ワキガの人の服が黄色くなる原因とは
2024年10月24日
2024年
ワキガの人が白い衣服を着ていると脇の下が黄色くなることがありますが、これは「リポフスチン」という成分が原因で起こる現象です。
「リポフスチン」は、たんぱく質や脂肪が酸化してできる赤褐色の物質で、「老化色素」や「消耗性色素」とも呼ばれています。
脇汗は基本的に乳白色ですが、酸化すると黄色味がかった色になります。
アポクリン腺から出る汗には水分だけでなく、タンパク質・脂質・糖質・アンモニアなど、臭いの原因となるような水分以外の物質も多く含まれており、黄色味が強いほどワキガは強くなっていくと考えられます。
人体のいろいろなところに出現するリポフスチン
リポフスチンは、
●老化した脳の神経細胞
●心臓、肝臓などの組織
など、脇だけでなく人体のいろいろなところに出現しています。
分かりやすいところだと、なんと顔のシミや黄ぐすみの原因になっていることもあります。
ご存知の方も多いと思いますが、顔の黄ぐすみはお肌の糖化が原因です。
高齢になると肌の色が黄色味を帯びてくるのもこのリポフスチンによるものです。
アンチエイジングの観点でも明らかに目立った要因といえますね。
また糖化とは、体内で糖質とタンパク質が結びつくことで起こる現象なのですが、リポフスチンは活性酸素に関係が深く、白砂糖を沢山摂取することで活性酸素が体内で発生し、リポフスチンを増加させシミをつくる、いわゆる砂糖ジミの原因となります。
ちなみに「リポフスチン」は、人体にはまったくいらないものとしていろいろなところで出てきます。
皆さんも「リポフスチン」という言葉を見つけたらあの黄色くしているものかーと思ってください。
秋〜冬にかけての厚着シーズンは、比較的ダウンタイムも過ごしやすく、ワキガ手術が大変人気です!
私、村松も得意な手術の1つです。
大切な衣服を変色させないためにもぜひ治療をご検討ください。
渋谷院にてご予約をお待ちしております。