一回でも効果を実感+レーザー治療の効果の大幅アップが期待できる治療　始まっています。

2013年02月07日

シンシアの院内で、ダーマローラーを使用した美肌治療を開始しています。
ダーマローラーといえば
“痛い・腫れる・ダウンタイム(((゜д゜;)))”
というイメージですがこれがなんとノーダウンタイムなのです。

このフラクショナルMEGA導入で使うローラーは非常に針の長さが短く角質に穴をあけることしかできません。（それ自体ではなんの効果もないのです）
でも角質という層は化学物質の点でいうと体の外と中を分ける最強のバリアーなのです。

図の表皮角質層というのは、皮膚の細胞の死骸が折り重なったものなんです。
だからこの部分はすでに物質であると考えていいのです。
物質だからこそ良いものも悪いものも通さないように作られているんです。
これがいきなり表皮顆粒層だったら細胞が生きているので生々しくて液体に溶けているものだったらどんどん奥に入って行ってしまうのです。

だったら良いものを入れるためには
角質層に穴をあけてしまえ(｀・ω・´)
っていうのがダーマローラーの針が短いバージョンなわけです。
ここさえ穴があいていれば生々しい顆粒層はすぐそこ( ´艸｀)

・・・で良いものは何かっていうと
まず思いつくのが
○ビタミンC・・・いわずと知れた肌の万能薬。シミを薄くする効果・老化物質を取り除く効果、免疫の補助、そしてビタミンCが無ければコラーゲンがつくれないって、どれだけ重要なんでしょう。
ちなみに化粧品としてビタミンCを多めに入れるにはAPPSやAPISなどリン酸化やら難しい話が満載でしかもそれらはとても高価

○成長因子・・・最近はやりのグロースファクター。再生医療はすでに実現しています。成長因子はタンパク質なのでいくら高価な化粧品でも決して肌に侵入することができません。（他人の血を浴びてその中のたんぱく質が体に入ってきたら恐ろしいですよね）
ところが、角質に穴があいていればなんと入ってしまうんです。
成長因子には
EGF・bFGFのように線維芽細胞（コラーゲンを作っています）を強力に支援したり・・・
IGF-1のように筋肉や神経細胞の修復を促進するものなどがあるんです。
平たく言えば・・・皮膚にコラーゲンが増えてハリが出て・保湿力が上がって・皮脂の分泌は減るは、赤みは減るは、ニキビは出にくくなるわ、などなどなど。

○トラネキサム酸・・・肝斑の治療などで活躍する物質として有名ですが、その本質はメラニン色素を作っているメラノサイトを活性化させてしまうプラスミンを抑制する物質です。
理屈上肝斑だけでなく、炎症後色素沈着にも効果がでると考えられます。
これも内服しようとすると気分が悪くなる人がいたり、イオン導入でどれくらい入れることができるのか・・・
でも角質層に穴をあけてしまえば非常に大量に導入することができるわけです。

・・・というわけでシンシアではまず、ダーマローラーで穴をあけて大量の成長因子とビタミンCをノーダウンタイムで導入する治療を開始しそれを
フラクショナルMEGA導入と名前を付けました。
すでに始めている患者様やスタッフからは1回でなんとなく効果がわかると評判をいただいています。

そして・・・この治療の真価は・・・
ジェネシスやタイタンなどコラーゲンを加熱して熱収縮させると同時に線維芽細胞を刺激する治療と組み合わさった時に最も発揮されると考えられるのです。

ただでさえ効果の高いジェネシスやタイタンXLをやった後に成長因子とビタミンCを大量に真皮に送り込んでしまったら・・・
考えるだけでもわくわくしませんか？
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