目の下のクマ・たるみ取りで疲れた印象や老化を解消し明るく若々しい表情に

Face― 顔のお悩み ―

若々しく明るい印象のお目元に
目の下のクマ・たるみ取り

目の下のクマ・たるみ取りとは…

老け顔や疲れ顔といったマイナスの印象の原因となるクマやたるみを改善する治療です。
シンシアには全国から口コミを調べた数多くの患者さまが集まり、毎日この手術を行っています。

  • 症例:経結膜脱脂術+マイクロCRF(目の下・中顔面)
  • 症例:経結膜脱脂術+マイクロコンデンスリッチファット(眼の下・中顔面)

このページではこれらの写真のような、いわゆる目の下の悩み(クマ)を改善させる治療について解説しています。

目の下のクマとは

“クマ”という言葉自体は、歌舞伎などで使われる「隈(くま)取り」のクマが由来なのですが、普段使われている意味としては

  • 目の下が老けて見える
  • 目の下が疲れて見える
  • 目の下が美しくない
  • 目の下が可愛くない

のような状態を表現しているものとなります。

しかしながら、クマを良くするためにはどうしたら良いか?
を理解するためには、

自分の目の下の何が問題で、何を良くしていくべきか

を把握することがとても重要です。
よって、まずは

○目の下のクマの原因(5つ)
をご理解頂いた上で、

○5つのクマの原因それぞれに対する治療の説明
を行い、最終的にどの様な治療を組み合わせていくことが重要なのか・・・ という流れになります。

目次

  1. 1. 目の下のクマの原因(目の下から若さ、美しさがなくなる原因)
    1. 1.1. 皮膚のたるみ(クマの原因①)
      1. 1.1.1 治療例1 73歳女性 皮膚を切って治療をした場合
      2. 1.1.2 治療例2 61歳男性 皮膚を切らずに皮膚のたるみはそのまま残す場合(術後皮膚自体のたるみがほどほど目立つ)
      3. 1.1.3 治療例3 54歳女性 皮膚を切らずに皮膚のたるみはそのまま残す場合(術後皮膚のたるみをあまり感じない)
    2. 1.2. シワ(クマの原因②)
    3. 1.3. 色調(クマの原因③)
      1. 1.3.1. 下まぶたの皮膚は色調が暗く見えるのは当然のこと
      2. 1.3.2. 治療方針1 美容皮膚科的なアプローチで皮膚を透けにくくし色調を改善させる
      3. 1.3.3. 治療方針2 色素沈着の治療
    4. 1.4. 目の下の膨らみ(涙袋の下の膨らみ=眼窩脂肪の脱出=目袋)(クマの原因④)
      1. 1.4.1. 眼窩とは
      2. 1.4.2. 眼窩脂肪とは
      3. 1.4.3. 目の下の膨らみ“目袋”とは
      4. 1.4.4. 目袋の解剖学的状態をわかり易く解説
      5. 1.4.5. 目袋の治療は経結膜脱脂術
    5. 1.5. 凹み(皮下脂肪の減少、痩せ)(クマの原因⑤)
      1. 1.5.1. 目の下の凹み、と中顔面の凹み
      2. 1.5.2. 凹み、痩せに対する治療は脂肪注入
    6. 1.6. クマの5つの原因 まとめ
  2. 2. シンシアで行っているクマの治療とは
    1. 2.1. 目の下のクマの治療の本質とその種類について
    2. 2.2. 経結膜脱脂術及び眼窩脂肪注入とは
      1. 2.2.1. 経結膜脱脂術とは
      2. 2.2.2. 眼窩脂肪注入とは
      3. 2.2.3. 経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入のダウンタイム
    3. 2.3.経結膜脱脂術+マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)とは
      1. 2.3.1. マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)について
      2. 2.3.2. マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)のメリット
      3. 2.3.3. マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)のダウンタイム
    4. 2.4. リスクについて
      1. 2.4.1. シワが出現あるいは増える
      2. 2.4.2. 目の下の皮膚が黒くなったように感じる
      3. 2.4.3. 上瞼がくぼむ(くぼみ目)
      4. 2.4.4. たるみが強くなったように感じる
      5. 2.4.5. 下まぶたが凹んだ
      6. 2.4.6. 下眼瞼縁が下がる・三白眼になったように感じる
      7. 2.4.7. 蒙古襞が強くなったように感じる
      8. 2.4.8. 斜視(眼位不正)
      9. 2.4.9. 左右差
      10. 2.4.10. 術後早期の手術による反応
      11. 2.4.11. 下眼瞼皮膚の損傷
      12. 2.4.12. 脂肪注入部位のシコリ
      13. 2.4.13. 逆まつげ
      14. 2.4.14. 再発
      15. 2.4.15. 太ももからの脂肪採取を行った場合
      16. 2.4.16. 本人の予期(希望)していたことと違う
    5. 2.5. クマ治療(皮膚のたるみが非常に強い場合)
    6. 2.6. 麻酔について
  1. (コラム 1)いわゆる色グマ分類に医学的な意味はない
  2. (コラム 2)一般的なクリニックで行われる経結膜脱脂術が再発する理由
  3. (コラム 3)マイクロCRFにかぎらず、すべての脂肪注入を行わないほうが良い部位
  4. ・手術概要・ダウンタイム・リスクなど
  5. ・施術の流れ
  6. ・よくある質問
  7. ・目の下のクマ・たるみのおすすめメニュー
  8. ・料金

1. 目の下のクマの原因
(目の下から若さ、美しさがなくなる原因)

1.1. 皮膚のたるみ(クマの原因①)

年齢とともに皮膚は、コラーゲン・エラスチン量が低下し、ゆるみがでてきます。
下まぶたの皮膚も例外ではありません。
60歳を超えることからそのたるみは顕著になります。

皮膚自体のたるみを改善させるためには

  • 美容外科的には皮膚を切り取ってたるみを減らす。
  • 美容皮膚科的にはサーマクールなど熱変性による皮膚の収縮

などがおすすめです。また“皮膚のたるみ自体は受け止める”という手段も重要です。
以下の症例をご覧ください。

1.1.1. 治療例1 73歳女性 
皮膚を切って治療をした場合
  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後1年

皮膚のたるみを切除し、眼窩脂肪の眼窩外への脱出を改善させ、上顎骨上の皮下脂肪の減少を回復することによって、若々しく美しい目の下になっています。

1.1.2. 治療例2 61歳男性 皮膚を切らずに皮膚のたるみはそのまま残す場合(術後皮膚自体のたるみがほどほど目立つ)
  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後2ヶ月

眼窩脂肪の眼窩外への脱出(目袋)が高度な上に、皮膚のたるみが強い状態です。
目袋がなくなってスッキリとしていますが、皮膚のたるみは切り取っていないので、そのまま残っています。
たるみは残ったままでも、術前よりは見た目の改善が得られています。
また、もともと存在していたシワは目袋によって伸ばされていましたが、目袋がなくなったあとは本来のシワになっています。

1.1.3. 治療例3 54歳女性 
皮膚を切らずに皮膚のたるみはそのまま残す場合(術後皮膚のたるみをあまり感じない)
  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後2ヶ月

54歳ですので皮膚のたるみも、ちりめんジワも当然強くなってきている年齢ですが、【例2】の61歳の男性と違って、術後の皮膚のたるみは他人に認識されない状態です。
結果として、皮膚を切らない手術を行ったことが正解だったといえます。
概ね60歳以下の場合、皮膚のたるみ自体は高度でないことが多いため、皮膚を切り取っての皮膚のたるみ治療は行う必要がないことが多いです。

このお写真の患者さまの場合、術前の加齢の印象、疲れの印象、美しさの阻害は皮膚のたるみによるものではなく、眼窩脂肪の眼窩外への脱出と下まぶたよりも下側の皮膚が厚く、皮下脂肪がある部分の皮下脂肪が痩せていることによるものだったと言えます。

:経結膜脱脂術により眼窩脂肪の脱出状態の治療
:脂肪注入により皮下脂肪が減少している部分の改善

を行うことで皮膚のたるみ、シワを治療せずに美しさと若々しさの改善を行っています。

1.2. シワ(クマの原因②)

 

