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自己注射で痩せる 話題のGLP-1(ビクトーザ・サクセンダ)開始しました。

2019年11月09日

最近話題のGLP-1ダイエットという治療をご存知でしょうか?

 

GLP-1というのは食事中~食後にかけて小腸から分泌され、膵臓のインスリン分泌を促進するホルモンのことです。

分泌量には個人差があると言われています。

 

インスリンというのは食後など血液中の糖の量が多いときに細胞(脂肪脂肪を含む)に糖を押し込んで血液中の糖分の量を減らすホルモンです。→血糖を下げる。

 

糖尿病というのはこの血液中の糖分が高いままになってしまう病気で、血液中の糖分が高いと血管が劣化してきてついにはつまってしまい、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすので治療しないといけないのです。

 

この糖尿病の治療として重症患者の場合インスリンを自己注射したりしますが、

その治療の補助や症状が軽い場合は他にいくつもの治療があるのです。

 

その一つがGLP-1です。

GLP-1は日本では糖尿病薬として正式に認可されている薬です。

 

このGLP-1を注射することで、自分の膵臓からのインスリンが増えるので血糖(血液中の糖分)が細胞に押し込まれて血糖値が減り、糖尿病のコントロールに役立つのです。

 

ここで注意してほしいことは、この作用によって血糖を下げることとダイエットは全く関係が無いということです。

むしろ細胞の中に糖を押し込んでいるのでダイエットの逆になりかねないのです。

 

 

 

では、なぜGLP-1がダイエットになるのか・・・

 

それはGLP-1には副作用があるからです。

GLP-1には様々な副作用が存在していますが、ダイエットにつながる副作用は

 

①腹部膨満感、腹部不快感、胃もたれによる食欲減退

②胃の通過時間延長による食事の際の早期膨満感

③中枢性食欲抑制作用

 

に集約されます。

つまり、普段の生活でお腹が減らない。

いざ、食事を前にしても多くの量を食べることが出来ない。

→1日の摂取カロリーが劇的に減る

ということがダイエットの役に経つのです。

 

 

補助的に

④脂肪細胞における代謝改善

もあると言われますが様々なホルモンとのバランスの中で決まるので確実なものではありません。

※例えばGLP-1はグルカゴン分泌を抑制しますが、グルカゴン自体にも脂肪細胞における脂肪細胞分解促進作用があります。このバランスに関する研究は未だ確定的ではありません。

 

 

 

日本においてはGLP-1は糖尿病薬としてだけ認可されているので、ダイエットに使用する場合

GLP-1の副作用で痩せる

 

ということであり少し後ろめたい印象ですがアメリカのFDAやEUなどでは肥満治療薬として認可されているので、世界標準でいつかは日本でも肥満治療薬として認可されうる治療法なのだと受け止めていただければと思います。

※つまり糖尿病患者で肥満がある場合は内科で保険診療にてGLP-1ダイエットをすることが可能です。糖尿病がある場合は様々な病態や併用薬剤のコントロールが複雑なのでシンシアでは処方が出来ません。

 

 

 

シンシアのGLP-1ダイエットの実際

 

シンシアで使用するGLP-1製剤はノボ・ノルディスクファーマ社の

ビクトーザ皮下注18mg

(サクセンダ皮下注18mg・・・同じメーカーの同じ薬ですがダイエット用)

です。毎日決まった時間(朝がおすすめ)に1回自分で皮下注射するタイプです。

 

糖尿病治療薬として使用する場合・・・

通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で 0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で 0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。

ですがGLP-1ダイエット(肥満治療)として使用する場合

 

1日1回(朝がおすすめ)0.6mgから開始し、腹部不快感などの副作用、食欲に関する効果を見ながら数日ごとに0.9mg、1.2mgと増やしていく。効果があるなら0.6mgのまま増やさなくても良い。(最大1.8mg サクセンダは最大3.0mg)

安定してきたら注射直前の自分の状態によって多少の量の調節をすることも可能。(ムカムカなどが強い場合は減らしたり、飲み会などの日には少し増やしたりする)

となります。

実際の注射の仕方などは初回に看護師からお伝えします。

 

痩せていて、効果が出やすいタイプの場合毎日ずーっと0.6mgを続ければ十分なのでシンシア1回の処方(ビクトーザ・サクセンダ皮下注18mg)1本でおよそ1ヶ月ダイエットを継続することが可能です。

 

一方、太っていて食欲モリモリで効果が出にくく、例えば1日1.8mg使用する場合にはビクトーザ・サクセンダ皮下注18mgは10日しかもちません。

 

※なお僕の場合(168cm70.8kgで開始)は1ヶ月続けていますが1日0.9mgで効果も副作用も安定しています。

シンシアのスタッフ(40歳女性162cm54kg)の場合、腹部不快感の他、頭が重い感じなどの副作用と食欲低下のバランスが1日0.6mgで取れるとのことでその日により調整しています。

 

 

 

ビクトーザ・サクセンダが一番ダイエット(肥満治療)に向いている理由

シンシアで処方しているビクトーザ(サクセンダ)皮下注18mgの他にも実は色々な会社から色々なGLP-1製剤が発売されています。

 

