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★335 45歳女性 経結膜脱脂術+マイクロCRF+セミプレミアムクイック

2022年04月28日

今回のモニター患者様は45歳の女性です。

 

上まぶたのたるみ、下まぶたのいわゆるクマの治療をご希望にてシンシアにご来院。

 

行った手術は

 

○経結膜脱脂術+マイクロCRF(目の下、中顔面、ほうれい線)

○セミプレミアムクイック

 

です。

術前

術後2ヶ月

埋もれきっていた涙袋、凹んでいた中顔面など大幅な改善をしているにも関わらず、ご本人実感がなくて戻ったなどという言葉が出てくるという、美容外科医師としては全く理解ができない、無力感にとらわれるような状況でした。

もちろん上まぶたのたるみ感も眉下切開などしてもないのに大幅改善。

 

術前の顔っておぼえていない人もいることを皆さんも知っておくとなにかの役に立つかもしれません。

 

ちょっと愚痴になりましたが事実上、大幅かつこれ以上手術で達成することができないほどの結果が出ているので話を続けます。

手術のシェーマ

 

 

 

術前

術後2ヶ月

 

術前(フラッシュあり)

術後2ヶ月(フラッシュあり)

涙袋がくっきりと出ているのと、中顔面の高さも出ています。

 

 

 

今回のモニター患者さまは言っていませんでしたが、この手術をすると(特に45歳以上の女性)で目の下が凹んだなどと言う人がいます。

そのまま、他のクリニックに駆け込んで”取りすぎて骨の段差が出た”などといわれ激昂することもあるのがこの年代です。

ただし、この駆け込み先の医者が全く目の下のことをわかっていないことがほとんどです。

この写真の右目の下を見てみて下さい。

確かに段差があります。

しかしながらこの段差は骨の段差ではありません。

この部位の骨の縁は緑色の線です。(目の下の骨の縁はほぼ涙袋の真裏、自分で触ってみればあきらか)

目の下の骨の段差は体表からほとんど認識されません。

駆け込み先で上の様なことを言う医者は患者さまの顔を座位で触ったことのないレベルの低い医者です。

 

目の下の段差が発生する理由は皮膚の厚さが2.2mmの顔の皮膚から0.6mmの下まぶたの皮膚に移行する部分で突然その場所で皮下脂肪がなくなることによります。

この段差は子供でもある人にはある段差です。(若い白人さんなどはこの段差と骨の縁が近い)

大女優さんの子役時代

緑の線がおおよその眼窩を構成する骨の縁

青線は皮膚と皮下脂肪の分布の性質が変わる境界

 

重要) 

ではなんで45歳以上の女性で手術後に凹んだ(段差がー)という女性が増えがちになるのかというと

年齢とともに

①図の斜線の領域では眼窩脂肪以外の構成要素、すなわち”骨・筋肉・皮膚”などのボリュームが衰えることが多い

②年齢とともに頬が下がっることで青線の境界(皮膚の厚さが変わり、皮下脂肪がいなくなるところ)は下に下がる。

 

この①②の相乗効果で目周りは痩せてくるのが通常です。

①の治療はありません。

②に関してはミッドフェイスリフトなどが選択肢に入ってきますが術式の性質上涙袋が不自然に変形することが避けられない上に実感が少ないことも多いので当院では行っていません。

 

目の下の老化とは①②に加えて③目袋(すなわち眼窩脂肪の眼窩外への脱出)という解剖学的な破綻が見られることです。

この①②③のうち③だけを改善させるのが経結膜脱脂術です。

そして①②は基本的に改善できない。

 

③をしっかり改善させた上で凹んだと思うのは①②の程度が強く自分で受け入れられないということなのです。①②の程度が軽ければ

こんな感じ

そしてこんな感じ

この部分の段差自体は悪いことではないのです。

 

そして、①②を受け入れられない人の駆け込み先の医者が安易に薦めるのが下まぶたの部分への脂肪注入だったりヒアルロン酸注入なのですが

もともと皮下脂肪の無いところで、かつ皮膚もペラッペラに薄い場所への脂肪注入は

こんな風になります。(有名クリニックマイクロCRF後)

 

 

 

 

存在してはいけないものを新たに作り出してしまう(下瞼への脂肪注入)など”神への冒涜”ですので当初良くても時間が経つとともに浮き出してきて破綻します。修正もできません。

 

 

ヒアルロン酸を入れるのは簡単でどんな医者にもできることですが、上下に関わらずまぶたへのヒアルロン酸注入は”チンダル現象=透け透け不自然状態”につながるのでこれもやってはイケマセン。

こんな感じ。

下まぶた周辺にヒアルロン酸を入れるって言った時点でその医者二流。

まぁ溶かすことできますが・・・

 

 

おまけ)

ハムラをやってる医者とか、”取りすぎると凹んで骨の段差が出る”とか言っちゃう医者とか

この青線が骨の縁だと思ってますからね。マジで。

うつ伏せになったら眼球落っこちるでしょ(笑)

教科書ばっかり見て患者さんの顔を全く触らないからそんなこと言い出すんですよ。

 

 

 

まとめ)

①手術は治せるものだけ治す、治せないものは諦めて受けとめる(美容皮膚科的な治療で乗り切ったり、顔の総合点を上げる)

②脂肪注入は皮下脂肪のあるところだけ(減った皮下脂肪を回復させる以上のことはしない)

ナノリッチも三層注入もミルフィーユも全部下まぶたの皮下脂肪の無いところに入れちゃダメ。解剖学的破綻に一直線。

 

→聴きざわりの良いことだけ言う医者はインチキ(巧言令色鮮し仁)

 

 

 

以下ダウンタイム

手術直後

静脈麻酔で眠いと眉毛上げるので腫れが強く見えます。

術後1週間

 

 

 

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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。

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