シワは大きく分けて表情ジワとちりめんジワに分けられます。

 
① 表情ジワ
皮膚が薄くて笑うときなどに、筋肉の収縮が強い場合に入る「筋肉の動き」と強く関連するシワです。体質によっては、幼少期からシワが見られることがあります。
② ちりめんジワ
皮膚のコラーゲン・エラスチン量が減少するに従い、筋肉の動きと関係なく「皮膚がひび割れてくるように」小ジワが入ることをちりめんジワといいます。

体質にも非常に影響されますが、表情ジワ、ちりめんジワともに、年齢とともに強くなってくる傾向があります。
とくに下まぶたは、顔の皮膚が2mmを超えていることに対して0.6mm程度の厚みしかないため、加齢に伴うコラーゲン・エラスチンの減少が、“シワ”として顕在化しやすい部位となります。

治療としては“たるみ”同様に

  • 外科的には切除
  • 美容皮膚科的にはサーマクールなどによる皮膚収縮

が考えられます。
しかしながら、より重要なことは、美容皮膚科的なアプローチで予防(ダーマペンで成長因子を導入する・ボトックスで筋肉の影響を緩和するなど)することです。

なお、まぶたの皮膚は0.6mmと薄いため、ベビーコラーゲンを含めた“シワに注入する”治療は、凹凸に繋がるので行うべきではありません。
クリニックによっては、「深く入れることによってシワを伸ばす」という考え方で、下まぶたのシワに注入治療を行うことがありますが、目袋によって伸ばされている状態に近づくだけなので、本質的には美しさを毀損する間違った治療ですのでご注意ください。

 

本質的にシワ自体は

  • 若い人でも見られることもあること
  • 美しさの足を引っ張らない
  • 他人はシワをほとんど認識しない
    (上の女性の拡大写真ではかなりシワが存在しますが、顔全体の写真ではシワよりも自然な美しさが印象に残る)

といった理由により、美容外科的な治療を行わないという選択もあります。
基本的には、シワに強い皮膚のたるみを併発した場合にのみ「切開を伴う治療」を行うことをおすすめしています。

1.3. 色調(クマの原因③)

1.3.1.下まぶたの皮膚は色調が暗く見えるのは当然のこと

下まぶたは皮膚が薄く0.6mm程度の厚みしかありません。(⇔頬の皮膚の厚さは約2.2mm)
薄い皮膚の下には皮下脂肪がありません。(⇔頬の皮膚の下には皮下脂肪あり)
約0.6mmの皮膚は筋肉や血管がよく透けるようになります。

その血管は、青紫色や赤く(毛細血管や炎症がある場合)透け、筋肉は赤黒く透けます。
また、まぶたの皮膚はこすられる機会が多いこと(女性の化粧、化粧落としを含めて)もあり、色素沈着をしやすい部分です。

このまぶたの性質による2つの大きな原因

  • 皮膚が薄く皮下脂肪がないことで暗い内部構造が透ける
  • 色素沈着しやすい

によって、下まぶたは本質的に暗く見えることは避けられません。

一方、頬の皮膚は約2.2mmと厚く透けにくい上に、皮膚の下には皮下脂肪が存在しています。
皮下脂肪は血管や筋肉と比べて白いため透けても黒く見えません。

 

例外的に目袋の膨らみが強い場合、その膨らみに光が強く当たるため反射して白く見える場合があります。
写真の女性の場合②より①のほうが色調が明るい。
目袋の膨らみがない場合①の部分は②より色調が暗い。

同一人物の目の下の比較ですが、年を取った状態の目の下は膨らみが強く光が当たって白く見えています。
若い頃の目の下は黒くて凹んでいますが、こちらのほうが当然若々しく見えます。

このように下まぶたの皮膚は

  • 薄くて透けている状態が正常
  • こすりやすい場所であり色素沈着し易い部位

であることから

○目の下の皮膚が暗い色調である
ことと
○老けて見える、疲れて見える、美しくない、いわゆるクマ状態
とは同じとは言えません。

よって、色調が暗いこと自体に対する治療は必要ないとも言えるのですが、あえて行うなら、下記のような美容皮膚科的なアプローチになります。

1.3.2. 治療方針1 美容皮膚科的なアプローチで皮膚を透けにくくし色調を改善させる
【下まぶたの皮膚を厚くする】
ダーマペン、水光注射、スネコスなどコラーゲンブースターと呼ばれるタイプの治療
下まぶたの皮膚にコラーゲンを“わずかずつ増やす”という治療が存在し、一定の効果があります。
しかしながら、0.6mmの皮膚がどんなに厚くなったとしても、顔の皮膚の厚さである2.2mmには遠く及ばないことは理解しておく必要があります。
(※やってはいけない治療)PRPやFGFなどの治療でコラーゲンを劇的に増やす治療
PRPやFGFで作られるコラーゲンは怪我したときにできる瘢痕と同じ種類のものでありとても硬いため、多量になるとシコリとなります。
特に下まぶたの皮膚(上まぶたの皮膚も)においては0.6mm程度の厚みしかないため、硬いものが存在するとわずかな量であってもシコリとなりとても目立つため行ってはなりません。
ただしPRPやFGFもダーマペンなどでわずかずつ効果を出す場合には有効です。
1.3.3. 治療方針2 色素沈着の治療

下まぶたの色素沈着を改善させるのは非常に困難ですが、

  • 目の下を触らないようにする(化粧も控える)
  • 美白効果のある薬剤を水光注射やダーマペン、メソセラピーで導入する

などが考えられます。




目の下の美しさと若々しさにとって

  • 下まぶた自体の色調はそれほど問題にはならないこと
  • 色調を改善させる治療は難しい

ということをご理解ください。


※目の下(下まぶたの皮膚)は色調が黒いのは悪いことではない

1.4. 目の下の膨らみ(涙袋の下の膨らみ=眼窩脂肪の脱出=目袋)(クマの原因④)

目の下の若々しさ、美しさを最も阻害するのが下まぶたの膨らみです。
この本質は、眼窩脂肪が多すぎるため圧が高まり、眼窩から脱出、下まぶたの皮膚がうしろから押された状態で一般的に“目袋”と言われています。

世の中でクマと呼ばれるもののほとんどはこのふくらみが原因と言えます

1.4.1. 眼窩とは

頭蓋骨の中で“目”を収める部位のことを指します。

1.4.2. 眼窩脂肪とは

眼窩内に存在し、眼球や筋肉など以外で眼窩内のボリュームを保つために存在しています。

1.4.3. 目の下の膨らみ“目袋”とは

眼窩脂肪が眼窩縁を超えて前に出てきている状態が、“目の下の膨らみ=目袋”です。
本来眼窩内に収まっていないといけない“眼窩”脂肪が眼窩から“はみ出している”という状態です。
本来あるべき部位からはみ出すことを医学的には“ヘルニア”といいますが、“目の下の膨らみ=目袋”は眼窩脂肪ヘルニアと言っても良い状態です。
すなわち解剖学的に破綻している状態であるので美しくないといえます。
この眼窩脂肪の脱出の原因は

  1. 眼窩脂肪は年齢とともに増える人が多い
  2. 体質的に眼窩脂肪が多すぎる(若くても脱出する人がいる理由)
  3. 下まぶたの皮膚および眼輪筋、眼窩隔膜のテンションが年齢とともに落ちて支える力が弱くなる

などが考えられますが、本来下まぶたは、眼球が自由に動かせるようにできているという理由で“若い頃から”支える力がほとんど無い組織であるので、1、2の眼窩脂肪の量が、原因のうちのほとんどを占めると考えて良いといえます。

1.4.4.目袋の解剖学的状態をわかり易く解説

正面から実際に見てみると涙袋の下にもう一つ膨らみがあるのがおわかりになると思います。


  • 術前

  • ■赤斜線:目袋=眼窩脂肪の眼窩外への脱出
    ■青斜線:目袋の下の皮下脂肪痩せによる凹み
    ■紫斜線:中顔面の皮下脂肪痩せによる凹み
    ■緑矢印:眼窩脂肪の脱出方向
    ■黄色線:眼窩を構成する骨の縁
    ■黄破線:骨の高さ