週に一回クリニックで注射するタイプ

ビデュリオン皮下注用2mgペン、

トルリシティ皮下注0.75mgアテオス など

 

シンシアが採用しない理由

1.週1回クリニックに行くのが大きな手間

ダイエットの失敗の最大の原因はめんどくさくなって続かないこと。

2.薬の調節性が悪い

ダイエットにおけるGLP-1の効果は胃もたれ、食欲不振などで用量依存性。

毎日自己注射の場合にはその日に調子が悪いと感じたら用量を減らし、効果が弱いと感じたり効果を強く出したい日(飲み会など)は少し増やすなどの調節が可能。

週に1回注射する場合、その1週間は激しい副作用に悩まされ続ける、あるいは効果が無いまま過ごすといったリスクが高い。

 

 

1日2回自己注射するタイプ

バイエッタ皮下注5μgペン300など

 

シンシアが採用しない理由

1日2回はめんどくさくなってダイエットには不適

 

1日1回自己注射(ビクトーザ以外)

リキスミア皮下注300μg 

 

シンシアが採用しない理由

1日1回10μg~20μgの調節しか無く、効果・副作用に応じて1日1回広範囲で調節可能なビクトーザ・サクセンダと比べると薬剤の調節性に大きなデメリットがある。

 

 

いずれもあくまでクリニックでの指導が重要な糖尿病薬としては”シンシアが採用しない理由”は問題にならなくても、ダイエット(肥満治療)目的としてはビクトーザ(サクセンダ)皮下注18mgに比べると最適とは言えません。

 

だからシンシアが処方するGLP-1ダイエット薬は

ビクトーザ(サクセンダ)皮下注18mg

なのです。

 

 

 

 

シンシアのGLP-1ダイエットの料金はわかりやすくリーズナブル

 

シンシアでのGLP-1ダイエットで処方されるのは

ビクトーザ(サクセンダ)皮下注18mg  40,000円

皮下注用専用針14本    1,000円

消毒用アルコール30枚入り 1,000円

採血(初回のみ)  5,000円  

です。

 

 

 

CASE1 

女性で効果が出やすい一般的な使用量1日0.6mgの場合 約1ヶ月あたり

ビクトーザ(サクセンダ)皮下注18mg×1  40,000円

皮下注用専用針14本×2    2,000円

消毒用アルコール30枚入り×1 1,000円

計43,000円/約1ヶ月

 

 

CASE2

著しく太っていて、元来食欲モリモリでビクトーザ(サクセンダ)の使用量が1日1.8mgになる場合は約1ヶ月あたり

ビクトーザ・サクセンダ皮下注18mg×3  120,000円

皮下注専用針14本×2     2,000円

消毒用アルコール30枚入り  1,000円

計123,000円/約1ヶ月

 

 

1ヶ月〇〇円というような価格設定と違い値段設定が明瞭でムダもありません。

痩せていて効果がでやすい人が太っていて薬の効果が出にくい人と同じお金を払う必要もありません。

※継続ご希望の際には必要な物品をそれぞれ単品で購入することができます。

 

※なお、WHO報告など国際標準においては自己皮下注射においてはアルコール消毒をした場合としていない場合に局所の感染リスクの有意差は無いという結果で自己注射で消毒をするのは少数派と言われています。

よってアルコール消毒キットは希望がなければ購入しなくても結構です。(ダイエット目的なのでめんどくさくないほど結果に繋がりやすいです)

 

 

 

 

シンシアのGLP-1ダイエットは余計なコストをかけないから患者様にリーズナブル設定(5つのNO!!)

 

1.NO!!サプリメント

高額サプリメントで痩せるなら、医療に頼る必要ありません。

少なくなった食事摂取の中でバランスの良さを心がけるだけで十分です。

 

2.NO!!専門アプリ

専用ダイエットアプリなど必要ありません。ダイエットアプリはGOOGLE PlayストアやアップルのApp Storeからいくらでも無料でダウンロード可能です。

 

3.NO!!食事指導

GLP-1ダイエットは自分の今までの食生活と関係なく食欲が落ちてダイエットを達成する治療です。

食事指導などいちいちせずとも自己判断で用量を調節していくだけで効果を出すことが可能です。

食事指導が必要なGLP-1ダイエットなど本末転倒です。

もちろん薬の用量調節などのお悩みがあればお気軽にご相談ください。

 

4.NO!!健康食品 お茶販売

クリニックが開発した健康食品やお茶がダイエットに役立つ理由もなければストレス軽減になる医学的根拠もありません。

GLP-1ダイエットを開始したら自分の好きなモノを、少量、バランスよく食べることでストレス無く栄養不良になることもなくダイエット成功を目指してほしいと考えています。

 

5.NO!!芸能人 インフルエンサー

芸能人をホームページに載せると年間数百万から数千万

インスタグラマーやYOUTUBERなどのインフルエンサーは1回の記事当たり〇〇万円あるいは”私の紹介、あるいはページを見た”で流入した患者様の売上の20から30%をインフルエンサーに支払うというのが業界標準です。

GLP-1ダイエットに関してはギリギリのコストを目指すため芸能人・インフルエンサーに依頼しません。

 

 

 

効果が高いと話題のGLP-1ダイエットをご希望の方

ぜひシンシアにご相談ください(o^-‘)b

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。

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