シンシアドクター解説、医療脱毛コラム

ドクターによる医療脱毛コラム

2024.05.22

レーザー脱毛の痛みについて

レーザー脱毛を行う上で不安に思う1つが痛みについてではないでしょうか?
今回はレーザー脱毛の痛みについて説明していきましょう。

痛みの理由

レーザー脱毛で痛いと感じる原因の1つとして照射時に発生するがあります。
照射されたレーザーが毛に含まれるメラニン色素に反応し、発生した熱エネルギーで毛根を破壊するため熱感や痛みを感じることがあります。
ただ必ずしも痛みが強いとは限らず、少し痛い程度またはあまり痛み自体感じないこともあります。痛みの感じ方は肌の色肌の状態などにより変わってきます。

痛みを感じやすい箇所

施術を受ける部位によっても痛みの程度は変わってきます。 一般的に痛みを感じやすい部位は以下のような場所になります。

  • ひげや脇など毛自体が太く濃い部位
  • 顔や指など皮膚が薄い部位
  • VIOなど毛が太くデリケートな部位

男性のひげや脇は元々毛が太く濃いので、レーザーの吸収がよく痛みを感じやすい部位になりますが、施術を続けていくことで毛の量が減る、毛自体が細くなってくると痛みは軽減していきます。

顔や指の毛は細いためあまり痛みを感じないように思われる方が多いかもしれませんが、神経に近いまたは皮膚が薄く敏感になっていると痛みを感じやすくなります。
また骨の近くも響くような痛みを感じるケースもあります。

VIOで毛が太い場合は粘膜も近い関係もあり、痛みを感じやすいでしょう。ただ麻酔を併用することにより軽減することが可能です。

痛みを感じやすい肌の状態

脱毛を受ける時の肌の状態によっても痛みの感じ方が変わってきます。

  • 日焼けして色が黒い状態
  • 生理中でホルモンバランスが乱れている
  • 乾燥してバリア機能が低下している状態

日焼けをすると肌にメラニン色素が増え、肌が反応して皮膚温度が上がるため痛みを感じやすくなります。日焼けした場合は色が収まるまで施術はしばらくお休みした方がいいでしょう。

生理中のホルモンバランスも痛みの原因となります。また体調不良や寝不足なども痛みに関係してきます。生理中は施術を控えることも考えてもいいでしょう。

肌のバリア機能が低下していると照射のダメージを受けやすく、痛みを感じやすくなります。施術後もそうですが施術前にも保湿を行っておきましょう。

脱毛をする前にご自身の肌の状態をチェックしなるべく万全な状態で施術を受けるようにしてください。

痛みの対策

  • 冷却機能を搭載した機種を使用
  • 肌の状態に合わせ照射出力を調整する

当院で使用しているスプレンダーXは冷却装置及び冷却ガスがついているため痛みは感じにくくなっています。

患者様の照射部位によっては同じ出力でも痛みを感じたり問題なかったりと様々です。
当院のスタッフは脱毛の施術に慣れておりますので、随時出力の調整も可能です。
治療中に何かあれば担当している看護師にお知らせください。

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