この眼窩脂肪の脱出こそが、いわゆるクマと言われる状態(目の下が美しくない、若々しくない)の本質と言えます。

正面から再度解剖を把握します。

※画像は横にスクロールします ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒

※画像は横にスクロールします ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒

線はそれぞれ

  1. ① 下まぶたの上縁
  2. ② 涙袋(概ね眼輪筋で構成される)の下縁
  3. ③ 眼窩を構成する骨(上顎骨)の上縁
  4. ④ 下まぶたの皮膚(0.6mm)から頬の皮膚(2.2mm)に移行する高さ。
    下まぶたの皮膚の下には皮下脂肪なし、頬の皮膚の下には皮下脂肪あり。この高さで段差ができる人がいる。
1.4.5. 目袋の治療は経結膜脱脂術

ご自身の顔でも鏡で是非確認してほしいのですが、大切なことは「眼窩を構成する骨の縁は、涙袋の下縁の高さとほとんど変わらない」ということです。
眼窩の骨の縁は基本的に体表から分かりません。(よってよく言われる”骨の段差が見えるとコケて見える”というのはウソ)

治療は、経結膜脱脂術などで眼窩脂肪を減らし、眼窩から脱出しないようにすることです。
一般的に“クマ治療”と呼ばれるものの中心は、この経結膜脱脂術となります。

1.5. 凹み(皮下脂肪の減少、痩せ)(クマの原因⑤)

1.5.1. 目の下の凹み、と中顔面の凹み

もともとの体質、或いは加齢によってボリュームが必要なところに十分なボリュームが無いという状態も、美しさや若々しさを阻害する要因となります。

この図では

■青斜線部…目の下の痩せ
■紫斜線部…中顔面やせ

と呼んでいます。
いずれも皮膚が厚い部分、皮下脂肪がある部分の“皮下脂肪”が痩せてきている状態です。

1.5.2.凹み、痩せに対する治療は脂肪注入

青斜線部(目の下)が痩せると目袋が一層目立つことに繋がることや、横顔が平坦になること頬骨が目立つなどのデメリットがあります。
紫斜線部(中顔面)まで痩せると、更に老けて見えたり美しさが減じる結果となります。この治療を行うにあたっては、ボリュームを回復させる治療、すなわち脂肪注入が最も優れた治療となります。
(※ヒアルロン酸を目の周りに注入するクリニックもありますが、下まぶたの皮膚がごく薄いため、その部分に少しでも漏れると透けて青くなります。(チンダル現象)この部位へのヒアルロン酸の注入は、瘢痕的なコラーゲンを誘導しやすくシコリになりやすいので危険な治療でもあります。その上この部位にヒアルロン酸を注入するほとんどのクリニックが目袋を放置するため不自然で平坦な顔になりやすいです。)

また必ず、眼窩脂肪の脱出(=目袋)の治療(経結膜脱脂術)を同時に行う必要があります。
同時に行わない場合、目袋の膨らみに合わせて凹みを改善させることになるため、
“ブヨブヨとして締まりのない平坦な顔つき”
という結果になります。

脂肪注入に関しては

■青斜線部(目の下)だけの場合
必要な脂肪の量が少ないので、経結膜脱脂術で除去した眼窩脂肪を医師の手作業で精製し細かく分離して注射で注入。(当院では眼窩脂肪注入と呼んでいます。)希望があればマイクロコンデンスリッチファット(後述)を行うことも可能です。

■紫斜線部(中顔面)までボリュームを回復させる場合
量を多く確保する必要があるため太ももやお腹などから相当量の脂肪を確保。また量を多めに注入する場合は質を良くしないとシコリの原因となるため精製します。当院ではマイクロコンデンスリッチファットという精製方法を採用しています。

1.6. クマの5つの原因 まとめ

  • “クマ”という言葉は、目の下が美しくない、老けて見える、疲れて見えるという状態を表す概念であり、“クマ治療”という言葉自体では何を良くすればいいかわからない。
  • 目の下が老けている、疲れて見えるなどのネガティブな状態を改善させるためには、その原因を改善させる必要がある。
  • 目の下が老けている、疲れて見える(いわゆる目の下クマ状態)の原因は5つ
     1. 皮膚自体のたるみ
     2. シワ
     3. 色調
     4. 眼窩脂肪の脱出
     5. 皮下脂肪の痩せ
  • 「1.皮膚自体のたるみ」「2.シワ」は、皮膚を切開して切り取ることで、一定の改善が見込める。
    ただし下眼瞼外反のリスクなどがあるのでメリットが大きい状態でなければ勧めない。
  • 「3.色調」は、手術では治らない。
  • 「4.眼窩脂肪の脱出」「5.皮下脂肪の痩せ」は、手術で改善可能。

2. シンシアで行っているクマの治療とは

2.1. 目の下のクマの治療の本質とその種類について

「目の下のクマとは」でご理解いただいたように、いわゆる目の下を若々しく、美しくする“クマ治療”とは

  • 眼窩脂肪の眼窩外への脱出
  • 顔面皮膚(厚さ≒2.2mm)下の皮下脂肪の減少(衰え)

を改善することが主体となります。
この眼窩脂肪の眼窩外への脱出を改善する治療法(手術)が 経結膜脱脂術 となります。
顔面皮膚(厚さ≒2.2mm)下の皮下脂肪の減少(衰え)を改善する方法が脂肪注入です。
この脂肪注入は部位、量に応じて以下の2つに分かれます

  • 除去した眼窩脂肪の膜を外し細かく分離して針で注入する“眼窩脂肪注入”(少量、目袋の下の凹みだけの場合)
  • 太ももなどから採取した脂肪をフィルターを掛けながら遠心分離し精製、更に細かい状態に分離した状態のものを針で注入する“マイクロコンデンスリッチファット”(相当量の確保が可能、中顔面やほうれい線までボリュームロスが見られる場合)

2.2. 経結膜脱脂術及び眼窩脂肪注入とは

”経結膜脱脂術”とは
下瞼の結膜(矢印①)を切開し、眼窩脂肪のうち眼窩を 脱出しそうな”固定されていない眼窩脂肪のみ”を直視下に 除去することによっていわゆる目袋(赤斜線部位)の ボリュームを減らす(矢印②) 手術である。

”眼窩脂肪注入”とは
経結膜脱脂術で除去した眼窩脂肪から膜成分や 血管などを除去したあと手動で細かく分離し、 注射にて目袋の下の部分の皮下脂肪が痩せた部分 (青斜線部位)のボリュームを回復する(矢印③)手術。

2.2.1. 経結膜脱脂術とは
  1. 下まぶたの粘膜(結膜)を切開し、下斜筋、上顎骨縁、頬骨縁を同定しながら、3つのパーテーションで区切られている眼窩脂肪にアプローチ。
  2. 眼窩脂肪は固定されているもの(体にとって重要)と固定されずブラブラしているもの(年齢とともに増大することが多い)に分かれているので、眼窩の骨を乗り越えて目袋の原因となる固定されていない眼窩脂肪を除去する。
  3. 切開した下まぶたの粘膜(結膜)を修復して終了

という手術です。


  • 下まぶたの裏の粘膜(結膜)から左の眼窩内を見ている写真。
    ※左手のリングピンセットは眼窩の骨の裏に潜り込んでいます。
    ※右手のピンセットの先端は下斜筋に触れています。

眼窩脂肪は、この下斜筋を保護しながら、その内側と外側からアプローチして除去するので、基本的に2つの塊として除去されます。
3つの眼窩脂肪のうち中央の眼窩脂肪は、下斜筋にからみつくように存在しているため、内側あるいは外側の脂肪と一緒に取れることもあれば、写真のように内側と中央の一部、外側と中央の一部といった形で取れることも多いです。

このように、シンシアの経結膜脱脂術は
眼窩内をしっかりと確認しながら、除去すべき脂肪だけをしっかり除去するという
病態を改善させるための理屈に沿った手術

になります。

2.2.2. 眼窩脂肪注入とは
  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後2ヶ月

年齢とともに

  • 眼窩脂肪は脱出して下まぶたの皮膚が押されて目袋が形成
  • 目袋の下の皮膚が厚い部分の皮下脂肪は痩せてくる

という状態になります。

この写真の青に囲まれている部分に、経結膜脱脂術で除去した眼窩脂肪の膜をはずし、手作業で細かく分離してから注射で注入することで“皮下脂肪のボリュームダウンを回復する”という施術が、眼窩脂肪注入となります。
眼窩脂肪は、熟練した医師が膜を外して細かく分離した場合、少量の脂肪注入用として特に問題になることはありません。

