Q まだ20代なのですが、手術は可能ですか？: A

頬中央に斜めに伸びるラインが、本物の「ゴルゴ線（ゴルゴライン）」です。劇画「ゴルゴ13」の主人公にちなんだ名称です。医学用語では、ミッドチークラインと呼んでいます。
Q ゴルゴ線の原因はなんですか？: A

ゴルゴ線の本質は皮膚と深部組織の癒着あるいは必要以上に発達したリガメント（支持靭帯）による皮膚の線状のくぼみです。皮膚のたるみ、皮下脂肪の減少及び下垂、表情筋の衰えによってより目立ってきます。
Q ゴルゴ線剥離とはなんですか？: A

若い頃からゴルゴ線が目立っていたり、指でつまんで膨らませようとしても膨らまずに線の部分がへこむ場合、その部分の皮膚が深部組織と癒着しています。この癒着を解除する治療がゴルゴ線剥離です。
Q ゴルゴ線剥離をしないで脂肪注入だけできませんか？: A

ゴルゴ線の癒着がある場合、その癒着部分を膨らませようと脂肪注入しても十分な効果がないばかりではなく、周囲の癒着以外の部分を膨らませてしまってかえってゴルゴ線が目立つリスクがあります。
Q 脂肪注入は必ずしないとだめですか？: A

必ず必要です。剥離した部分に脂肪注入を行わないと、ゴルゴ線の溝・凹みは解消できません。
Q なぜ脂肪を注入しないといけないのですか？ヒアルロン酸ではだめですか？: A

ヒアルロン酸は持続効果が1～2年程度であり、吸収されてなくなります。注入後に違和感が生じやすいことや繰り返しの注入が必要となります。その際、再癒着してゴルゴ線が再発する可能性があります。その点、脂肪注入は脂肪が生着することによって自然な感触で治療効果を維持できます。当院では必ず脂肪注入をしております。
Q 薬を常用していますが、手術してもらえますか？: A

薬の種類によりますので、薬の種類・名前を医師にお話ししていただければと思います。
Q 手術当日、車で来院可能ですか？: A

術後は麻酔の影響で眠気が続くなどするので、当日の自動車・バイク等の運転はできません。公共の交通機関を利用してご来院ください。

手術時

Q ゴルゴ線剥離はどのようにしますか？: A

特殊なマイクロメスを使用して癒着部を丁寧に剥離します。
Q 脂肪はどこから採取しますか？: A

ゴルゴ線剥離など顔への注入だけを行う場合は、太ももや腹部から脂肪を採取します。頬顎下などの脂肪吸引を併せて行う場合は、脂肪吸引した脂肪を使用します。
Q どのような脂肪注入を行いますか？: A

ご自身の脂肪を精製して注入に適した細かい状態にしたマイクロコンデンスリッチファット（マイクロCRF）による脂肪注入を行います。ご自身の脂肪なので、生着後は自然な感触で効果を長期に維持できます。
Q 手術中に痛みは感じますか？: A

静脈麻酔を使用して無意識下の鎮静鎮痛状態で手術するため、術中の痛みはありません。

手術後

Q ゴルゴ線剥離部のダウンタイムはどれぐらいですか？: A

個人差はありますが、術後の腫れや内出血は、1～2週間程度となります。
Q 脂肪採取部のダウンタイムはどれくらいですか？: A

太ももや腹部から脂肪を採取した場合、痛み・腫れ・内出血が1～2週間見られ、引き続き数週間から数ヶ月硬い状態が続きます。採取量にもよりますが、多少の立体的な変化・凹凸や炎症後色素沈着を生じる場合があります。
Q 術後、ゴルゴ線剥離をしたところに硬さやしこりがあるのですが、治りますか？: A

個人差はありますが、3ヶ月から6ヶ月程度は様子を見てください。体質によっては数ヶ月以上続いたり、炎症後色素沈着が見られる場合があります。気になるようなら医師にご相談ください。
Q 術後、ゴルゴ線剥離をしたところに硬さやしこりがあるのですが、マッサージをしても大丈夫ですか？: A

決してマッサージは行わないでください。マッサージでさらに悪化します。硬さやしこりが気になる際は、内服薬やステロイド局所注射をご用意していますので、ご相談ください。
Q 術後に剥離部位に色素沈着があるのですが、なくなりますか？: A

