- 美容外科医のダイエット
僕が試してきたダイエット薬あれこれ(GLP-1 サクセンダ ビクトーザ)
2020年04月14日
世の中にあふれるダイエット薬、歴史上いろいろなものが存在していました。
僕は割と食に対して執着心が強いタイプなので油断すると太ってしまいます。
なので、その時良いと思えるものを選んでダイエット薬を使ってきました
(*v.v)。
今日はそれらについて解説していこうと思います。
①サノレックス
シンシアでもかつて取り扱いがありましたが、今は厚生労働省の指導により処方を終了しています。
ドラッグインフォメーションを読むとまず目につくのが
主要な薬理学的特性はアンフェタミン類と類似しているので,依存性について留意する。海外では食欲抑制剤の多くで数週間以内に薬物耐性がみられるとの報告がある【2】本剤の適用にあたっては,使用上の注意に留意し,用法及び用量,効能又は効果を厳守すること
要するに、覚醒剤(アンフェタミン類)と似ているということです。
僕が使用したのは約9年くらい前だったと思います。
ジョギングも組み合わせたので数ヶ月でおよそ7kg減ったのを覚えています。
ただし、気分・機嫌が悪くなりやすくなっていました。
薬の切れ際にそれが顕著ですので、まさにプチ覚醒剤。
こんなクスリ使わないほうが良いでしょう。
厚生労働省もまじで使うなと言っている今でもこのクスリを扱っているようなクリニックには要注意です。
②ゼニカル・アライなど
ゼニカルやアライは消化酵素リパーゼの働きを阻害し、食べたもののうち3分の1の脂肪が消化されないようにしてそのまま排泄物として体の外に出すというクスリです。
脂肪が吸収されずに排泄物として出るとどのようになるかと云うと・・・
洋式トイレが”四川麻●●腐”のようになります。
”四●●婆豆腐”の上に浮いている油がそのまま吸収できなかったのでその分のカロリーをオフできたという計算になります。
一日の摂取カロリーが2000キロカロリーとするとその3割が脂肪由来(600キロカロリー)
その1/3が吸収されずに排泄されるので
”普通の食生活をしていてもおにぎり一個分は食べていないのと同じこと”
という状態になります。
・・・注意点があります(*v.v)。
人間はおならをするにあたって、それが”おならなのか違うのか”を判断していますがゼニカルを飲むとその判断基準が著しく狂います。(特に中年以降の男)
おならのつもりが、なにか後ろに熱いものを感じる・・・
そういう悲劇が世界中で起こっています(´っω;`)
③ボグリボースなど(α-グルコシダーゼ阻害薬系)
このグループのクスリは糖尿病の治療薬です。
このクスリがどのように効くのかと云うと、消化管において炭水化物が腸が吸収できる単糖類になるのを邪魔してゆっくり吸収させるクスリです。
低GI食品とか低インスリンダイエットとか覚えていますか?すっかり廃れてはいますが。。。
つまり糖の吸収がゆっくりになると、吸収した糖を細胞内に押し込む(押し込まれた糖は脂肪に変化)ホルモンであるインスリンがゆっくりと出されるようになり、急激に細胞内に糖が押し込まれないため太りにくくなるっていうダイエット方法です。
例えば白米より玄米のほうが太りにくい→白米を食べてもボグリボースを飲んでおけば玄米を食べたのと変わらないっていう。
そして効果は・・・お察しです(-ω-`*)
・・・このクスリにも弱点があります。おならが出ます。すごく出ます。
そしてゼニカルを飲みつつ、このクスリを飲むと・・・悲劇が・・・
④甲状腺機能に関する”あれやこれや”
”あれやこれや”と書くのはあまりに危険なので真似してほしくないからです。
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の人は基礎代謝量が異常に高く意図しない体重減少になったりします。
なら甲状腺機能亢進症状態になってしまおう・・・っていうダイエットです。
・・・自分でやってみました。
痩せませんでした(´;ω;`)
そして体重減少以外のバセドウ病の症状が出てきました。
一番きつかったのが心拍数上昇です。
クスリを切っても2週間ほど心拍が100近いんです。
最初のうちは”このトキメキが”とか言っていたのが2週間位になると心の底から不安になります。
3週間目くらいで通常に戻りました。
バセドウ病は本当に大変だと身を持って知りました。
ダイエットとしては ダメ、絶対!!
(*`Д´)ノ!!!
⑤スーグラ
糖尿病のクスリです。
腎臓で糖を再吸収するSGLT2を阻害することで、過剰な糖を尿と一緒に排出させて血糖値を下げます。
通常、1型糖尿病および2型糖尿病の治療に用いられます。
要するに体から強制的に糖を出しちゃう。
副作用にも体重減少がありますが、僕も使用してみましたが”ほんのり”痩せました。
なお、痩せるほど糖が出るのならおしっこ甘くなっているのかな・・・
と思い確認しましたが甘くありませんでした。。
あくまで美容外科医師としてです。
⑥サクセンダ(ビクトーザ)
日本では糖尿病の薬として認可されています。(ビクトーザ)
アメリカなどでは肥満治療薬として認可されています。
サクセンダはGLP-1ダイエットと呼ばれるクスリの中で最も信頼性・調節性の高い薬です。
僕も使いました。
2本使ったところで6kg減という著しい効果がありました。
個人的には副作用全くありませんでした!!
糖尿病でハイリスクな人高齢者たちにもほとんど副作用なく使われているので安全性もとても高いです。
この薬があれば他のダイエット薬なんかはすべて忘れて構いません。
安全性も効果もダントツです。
詳しくは
自己注射で痩せる 話題のGLP-1(ビクトーザ・サクセンダ)開始しました。
GLP-1ダイエット かんたん自己注射指南 院長1本で-4kg
を是非御覧ください。
サクセンダ 1本 35,000円
3本 90,000円
で処方しています。僕も休みの日に家に籠もっていたら少し太ってしまいました。
また開始しようかなぁと思っています。
気軽に必要に応じて治療を開始できるのも良いところです
(o^-‘)b
o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
シンシア銀座院 0355500567
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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹
日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。
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