注入が上の写真で青で囲まれる小範囲の場合は、マイクロコンデンスリッチファット、ナノリッチファットなどと比較しても、シコリの形成のリスク、生着率に有意な差はありません。

2.2.3. 経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入のダウンタイム

普段は見えない結膜(下まぶた裏の粘膜部分)を切開するため、傷が見えず抜糸の必要もありません。
腫れや内出血などのダウンタイム症状が比較的軽く短期間のため、他人にも気付かれにくいのも大きな特長です。
(腫れのピークは手術当日~2日程度、通常は約1週間で程度まで改善します。内出血も軽度で、メイクで隠せる程度で治まる場合がほとんどです。)

この手術のダウンタイムは一般的にあまり強くありません。

54歳女性
  • 施術前
    術前
  • 施術前
    手術直後
  • 施術後
    術後1週間

この程度にとどまりますので、翌日からメイクも可能で社会生活に支障が起きにくいといえます。

30歳女性

  • 術前

  • 術後2ヶ月

  • 術後2ヶ月(フラッシュあり)

  • 手術直後

  • 術後2日目

  • 術後1週間

このお写真の患者さまの場合、術後2日目から仕事を行ったとおっしゃっていました。

この他にもシンシアのドクターのブログに500件を超える(2022年5月時点)クマ治療の術前・術後、ダウンタイムの写真が掲載されていますのでぜひご覧ください。

2.3. 経結膜脱脂術+マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)とは

”経結膜脱脂術”とは
下瞼の結膜(矢印①)を切開し、眼窩脂肪のうち眼窩を脱出しそうな”固定されていない眼窩脂肪のみ”を直視下に除去することによっていわゆる目袋(赤斜線部位)のボリュームを減らす(矢印②)手術である。

”マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)”とは
太ももやお腹などの部位に3mm弱の小さな孔をあけ、皮下脂肪を採取する。その皮下脂肪をマイクロCRFプロセスにてフィルターにかけながら遠心分離すると精製される、それを微細化するとマイクロCRFとなる。これは量の確保が可能なので目の下(青斜線部)のみならず、中顔面やほうれい線などの広範囲(紫斜線部)に注入することが可能。またキメが細かいためキレイに分布し(デザイン性の高さ)、生着率も良い。

2.3.1. マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)について

コンデンスリッチファット(CRF)とは太ももや腹部などに3mm程度の孔をあけ、そこから採取した脂肪を厚生労働省認可機器でウェイトフィルター(特許)を装着し、外気に触れないまま遠心分離にかけ、石灰化や脂肪壊死の原因になる活きの悪い細胞や、破壊された細胞の残骸・油脂などの不純物を除去して、精製されたものです。

マイクロ・コンデンスリッチファット(マイクロCRF)とは作成したコンデンスリッチファットが注入に適しているほど細かい状態になっているものを指します。
細胞一つ一つが注入先の周りの組織より酸素・栄養を受けやすいため、生存率が上がるとともにシコリのリスクが低くなっています。

2.3.2. マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)のメリット
メリット1
キメが細かいため、ヒアルロン酸を注入するように、細い針でデザイン性高く注入可能
※写真の患者様は、静脈麻酔で完全に意識がありませんがベッドを起き上がらせ、三人がかりで安定させることで凹んでいる部位が明確になっています。通常のクリニックでは、マーキングはしますが仰向けのままの注入のため、量が医師のカンに頼ることになりデザイン性が低いといえます。
メリット2
太ももやお腹などから充分な量の脂肪を確保することが可能なため、加齢や体重減少によって失われた頬のボリュームアップや、ほうれい線・マリオネットラインの緩和、アゴの形の調整など、ご希望の部位への注入が可能。 また、脂肪注入は一般的に注入量が多くなるとシコリなどになりやすいが、質の高さによってシコリができにくいといえる。
メリット3
皮下脂肪に注入されたマイクロCRFは周りの皮下脂肪と同化し、太ったときには周りの皮下脂肪とともに大きくなり、痩せたときや老化とともに皮下脂肪が減少してきたときには、周りの皮下脂肪とともに減少するので時間が経っても自然。
  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後4年
2.3.3. マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)のダウンタイム

経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入のダウンタイムと有意な差はありません。
普段は見えない結膜(下まぶた裏の粘膜部分)を切開するため、傷が見えず抜糸の必要がなく、腫れや内出血などのダウンタイム症状も比較的軽く短期間のため、他人にも気付かれにくいのが大きな特長です。(腫れのピークは手術当日~2日程度、通常は約1週間で程度まで改善します。内出血も軽度で、メイクで隠せる程度で治まる場合がほとんどです。)
この手術のダウンタイムは一般的にあまり強くありません。

2.4. リスクについて

2.4.1. シワが出現あるいは増える
 

目袋(眼窩脂肪の眼窩外への脱出)に伸ばされていたシワが、目袋の減少によって出現あるいは増えたように感じることがあります。

そもそも目の下の皮膚は0.6mm程度と薄くシワが入りやすいため、子供でもシワが入っていることがあります。

気にすべきものではありませんが、どうしても気になる場合には皮膚を切開するか、美容皮膚科治療の継続を行います。

※参照
 経結膜脱脂術+マイクロCRF脂肪注入


術前


術後1年
目袋に伸ばされていたシワは出ていますが、術前よりも美しい状態です。


術後4年
術前からですが、ずっと美容皮膚科治療を継続することによって、皮膚の若返りが得られてシワも改善しています。

2.4.2. 目の下の皮膚が黒くなったように感じる
  • 下のまぶたの皮膚は0.6mm程度の厚さしかなく(顔の皮膚は概ね2mm)透けること。
    下まぶたの皮膚の下には皮下脂肪が存在しないが、顔の皮膚の下には皮下脂肪が存在すること。
    の2つの原因によって、下まぶたは皮下脂肪よりも暗い血管と筋肉が透ける。
  • 日常的にこすることが多い、メイク、メイク落としなどの行動によって色素沈着しやすい。
    によって下まぶたは黒いことが当然です。
    手術をする前は目袋が存在することによって、その部分に光が当たって白い状態になっており、手術をして目袋がなくなるとその余計な光の当たりがなくなるため白さが減り、本来の黒さが出てくるのです。
    目の下のいわゆるクマ治療は、必ず目の下が黒くなると考えておくべきです。

※顔において下まぶただけは、黒くて凹んでいる方が若々しいといっても過言ではありません。

2.4.3. 上瞼がくぼむ(くぼみ目)

いわゆるクマ治療は眼窩脂肪が眼窩外へ脱出することを防ぐ手術のため、眼窩脂肪を減らす必要があります。
眼窩脂肪を減らすという性質上、必ず眼窩内圧は下がります。
眼窩内圧が下がれば、上まぶたがくぼむことがありうるということです。
数千件のクマ治療手術において、同様に眼窩脂肪が脱出しないように骨や眼球に固定されていない眼窩脂肪だけを除去するという治療を行っていますが、術後にくぼむ患者さまとくぼまない患者さまがいるのは、もともと上まぶたにくぼみ素因がある人だけがくぼむということです。
逆に言うと、下まぶたの目袋を取り残しても上まぶたがくぼむ患者さまもいらっしゃいます。(取り残す程度の除脂量でも眼窩内圧は下がるため)

※術後くぼみ目例(経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入)

  • 術前
    術前
  • 術後2ヶ月
    術後2ヶ月

なお、くぼみ目の原因が眼瞼下垂である場合は、眼瞼下垂治療を行うことによって改善することがありますが、眼瞼下垂がない場合は、注入治療が長期的に大きな副作用を起こす部位なので、治療を行うことはできません。
(例 ヒアルロン酸で上まぶたチンダル現象を起こす。脂肪注入で数年後から馴染みがわるくなって凹凸に。)
若くて売れっ子のモデルさんや、数十億円の資産を持つであろう女優さんに、くぼみ目の方が相当数いらっしゃるのは、くぼみ目自体が美しさや若々しさを阻害しないことと、実際にはくぼみ目を改善する良い治療がないことによります。

詳しい記事はコチラ
https://cosmedical.jp/drcynthia/10639

2.4.4. たるみが強くなったように感じる
  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後2ヶ月

眼窩脂肪の脱出及び皮膚自体のたるみがある場合、皮膚を切らずに経結膜脱脂術を行うと、風船のように膨らんでいた皮膚がよれながらしぼむので、“たるみ”として感じることがありえます。このたるみは、皮膚の切開を伴う治療を行っても完全に取ることはできません。(やり過ぎると下まぶたが外反するリスクあり)