剥離部の色素沈着は数か月残る場合もあります。気になる場合は、保湿、紫外線対策の徹底とハイドロキノンの外用をおすすめしています。
Q ヨガやジムなどの運動はいつからできますか？: A

概ね術後3日目ごろより可能です。
Q 顔のマッサージはいつから行えますか？: A

術後、硬さやしこりがなければ、2ヶ月後から可能です。
Q どれくらいからレーザーなどの肌治療が可能ですか？: A

術後2週間をすぎて、腫れ・内出血が引けば可能です。ただし、色素沈着が見られた場合、レーザーを当てると悪化する可能性があります。その際は、色素沈着部分は避けて施術する事が可能ですのでご相談下さい。
Q 喫煙・飲酒は手術に関係ないですか？: A

喫煙は術後の回復と注入脂肪の生着に大きな影響がありますので、避けてください。飲酒は手術前日からやめていただき、術後は腫れが治まるまでは控えた方が良いでしょう。

施術料金

※価格は税込価格です

ゴルゴ線剥離（別途マイクロCRF料金が必要です。）: 両側

220,000円

片側

132,000円
マイクロCRF（中顔面）: 1箇所

363,000円

2箇所

407,000円

3箇所

440,000円
静脈麻酔: 33,000～55,000円

組み合わせ治療

経結膜脱脂術＋マイクロCRF（目の下中顔面）＋ゴルゴ線剥離（両側） ＜含まれる施術＞・経結膜脱脂術＋マイクロコンデンスリッチファット（目の下中顔面）・ゴルゴ線剥離（両側）・静脈麻酔: 770,000円
頬アゴ下VASERアキーセル脂肪吸引＋マイクロCRF＋ゴルゴ線剥離（両側） ＜含まれる施術＞・ベイザー脂肪吸引（頬アゴ下）アキーセル・マイクロコンデンスリッチファット（中顔面）・ゴルゴ線剥離（両側）・静脈麻酔: 1,012,000円

組み合わせ治療　又吉総院長による施術

経結膜脱脂術＋マイクロCRF（目の下中顔面）＋ゴルゴ線剥離（両側） ＜含まれる施術＞・経結膜脱脂術＋マイクロコンデンスリッチファット（目の下中顔面）・ゴルゴ線剥離（両側）・静脈麻酔: 814,000円

ゴルゴ線（ゴルゴライン、インディアンライン）治療【ゴルゴ線剥離・脂肪注入・マイクロCRF】

ゴルゴ線（ゴルゴライン、インディアンライン）とは

ゴルゴ線の原因

ゴルゴ線とは

ゴルゴ線の治療について（ゴルゴ線剥離）

本物のゴルゴ線の治療

本物ではないゴルゴ線（ただの中顔面痩せ或いはたるみ）に対する治療

本物のゴルゴ線の治療

ゴルゴ線（ゴルゴライン・インディアンライン治療の実際）

【パターン1】ゴルゴ線の治療だけを行う場合

【パターン2】経結膜脱脂術（クマ治療）と同時にゴルゴ線を治療する場合

【パターン3】頬アゴ下のベイザー脂肪吸引と同時にゴルゴ線を治療する場合

まとめ

ゴルゴ線の原因

“本物ではないゴルゴ線”と“本物のゴルゴ線”の違い

“本物のゴルゴ線”治療（シンシアのゴルゴ線治療）とは

治療のパターン

コラム1. ゴルゴ線剥離について

コラム2. 本物のゴルゴ線がある場合にやってはいけない治療について

①絶対に行ってはいけない治療

②ゴルゴ線に対して行っても、ほぼ無意味な治療（正当な治療の障害になるリスクのあるもの）

③「本物のゴルゴ線の癒着に対しての効果はない」が、 「年齢と共にゴルゴ線が悪化した状態」に対して一定の効果が見られる治療

④医療ではないので効果がないもの（民間療法）

コラム3. ゴルゴ線と勘違いされている、笑ったときだけ現れる筋肉の膨らみについて（偽ゴルゴ線）

手術概要・ダウンタイム・リスクなど

施術の流れ

ご予約～手術日前日まで

手術当日

アフターケア

よくある質問

手術前

手術時

手術後

施術料金

組み合わせ治療

組み合わせ治療 又吉総院長による施術

③「本物のゴルゴ線の癒着に対しての効果はない」が、「年齢と共にゴルゴ線が悪化した状態」に対して一定の効果が見られる治療

組み合わせ治療　又吉総院長による施術