ワキガ手術後の経過
2024年12月05日
2024年
ワキガのご相談でご来院された患者様に「術後の経過」について聞かれることがよくあります。
文章だけだとなかなか伝わりにくいので、実際の症例を交えて紹介していきます。
シンシアのワキガ手術
シンシアでは
・ベイザー・フォーミュラシェーバーシステム
・フォーミュラシェーバーシステム
という2つのメニューをご用意していますが、まずはこちらの違いについて説明します。
「ベイザー・フォーミュラシェーバーシステム」は名前の通り、ベイザー波で組織をおかゆ状にしてからフォーミュラシェーバーシステムを行う治療です。 ベイザーを用いた方が非侵襲的に皮下を剥離できるので術後の傷の治りもよく、術後の痛みが少なくなります。
「フォーミュラシェーバーシステム」とは、ワキの上腕側の皮膚に、7mm程度小切開し、専用のカニューレを用いてワキガの原因である汗腺を除去する治療です。
オフィシャルサイト ワキガページ
https://cosmedical.jp/menu/vaser-formula-shaver-system/
にはベイザーを用いた症例が載っているので、
こちらではベイザーを用いないフォーミュラシェーバーシステムの術後経過を紹介します。
(村松医師施術)
術前 | 術後1週間
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術後1ヶ月 | 術後3ヶ月
【術後の経過】
翌日:術後に血抜きの管を入れているので、
来院していただき血抜きの管を抜きます。
血抜きの管を抜いたらシャワーOKです。
(入浴はNGです)
術後1週間:抜糸をします。皮膚はやや紫色です。
滲出液はほぼありません。
入浴も可能になります。
この日からたくさんストレッチして
傷が硬くならないように伸ばし始めます。
術後1ヶ月:色味はだいぶ茶色になってきて、
皮膚が索状に固くなり盛り上がります。
ストレッチを頑張って続けます。
術後3ヶ月:色味は薄い茶色になり、皮下の硬さも
無くなり平らになります。
傷痕は上方で5mm程度、わずかに残る程度です。
時間の経過とともにほぼわからなくなります。
手術時間はだいたい2.5〜3時間を想定しています。
静脈麻酔をおこないますので、手術中は意識がなく術中の痛みも全くありません。
ワキガの手術は術後のケアも大切になりますので、お洋服で隠せる時期に手術するのがおすすめです。
術後半年程度で傷は治癒するため、来年に向けて今の時期の施術を考えてみませんか。