下まぶたの皮膚は0.6mm程度と非常に薄く、目袋を長期間放置することによって皮膚が不可逆性に伸展してしまうということもありうるため、目袋(眼窩脂肪の眼窩外への脱出)は早期治療がおすすめとなります。

2.4.5. 下まぶたが凹んだ
  • 正常状態
    正常状態
  • 目袋状態
    目袋状態
  • 眼窩脂肪が赤線よりも前に出たら目袋。

経結膜脱脂術という治療は、眼窩脂肪が眼窩外へ脱出している状態(眼窩脂肪ヘルニア)から、眼窩脂肪が眼窩外に出ない程度まで減らす治療です。
この治療を行った場合、眼窩脂肪が出ていない自分の状況を見て下瞼が凹んだと思うことがあります。

皮膚の厚さの比較と皮下脂肪ありなしの比較

これは、体質として
皮膚が薄く、皮下脂肪がない部分と、皮膚が厚く皮下脂肪がある部分の差が大きい場合に強く感じがちです。
さらに

  • 年とともにこの境界部分は下に下がってくるのでこの皮膚の薄く皮下脂肪のない部位は面積が広がる
  • 下瞼に存在する蒙古ひだが強い場合
    解説参考)
    https://cosmedical.jp/drcynthia/10823
  • 頬骨が高い
  • 彫りが深い
  • 手術の前に入れてしまったPRPによるシコリや脂肪注入が高すぎる

などの理由によってさらに強く感じることがあります。
実際には眼窩脂肪のとりすぎで凹んでいるわけではなく、下瞼と顔面皮膚の境界線の段差が気になっているだけなのです。

2.4.6. 下眼瞼縁が下がる・三白眼になったように感じる

理由1 眼窩脂肪の脱出が大きい場合、下眼瞼縁が上に持ち上げられていることがある。経結膜脱脂術によって本来あるべき高さまで下がる
例)

  • 施術前
    術前
    眼窩脂肪の脱出が涙袋の存在を隠すだけではなく下まぶたを上に押し上げ
    目の面積が減っている
  • 施術後
    術後2ヶ月
    眼窩脂肪の脱出がなくなったことで涙袋が出るとともに下眼瞼縁が下がり目の面積が増えている。
    この際に、黒目と下眼瞼縁の間に白目が入ることを三白眼というがそれが気になることがありうる。

理由2 術後しばらく下まぶたの筋肉が麻痺する、また創傷治癒の一環としての拘縮によって、下まぶたが下に下垂する。
などの理由が考えられます。

  • 施術前
    術前
  • 術後1週間
    術後1週間
    一時的な三白眼になっている
  • 術後2ヶ月
    術後2ヶ月
2.4.7. 蒙古襞が強くなったように感じる

例)経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入

  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後2ヶ月

涙袋もバッチリと出てきて美しくなっています。
しかしながら、この状態を持って下まぶたの皮膚の部分の凹みが強烈に気になり、蒙古ひだが強くなったように思ってしまうヒトが一定数出るタイプの顔面構造となっています。

これは、下まぶたと顔の皮膚の境界線(青線)が蒙古ひだの延長が一致するからです。
ちなみに骨の縁は緑線(体表からは見えません) 経結膜脱脂術により眼窩脂肪が眼窩外への脱出がゼロになった状態になり解剖学的に正しい状態です。
解剖学的に正しい状態になった後に蒙古ひだがきになる場合はもともと持っている、”他の要素”
すなわち、骨格や蒙古ひだや、顔面皮膚とまぶたの皮膚の移行部の形などが気になるということです。
必要に応じて目頭切開などを行うことをおすすめする場合がありえます。

2.4.8. 斜視(眼位不正)

経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入

  • 施術前
    術前
  • 手術直後
    手術直後
    左眼位不正となっています。
  • 術後1週間前
    術後1週間
    左眼位不正は見られません。
  • 施術後
    術後2ヶ月

クマ治療(経結膜脱脂術)の後に眼位不正が見られる理由はいくつかありますが
直後から見られる場合

  • 下斜筋など眼球を動かす筋肉が手術操作や麻酔の影響で一時的に麻痺している
  • 下斜筋など眼球を動かす筋肉が損傷した(シンシアでは眼窩内を確認しながら手術しており、下斜筋などは必ず同定し損傷しないようにしております)

術後しばらくしてから見られる場合

  • 術後の瘢痕拘縮、あるいは癒着

が考えられます。改善しますが時間がかかります。

2.4.9. 左右差

クマ治療(経結膜脱脂術)は眼窩脂肪が眼窩内から脱出することをなくす手術のためそれ以外の左右差を整えるための治療とはなりません。
骨格、蒙古ひだ、皮膚自体のたるみ、脂肪の付き方の左右差など、もともと存在している左右差はそのまま残ります。
ただし、片側だけ眼窩脂肪の脱出が残っていることによる左右差がある場合は再手術をおすすめする場合がありえます。
その他、脂肪の生着の差による左右差もありえます。

2.4.10. 術後早期の手術による反応

個人差はありますが
痛み、腫れ、内出血、違和感、目やに、結膜下出血、眼球浮腫、血涙
などは手術直後から数日~数週間に渡って見られます。

2.4.11.下眼瞼皮膚の損傷

皮膚の牽引やバイポーラーの使用などの手術操作において、下まぶた皮膚の損傷や熱傷がありえます。
時間の経過とともに改善します。

2.4.12. 脂肪注入部位のシコリ

コンデンスリッチファット、ナノリッチファット、ピュアグラフトなどあらゆる脂肪注入は“皮下脂肪”を人為的に作る施術となります。
脂肪注入を行うことによりしこりが注入部にしこりが発生する可能性があります。
当院では、脂肪注入は皮膚が厚い部位かつ皮下脂肪がある部位のみに行うのでしこりの発生のリスクは少なく、発生したとしても時間の経過とともに改善して目立たなくなります。

しかしながら、

  • 骨の段差をなくす(実際には皮膚が厚い部分から皮膚が薄い部分への移行部)
  • 下まぶたの皮膚を若々しく厚くする
  • 下まぶたのシワを伸ばす
  • 下まぶたを凹まさない
  • 下まぶたの皮膚色をよくする

などの理由で下まぶたに脂肪注入をする場合、下まぶたの皮膚の下には皮下脂肪がもともと存在しないため注入した脂肪は100%解剖学的に破綻した存在となります。
当初は周りと馴染んだように見えても月単位、年単位の時間とともに浮き上がってしこりになるので注意が必要です。

  • 施術前
  • 施術後

参考)他院 経結膜脱脂術+マイクロCRF(下まぶたへの注入)数年後
https://youtu.be/rkTLou1z6d8

2.4.13. 逆まつげ

術後、下まぶた結膜の眼瞼縁への癒着が見られる場合、術後早期に逆まつげが見られる場合があります。
これは癒着を用手的に剥離することが可能で改善が見られます。
1週間後以降に逆まつげが見られ始めた場合には、下まぶたの内部で手術の瘢痕拘縮が見られている可能性があります。
これは通常時間経過で瘢痕拘縮が消退するとともに改善します。

2.4.14.再発

当院では手術の際に眼窩内を確認し、眼窩外へ脱出する可能性の高い固定されていない眼窩脂肪を判別して必要に応じて除去しているため再発のリスクは少ないです。

一方、通常のクリニックでは、“凹まさない、黒くならないために丁度取る”との説明をした上で下眼瞼結膜に小さな穴をあけて圧迫し眼窩脂肪が少量溢れてきたところでこれを引きずり出し“術前の膨らみの量と同じくらい”と思ったところで眼窩脂肪を除去します。
これはカンによる手術であるため高率で目袋の取残しが発生します。
さらに眼窩内の眼窩脂肪の状態を確認していないので、将来膨らむであろう“固定されていない”が残存しているのでほぼ確実に時間とともに再発します。

