- 目の若返り(クマ・たるみ等)
【他院クマPRP凹凸】★377 53歳女性 経結膜脱脂術+マイクロCRF クマ治療
2022年12月29日
今回のモニター患者さまは53歳の女性です。
他院(全国展開のクリニック)にて、○レミアムPRPなるクマ治療を2回もお受けになりましたがその結果シコリができて不自然な印象になってしまっていました。
今回シンシアでは
○経結膜脱脂術+マイクロCRF(中顔面)
を行いました。
ちょっと分かりづらいので解説を入れると
クマ治療に混ぜ物入り(おそらくbFGF)PRPを行うクリニックがありますが、目袋を残したまま平らな感じを目指そうとする治療なので表情がなくなったような不自然な印象になります。
また(混ぜもの)PRPでできた自分のコラーゲンはボリュームを出すほどの量になると傷の瘢痕と同じ硬さ、すなわち
これと同じものが皮膚の下にできるということなので・・・
表情による動きが大きく、皮膚の薄さが人体で一番薄い下まぶたに入れると確実に凹凸になります。
上の図でいうと紫の部分です。
クマ治療にPRPを行っているクリニックの術後でこのパターンに陥っている方、たくさんいらっしゃいます。
術前ののっぺりとした表情がかけてしまっている状態は目袋(眼窩脂肪ヘルニア)を改善したことにより幾分改善していますが、やはり”クマ治療PRP”でできてしまった凹凸はそのまま残っています。
中顔面にマイクロCRFを注入しているので頬の高さも出ていますが、術前にはPRPシコリの辺縁だと考えられた緑の線が、実はゴルゴ線の癒着であったとわかりました。
そのせいで中顔面の高さを十分に出すことができませんでした。
残念ですが、PRPのシコリがある状況でゴルゴ線の癒着を見抜くのは非常に困難ですし、PRPシコリがゴルゴ線に迫っている場合には剥離も困難です。
クマ治療を謳うPRPやFGF治療は本当に悪質なので絶対に行ってはダメです。
しかも、脂肪注入によるボコボコやヒアルロン酸によるものと違い治療が無く取り返しが付かないのが一層悪質です。
目袋がうしろから押していた状態は改善したので幾分目元に表情が戻っています。
惜しむらくは、クマ治療PRPのしこりです。
これさえなければ下まぶたから中顔面へのつながりが良くなって顔に一体感が出て更に若返っていたはずです。
術前
術後1年
目袋がなくなったことで小さいながらも涙袋が出現しています。
涙袋は筋肉なのでこれが脂肪で埋まっているということは表情が失われているということに直結するのです。
だから、涙袋は”無いなりに有る”という状態でも存在することが重要です。
目の下のクマ治療と称して、混ざり物(=FGF)添加PRPを行っているクリニックが未だに存在しています。
しかしながら、この混ざり物(FGF)PRP治療は美容外科学会やFGFを販売している製薬会社から有害事象が多いため行ってはならないと発表されています。
以下に書類を載せます。
https://fiblast.jp/pdf/tekiseishiyo_140526%20.pdf
未だにこの危険な治療を行っているクリニックがありますが絶対に行ってはイケマセン。
それらのクリニックからシンシアだけでも数十人以上の今回のような患者様が相談に来ています。
ちなみに、なんでPRPにいろいろ名前をつけて混ぜ物をしているのかご存知でしょうか? それは・・・
PRP(血小板療法)自体にほとんど効果が無いからです。
血小板が働いて、効果があるんだったらいつも内出血しているボクサーや格闘家のお肌はツルツルです。
そんな話聴いたことないですよね?
そもそもPRP療法なんてウソなんですよ。
理屈で考えれば顔の皮膚で血小板に働いてほしければ、ダーマペンで十分です。
本来血小板が働いている場所で働くので一番効率が良いです。(周りの細胞とのかかわり合いが再生因子の生成に必要)
PRPなんて、冷静に考えれば、たかだか数ccの血液を試験官に入れて振り回して吐き出させた僅かな再生因子を針小棒大にアピールしただけの素性の悪い治療です。
血小板数は人によってばらつきありますしね。
そんな、効果があるわけないPRPですので何をやるかって言うと、ラボできっちりとした量を作れるFGF製剤を混ぜることだったんです。
このFGF製剤はコラーゲンを作るのに定評がある薬ですが、出来上がるコラーゲンはカッチカチです。
褥瘡・皮膚潰瘍なんかを改善させる現場で使われている薬です。(寝たきりのお年寄りの床ずれ・・・部分的に腐り落ちた状態など)
モザイクはずすと相当衝撃的な写真です・・・
気になる方はGOOGLEで”褥瘡治療”と検索してみてください
というわけで、シンシアではいち早くPRP治療はやめてしまっています。(最初の頃は学会などでもてはやされていましたから・・・黒歴史です)
FGFは使っていますが、”ダーマペンやポテンザなどで危険のない範囲でわずかずつ導入する”という範囲に留めています。
つまり、
◆クマを良くするだの
◆ほうれい線を浅くする
だのボリュームが出るほどのコラーゲンを作らせると危険な薬ですが、皮膚のコラーゲン量の衰えをわずかずつ改善する美容”皮膚”治療には優れていると言えます。
というわけで・・・
クマ治療にPRP治療はキケン!!
ダメ、ゼッタイ
です。
治療費について
◆経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入 280,000円 (税込 308,000円)
◆経結膜脱脂術+目の下・中顔面 マイクロCRF 480,000円(税込528,000 円)
◆ゴルゴ線剥離(両側) 200,000円(税込み220,000円)
◆麻酔 30,000~50,000円(税込 33,000~55,000円)
※2022年12月現在 治療費は予告なく変更する場合があります。詳しくはお問い合わせください。
※モニター募集中です。モニター適応、価格についてはカウンセリング後にお知らせします。
◆個人差がありますが痛み、腫れ、内出血、違和感、目やに、結膜下出血、眼球浮腫、血涙などが手術直後から数日~数週間に渡って見られます。
◆麻酔の覚醒には個人差があり、術後のふらつき、気分不快などが見られることがありえます。
◆効果の程度、実感、満足度には個人差があります。
◆ゴルゴ線剥離部においてシコリ、色素沈着が見られる場合があります。
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この記事を書いた人
シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹
日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。
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