  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後9年

シンシアのブログ記事で、“年単位”の症例報告を紹介することができるのはこれが理由となります。

2.4.15. 太ももからの脂肪採取を行った場合

採取部は、痛み・腫れ内出血に引き続き数週間から数ヶ月硬い状態が続きます。採取量にもよりますが多少の立体的な変化や凹凸、炎症後色素沈着を感じる場合があります。

2.4.16. 本人の予期(希望)していたことと違う

美容外科手術は見た目が変わる手術であるため術前に患者さまが予期していたことが必ずしもその通りになるものではないと理解しておく必要があります。
このギャップをできるだけ少なくするため、このホームページに書いてある内容をご理解いただくことをおすすめします。

2.5. クマ治療(皮膚のたるみが非常に強い場合)

皮膚自体のたるみが著しく強い場合には、下まぶたのまつげの縁で皮膚を切開して、皮膚の量を減らしてたるみを取る手術が望ましい場合があります。

ダウンタイムの強さや傷がほとんど目立たないとは言え残ること、その他のデメリットもありうるので、概ね60歳を超える、皮膚自体のたるみが高度な場合におすすめするタイプの治療となります。


  • 73歳女性 術前

  • 術後1年

  • 手術シェーマ(切除範囲)

  • 術後1日目

  • 術後3日目

  • 術後1週間

このモニター患者さまの場合は、年齢が73歳ということもあり皮膚自体のたるみが高度であったため、皮膚を切開する意義がありました。
ただし、皮膚を切ったことによる皮膚自体のたるみの改善よりも、眼窩脂肪の眼窩外へのはみ出しがなくなったことと、目袋の下の皮膚が厚い部分の皮下脂肪のボリュームを回復した効果のほうが、美しさへの寄与は大きいと思われます。
皮膚を縫合するのでおよそ1週間目に抜糸が必要となります。

皮膚を切開する場合は以下のリスクがあります。

  • 下まぶたが外反するリスク(これによりシワは完全に減らすことはできません)
  • まつげの向きの変化
  • 色素沈着のある場合などは傷が通常より目立つことがある
  • 下まぶたの縁が下に下る(三白眼)
  • ドライアイ

2.6. 麻酔について

下まぶたから眼窩脂肪を減らす手術は大別すると下記のように分かれます。

  1. 下まぶたの結膜に小さな切開を加えて圧迫、眼窩脂肪に到達したあと引っ張り出し、術者が適当だと思った量を切除するやり方
  2. 下まぶたの結膜に必要な切開を行い、眼窩内を十分に検索し、眼窩脂肪の性状において
    ○固定されておらず眼窩の骨の縁を乗り越えるタイプ
    ○眼球や骨に固着し眼窩の骨の縁を乗り越えないタイプ
    に分かれているので、固定されていないものだけ除去するやり方
1. のやり方は痛みが軽いため局所麻酔+笑気(+意識を残したままの静脈鎮静) で行うことが可能です。


ただし、引っ張り出す量によっては痛みが強くなるので、この場合には患者さまに耐えてもらうか“諦めて残す”という選択肢になります。
(そもそも眼窩内を確認していないので高確率で再発します。)

1. のやり方の場合、眼窩脂肪を充分に識別するための手術操作は局所麻酔が効かない痛みのため、意識のない状態で行う必要があります。

よって
局所麻酔+静脈麻酔(意識が完全にない状態)
による麻酔となります。

静脈麻酔は

  • 持続的に意識がなくなる麻酔 
    プロポフォール・プレセデックス
  • 睡眠深度が深くなるための麻酔 
    ドルミカム
  • 痛みを取るための薬剤 
    ペチジン(麻薬)

の組み合わせによります。

  • ※女性・お酒に弱い・乗り物酔いし易い などが当てはまる患者さまの場合、術後に吐き気が見られる場合があります。心配な方は吐き気を予防する治療薬(オンダンセトロン:抗がん剤治療の吐き気を改善するために使われている薬が術後嘔気の治療認可が取れています。)をオプションでおすすめしています。

コラム1. いわゆる色グマ分類に医学的な意味はない

クリニックによっては、目の下のクマを下記のように色で分類していることがありますが、このような色グマによる分類はとくに意味はありません。

このような色グマ分類に意味はない

  • 茶グマ…色素沈着
  • 青グマ…血行不良(血管が透ける)
  • 赤グマ…筋肉が透ける(毛細血管が透ける)
  • 黒グマ…影
  • そもそも日本人であっても地肌の色には個人差があること。
  • 多様な人種でもいわゆる目の下のクマの状態はある

ということを考えると、色で表現するのは治療には直接つながらない「意味のないこと」だと言わざるを得ません。
また色や原因の解説は、クリニックによりバラバラでもあり、そもそも信憑性がないものです。

【例1】白人系少女で理解できる色グマ(黒さ、色素沈着)分類の意味の無さ

左の写真は、白人系の5歳位の美少女ですが、この写真を見て目の下のクマがひどいという人はいません。

しかしながら目元を大きくしてよく見てみると

目の下の皮膚を周りと比べてみると、透けていることと軽い色素沈着も見られており、目の下の皮膚は事実上黒い状態です。
しかしこの状態を“クマ”と言って治療するというのはナンセンスです。

また、皮膚が透けていることや色素沈着を外科的に治療することも不可能です。

なおシワもありますが、若くて美しい状態であり、当然のことながら治療対象ではありません。
ホリが深いので目頭から目の下はくぼんでいます。
この状態も“老けている”或いは“クマ”とはいいません。

【例1】でのポイント
  • 皮膚が薄くて透けて黒いこと
  • 色素沈着があること
  • シワ
  • 目頭から目の下の凹み

は必ずしも“老けている”、“疲れ感”などの原因(クマ)とは言えない。

【例2】黒人女性で理解する“色が明るいこと≠良い色”

黒人系女性は、おそらく20歳代だと思われます。
この写真をみて“クマがある”と思った方も多いと思います。
確かに目の下の状態は理想的な状態ではありません。

目元をよく見てみると、シワに関しては【例1】の白人少女よりも少ないのがわかります。

【例1】の少女が涙袋の下が凹んでいたのに対して、こちらの女性は凹んでいません。

目の下の皮膚色を考察すると①の部位と②の部位では①のほうがむしろ見た目の皮膚の色が明るい状態です。

目の下の皮膚色が頬の皮膚色よりも黒くないのに、【例2】の女性の目の下は“老けて見える”“疲れて見える”ということは【例1】と併せて考えると皮膚色自体は若々しさ、美しさに影響していないことがわかります。

それでもこの女性の目の下の色が冴えなく見え“クマ”という表現をしたくなるのは、このように小さい範囲で明るい色と暗い色を繰り返して“まだら”だからです。

【例1】の少女の場合、例2の女性と違って目の下の色の移行がシンプルです。

【例2】でのポイント
  • 目の下の色が頬の色よりも明るいことがいいことではない。
  • 色の変化が多くまだらに見えることが目の下の若々しさと美しさを阻害している。(あるべき均一性の喪失)

青クマ・・・血行不良(血管が透ける)のウソ

多くのクリニックで青クマ=血行不良などと解説していますが、単に下まぶたの皮膚は0.6mm程度の厚みしかないために血管(静脈・毛細血管)や筋肉が透けているだけです。動脈硬化など起こしていない健康な人において部分的な血行不良など起こるはずもありません。

クリニックによっては対策として、

  • 睡眠を取る
  • 温める
  • マッサージをする
  • スマホやパソコン画面を見すぎない

などで血流をよくするなどと解説していますがとても医療とはいえない非科学的内容かつ無責任です。
特に”マッサージをする”などというものは色素沈着を惹起する可能性もあるため積極的に勧めるべきではありません。

黒クマ 脂肪の影による黒さを黒クマというのウソ

多くのクリニックで脂肪の膨らみによる影を指して黒クマなどと言ったりしますがそれはウソです。


※同一人物

この写真を見るとわかるように、加齢によって皮膚がたるみ眼窩脂肪の脱出が高度である場合、目の下は影で黒いと言うよりは光が当たりすぎて白く見えるようになります。
アメリカの前大統領トランプの眼の下も白かったことを記憶している方もいらっしゃるかもしれません。
黒人女性で理解する“色が明るいこと≠良い色”
でも解説したように脂肪や皮膚のたるみによる膨らみはむしろ光があたって白くなるのです。
”黒クマ=脂肪の影”
と言うのは全くのウソなのです。

まとめ 色グマ分類に意味はない

解説を併せて考えると、“目の下のクマを色で分類するのは全くの無意味”であるといえます。
色自体が美しさ、若々しさを決めているわけではないのです。

目の下のクマを色で分類しようという考え方自体が間違ったものである以上、それを用いて患者さまの悩みに応えることはできません。
よってむしろ色グマ分類は患者様にとって有害な考え方と言えます。
もちろん目の下のクマ・たるみ取りの治療にも全く繋がらない考え方です。

↑「1.6. クマの5つの原因 まとめ」に戻る

コラム2. 一般的なクリニックで行われる経結膜脱脂術が再発する理由

このような感じで手術を行います。
※この写真はシンシア開業当初の経結膜脱脂術のHPで使われていたもの、すなわち一般的に行われている方法です。

  1. 下まぶたの結膜に“小さな”切開を加える
  2. わずかに剥離して圧迫すると眼窩脂肪が押されて出てくる
  3. 出てきた分のうち術前の膨らみを思い出して丁度と思う量まで引きずり出してから除去というものです。

この方法では“ほぼ確実に”再発します。
写真でみられる圧迫されて3つに分かれているように見える眼窩脂肪は、実は内側の脂肪がひきつれて2つに見えているだけです。
この写真の手術では外側の脂肪は全く除去されていません。
中も全く確認していないので、固定されていない(将来でてくるであろう)眼窩脂肪の量も把握せずに終了しています。

“術前の膨らみに合わせて丁度の量を取る”
というセリフは、
“眼窩脂肪の状態や解剖を無視して“カンに頼って”除去します。“
ということと同義となります。

実際シンシアでは、開業当初(2008年)の患者さまの再発が多かった反省から、現在のスタイルになっているという歴史があります。
開業当初は、局所麻酔のみで10分程度で終わっていた経結膜脱脂術が、現在の経結膜脱脂術では静脈麻酔で意識を完全になくした状態で、(※眼窩の奥の方は局所麻酔で痛みが取れない)40分程度かけて行っています。

シンシアの解剖学的な経結膜脱脂術と一般的な経結膜脱脂術は名前が同じですが、全く別物であるといえます。

コラム3.
マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)で注入治療できる部位

顔面で注入適性が高い部位

マイクロコンデンスリッチファットに限らず、脂肪注入は
“太ったときにボリュームアップ”
“痩せたときや加齢とともにボリュームダウン”
するという性質があるため、皮下脂肪が存在する部分のみに行わなければなりません。
よって、顔の場合は皮膚が厚く、皮下脂肪がある部位は基本的に以下の4箇所となります。

顔面で注入適性が高い部位
①目袋の下で皮膚が厚く皮下脂肪がある部位
②中顔面
③ほうれい線
④オトガイ・マリオネット

【①から④の脂肪注入適性がある部位のみ注入し、頬と顎下のベイザー・アキーセル脂肪吸引と経結膜脱脂術を行った症例(45歳女性)】

  • 施術前
    術前
  • 施術後
    術後1年半

顔面で注入適性が低い部位(“少量”注入は可能だが、あまりおすすめしない)

⑤もみあげの前の凹み(耳下腺からの靭帯が皮膚を引き込んでいる部位)
多少は膨らみが得られるが、強力な靭帯が皮膚を引き込んでいるので充分膨らみにくい。
周りに脂肪が流れることもある。

⑥こめかみ
こめかみは皮下脂肪がもともと少なく、年齢とともに筋肉、骨の衰えにより大きく凹みが出る部位なので、年齢とともに注入脂肪が周りから浮いてくることがある。

(重要)顔面で脂肪注入を行ってはならない部位
脂肪注入は元来存在している皮下脂肪のボリュームをアップする治療なので、皮下脂肪が存在しない部分への注入は基本的に禁忌となります。

⑦目の下(下まぶたの皮膚)

  • 脂肪注入によるグロースファクターの影響で皮膚が若々しくなる
  • シワが伸びる
  • 骨の段差がなくなる(実際にはその段差は下まぶたの皮膚(0.6mm)から頬の皮膚(2.2mm)に移行し皮下脂肪がなくなる部位)
  • 皮膚が厚くなって色が透けなくなって明るくなる

などを誘い文句に、クマ治療と称して脂肪注入を行うクリニックが散見しますが、とても危険な部位です。

  • 施術前
    某クマ治療有名クリニック 経結膜脱脂+マイクロCRF術後数年
  • 施術後

青で囲われた部位は他院マイクロCRF注入による凹凸です。
注入部位は周りと比べて

  • シワが伸び
  • 膨らみによって光があたり白く見える
  • 下まぶたから頬の皮膚への移行部の段差(該当クリニックでは骨の段差とカウンセリング)の消失(ただし注入部位の上下に段差が発生)

と某クマ治療有名クリニックの言った通りになっていますが、美しいかといわれれば美しい状態ではありません。
注入後数年はなじんでいても、元来皮下脂肪が存在しない部分なので中顔面などが年齢とともに痩せてくると浮き上がって不自然になってきます。

詳しくはこのブログ記事をご参照ください。
https://cosmedical.jp/drcynthia/10531

若くて一見きれいに見える場合でも


  • クマ治療有名クリニック
    経結膜脱脂術+ピュアグラフト注入後 数年

  • このように笑うと不自然な膨らみになります。
皮下脂肪の無い部分に脂肪注入を行うと頬が上がってきたときに破たんする。


⑧くぼみ目への注入(上まぶた)
上まぶたも下まぶたの皮膚同様、極端に薄い部位で元来皮下脂肪が存在しないのであらゆる物質の注入に向いていない部位です。

特に上まぶたは力を込めると目立ちます。

※このお写真は脂肪注入ではなくPRPによる目周りのシコリです。
いずれにしろまぶたの皮膚に注入すると凹凸になります。

⑨額
丸い額は可愛らしい印象になりますが、額は基本的に皮下脂肪が存在しない部位なので、長期的に周りから解離して不自然になることがあります。

手術概要・ダウンタイム・リスクなど

手術時間 約90分(静脈麻酔開始~覚醒まで)
麻酔 静脈麻酔を用いて完全鎮静・鎮痛(眠った状態)で手術を行います。
点眼麻酔・注射麻酔を併用します。
痛み 手術中の痛みはありません。
傷あと 残りません。(結膜には小さな白色の傷跡が残ります)
術後通院 必要ありませんが、ご心配な点や症状などがございましたらお気軽にご連絡ください。
シャワー 翌日から可能です。
洗顔 翌日から可能です。
メイク 翌日から可能です。
入浴 翌々日から可能です。
コンタクトレンズ 術後3~5日程度経過し、目の違和感が薄れてきたら装着してください。無理な装着は避けてください。
飲酒・運動 過度な飲酒や運動は腫れや痛みが強まる恐れがありますので、腫れのピークが過ぎた頃から様子を見ながら少しずつ開始してください。
ダウンタイムの症状 2~3日間をピークに腫れ・違和感・軽い痛み・目ヤニ・目の充血が生じますが、約1週間で概ね改善します。
内出血は約2週間で改善します。注入した脂肪が定着するまでには約2か月かかります。
定着するまでの間はしこりを感じることがあります。
手術直後~1日程度、視界がぼやけたり、焦点が合いづらく物が重なって見えたりすることがあります。
術後1~2週間程度、血涙・結膜下出血(白目の内出血のような状態)が見られることがあります。
副作用・リスク 左右差・シワ・へこみ・しこり・下まぶたの形の変化(下垂・内反・外反)など
  • ※ダウンタイムの症状の程度や期間、副作用の出現には個人差があります。
  • ※術後の形態は全ての方で同一ではなく、骨格により個人差が生じます。100%イメージ通りの形態になることを保証するものではありません。

施術の流れ

ご予約~手術日前日まで

ご予約

患者様を極力お待たせしないよう、当院は完全予約制となっております。
ご予約は、メールフォーム、LINE、お電話にて承っております。

銀座院 渋谷院

※厚生労働省の指導によりカウンセリングと手術日は別日に行っています。
海外にお住まい等の理由でご来院できない場合は、術前にお写真や身長・体重、血液検査の結果などをメール・LINEでお知らせいただいた上で、治療を検討していくメールカウンセリングも用意しています。
メールによるカウンセリングでは、実際に触診ができない状態での手術となります。各種デメリットもありますのでまずはご相談ください。

受付・診察・カウンセリング

受付は当院スタッフが対応いたします。
カウンセリングを行う前に、問診票をご記入いただきます。(カウンセリングは、手術を行う医師が直接対応いたしますのでご安心ください。)
問診票の記入が終わりましたら更衣室にて着替えをしていただきます。

カウンセリングでは、気になる部分を実際に見せていただいたり触診を行い、患者様の状態を把握します。
お悩みやご希望をうかがった上で、現在の状態を考慮し、行うべき治療の方法やリスクなどを詳しく説明します。

受付スタッフによる補足説明

医師によるカウンセリングの後は、ご希望に応じて受付スタッフがご不明点や料金などの質問を承ります。
受付スタッフがお答えできない専門的な内容は、更に医師に確認しお答えいたしますのでご安心ください。
※当院では、通常の美容外科にありがちな医師が説明しなかったり、高額な治療をすすめるような行為は行っていませんのでご安心ください。

内容に同意いただき手術をご希望される場合は、カウンセリング当日あるいは後日に、受付スタッフより手術料金、手術日程の調整、手術を受ける際の服装などの説明、また生活に関わることなども詳しく説明します。

予約確定

手術内容、料金など、すべて理解いただいた上で手術をご希望の場合、予約金の持参・振り込みを持って手術予約確定となります。

体調確認

手術数日前にスタッフより電話、LINEにて体調確認を行います。

手術当日

施術日当日は、ご自宅でメイク落としおよび洗顔をして、ノーメイクでのご来院をお願いいたします。

  • ※お化粧が残っていると施術の妨げになりますので、丁寧に洗顔をお願いいたします。
    メイクをしていなくても、日焼け止めやスキンケア用品が残っている場合は、看護師が拭き取らせていただくことがございます。

お支払い

手術料金から予約金を引いた残金をお支払いいただきます。
当日の体調や手術部位の確認を行うとともに、最終的な質問などをお受けします。

術前撮影、術後説明など

手術室に移動したら、手術着への着替え、術前の写真撮影、看護師による体調確認、術後の生活・服薬指導などが行われます。

マーキング

担当医師がマーキングを行います。

麻酔

静脈麻酔点滴を開始します。
点滴が開始して数分で眠くなります。
以後手術中は、痛みも意識も完全に取り除く持続静脈麻酔で麻酔をします。

手術

①【経結膜脱脂術】
経結膜脱脂術にて余分な眼窩脂肪を取り除きます。

②【経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入術】
①で採取した眼窩脂肪を細かく砕き、お顔の凹みのある部分に注入します。

③【経結膜脱脂術+マイクロコンデンスリッチファット(mCRF)注入術】
太ももや腹部などから採取した脂肪を精製し、お顔の凹みのある部分に注入します。

手術後

手術が終了すると、10分程度で麻酔より覚醒します。
覚醒してしばらくは、眠さ、だるさが残っていますので、通常1から2時間程度、手術室あるいは回復室でゆっくりと休みます。
【マイクロコンデンスリッチファットを行った場合】
脂肪採取部位から局所麻酔薬の圧出や圧迫固定などの処置を行います。

帰宅

体力が回復したら帰宅します。
帰宅の際にスタッフよりお薬の説明・術後診察の予約の確認をさせていただきます。

アフターケア

心配なことがあるときなどは、必要に応じてご来院ください。適宜医師が診察・処置をします。

よくある質問

▼手術前

Q. まだ20代なのですが、手術は可能ですか?

可能です。眼窩脂肪の膨らみは、加齢以外に遺伝的要素も関与しており、子供の頃から気にされている方もいらっしゃいます。お若い時に手術を受けても将来的な不都合は生じませんので、気になったらお早めにご相談ください。

Q. 膨らみ以外に皮膚のシワが多くたるみも気になります。
経結膜脱脂術はシワが増えると聞いたのですが、心配です。

経結膜脱脂術は、皮膚にメスを入れずに眼窩脂肪のみ減量する手術です。膨らみが改善しても、皮膚のシワが気になってしまうケースもあり得ます。目袋が大きい場合や皮膚自体のたるみが強い場合には経皮的脱脂術(下まぶたの皮膚を切除し、その傷から眼窩脂肪を減量する手術)を行うことも可能です。カウンセリングにて状態を確認させていただきますので、お気軽にご相談ください。

Q. 他のクリニックで一度経結膜脱脂術を受けたのですが、膨らみが残ってしまいました。
再手術は可能ですか?

可能です。シンシアでは他院修正や追加手術を多く行っていますので、お気軽にご相談ください。

▼手術時

Q.手術は痛いですか?

手術は静脈麻酔を使用し、眠った状態で行います。痛みは感じませんのでご安心ください。

Q.普段コンタクトレンズを使用しているのですが、手術の後は装着して帰れますか?

コンタクトレンズは手術の直前まではご使用いただけますが、手術後はご使用いただけません。コンタクトケースと眼鏡をご準備ください。

Q.まつ毛エクステをつけているのですが、当日つけて行っても大丈夫ですか?

つけていても手術は可能ですが、手術中の操作で外れてしまいます。また、清潔な手術環境保持のため、外せるのであれば予め外してきてください。

Q.当日の服装で注意することはありますか?

手術時の着替えはクリニックで準備いたしますので、着替えやすい服装であれば何でも結構です。ただし、手術後は麻酔の影響で眠たさやだるさが生じる可能性がありますので、スニーカーなど歩きやすいお履き物をご準備ください。

▼手術後

Q. 腫れますか?腫れはどのくらい続きますか?

手術後は2~3日間をピークに腫れが生じます。1~2週間程度で不自然ではない程度まで概ね改善します。手術後当日~翌日は枕を高くしてお休みいただくと、腫れが下側(頬)に逃げやすくなり目立ちにくいのでおすすめします。

Q. 腫れ以外にはどのような症状がありますか?

内出血や目ヤニ、違和感、場合によっては軽度の痛みが生じますが、約2週間で徐々に改善します。

Q. 洗顔やメイク、シャワーはいつからできますか?

手術翌日から洗顔、メイク、シャワーが可能です。

Q. お酒はいつから飲んで良いですか?運動や長風呂は?

腫れのピークが過ぎるまでの3日間程度は避けてください。アルコール摂取や運動、長風呂は血液循環を促進する効果があり、腫れや違和感が強くなったり長引いたりする恐れがありますので、様子を見ながら少しずつ再開してください。

Q. コンタクトレンズはいつから装着できますか?

違和感や目ヤニがある程度落ち着いてから装着してください。数日~1週間程度が目安です。

シンシア 総院長 銀座院院長 又吉 秀樹

ワンランク上の技術で特別な美容医療を

総院長 又吉秀樹による
目の下のクマ・たるみ取り術

◆経結膜脱脂術 280,000円(税込 308,000円)
◆経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入術 280,000円(税込 308,000円)
◆経結膜脱脂術+マイクロコンデンス
リッチファット注入術 430,000円(税込 473,000円)
オプション:中顔面などへのmCRF注入 + 50,000円~(+税込 55,000円~)要相談

シンシア総院長の又吉秀樹が、豊かな経験と数々の症例を経て得た知見に基づきハイレベルな技術での手術を行います。
仕上がりが美しいとSNSやリアルな口コミが多く全国からの患者さまを毎日手術しています。
又吉総院長の手術をどうぞご検討ください。

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施術料金

施術名 通常料金
経結膜脱脂術 200,000円 
(税込 220,000円)
経結膜脱脂術 +
眼窩脂肪注入術
250,000円 
(税込 275,000円)
経結膜脱脂術 +
マイクロコンデンスリッチファット(mCRF)目の下注入術
400,000円 
(税込 440,000円)
又吉総院長による施術 通常料金
経結膜脱脂術 280,000円 
(税込 308,000円)
経結膜脱脂術 +
眼窩脂肪注入術
280,000円 
(税込 308,000円)
経結膜脱脂術 +
マイクロコンデンスリッチファット(mCRF)目の下注入術
430,000円 
(税込 473,000円)
オプション
mCRF注入(中顔面など) +50,000円~
(+税込 55,000円~)
要相談
静脈麻酔 30,000円 
(税込 33,000円)
他院下眼瞼手術術後の場合
(経結膜脱脂術、下まぶた切開を伴うたるみ取り、グラマラスラインなど)
+50,000円 
(+税込 55,000円)
  • ※渋谷院限定のキャンペーン併用はできませんのでご注意ください。

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