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日本一わかりやすい(かもしれない)ギリシャ危機の解説を僕が(笑)

2012年02月26日

僕は経済に詳しいわけではないのですが、今ギリシャの問題が一段落ついたかのような風潮があまりに漂っていることが怖いのでちょっと懸念していることを書いてみます。

今回のエピソードでまずいなぁと思うのは、

○EUが完全にギリシャの主権を奪ってしまったということです。

まぁ、昼寝民族のギリシャのぐうたらっぷりは真面目なドイツ人から見ると到底許せるものではないのですが予算編成権をEUに献上しないといけなくなってしまったのは少しかわいそうな気がします。

あまつさえ、選挙の日付にすら文句を言われるとなるともはや植民地支配です。

○クレジットデフォルトスワップ(CDS)が炸裂しそう。

クレジットデフォルトスワップって言われてもほとんどの方が

なにそれ???(・◇・)?

ってなるのですがこれは今年5月以降話題の中心になる可能性が高いと思います。

クレジットデフォルトスワップはあまりにも難しいし経済を知らない人が理解できるような解説を見たこともないので、僕の理解も不十分だと思いますが

たぶんこうだろうなぁというモノを解説していきます。(間違っていたら教えてください)

例)

ギリシャの国債を僕が1億円で買う。

3年後には1億5000万円になる見込み。


でもギリシャは3年以内に破たんするかもしれない( ̄□ ̄;)!!

そしたらお金が返ってこない(´・ω・`)

そうだ保険を賭けよう掛けようひらめき電球

5000万円儲かるはずだから4000万くらいならいいかな。

たしか野○ノルマ証券が引き受けていたはずだな。


そうすれば3年後はどんなことがあっても1000万ウハウハだぜ。


っていうストーリーのうち4000万円の保険がクレジットデフォルトスワップです。

つまりギリシャが破たんしなければ3年後には

ギリシャが僕に5000万くれる   ギリシャ-5000万(利子として)

僕はノルマ証券に4000万払う   僕    +1000万

                    ノルマ証券 +4000万円丸儲け

ということになります。

ギリシャが破たんすれば

ギリシャはバンザイ。     ギリシャ 僕の払った1億円抱えてトンずら

僕⇒ノルマ証券        4000万円(クレジットデフォルトスワップ代として)

ノルマ証券⇒僕        1億5000万円 (保障として)

僕はギリシャが破たんした時点で+1000万円の儲け。

ノルマ証券は -1億1000万円の赤字ということになります。

いまのところどうなっているかというと例えの中で言えば

ユーロが僕に対して

自発的に1億円分のギリシャ国債代を2600万円にまけろヾ(▼ヘ▼;)

自発的にまけてるんだからクレジットデフォルトスワップ発動させんなよこの野郎。

と脅迫しているのです。

僕だったら大暴れするところですが、ユーロの銀行はギリシャ国債も持っているし、ノルマ証券のようにクレジットデフォルトスワップの引き受けもしているのでにっちもさっちもいかない状態です。

だから上みたいな滅茶苦茶なことを言われても下を向いて黙っているわけです。

(ユーロ圏の銀行はユーロが助けるからギリシャがデフォルトなんてするわけないとタカをくくっていたわけです。(笑)まぁノルマ証券もですが)

だけど投資家の中にはやはり、ふざけんなこの野郎。絶対にクレジットデフォルトスワップで全額回収してやるっていう人もいるわけです。

そうすると銀行によってはその支払いができずに倒産するわけです。たとえ話ではノルマ証券倒産ってことです。

さらにノルマ証券にかかっていたクレジットデフォルトスワップが炸裂して・・・・・それを保証していた○○銀行が・・・

というようになし崩し的に倒産が連鎖する可能性があるわけです。

なんでこんな危険なクレジットデフォルトスワップが出てきたかというと・・・

○ールドマンサックスやリー○ンブラザーズなどのお金を右から左に動かすだけでその手数料をかすめとろうという商売、或いは情報で相手をはめ込んでお金を巻き上げるという商売をしていた人たちの中で一番小賢しい人が、もっともっと儲けるために安心して借金を引き受けさせるようなシステム、言い換えれば

虚構の中でお金だけが動き回り彼らが途中でよりかすめ取ることができるシステム

を思いついてしまったわけです。(金融工学なんてもっともらしいことを言ってましたが)

これにあやかろうと群がった金融機関群がいま青い顔をしているわけです。

自業自得です(`・ω・´)

まぁ、虚構のお金に惑わされてさんざん昼寝をしながら贅沢をしていたギリシャのような国々もモチロン報いを受けてしかるべきなのですが、問題は真面目に実業をしていた人たちにも迷惑がかかるということです。

たぶん日本も他国に比べればましですが、クレジットデフォルトスワップ炸裂で大変なことになるような事態も一部見られる可能性もあります。(そ~れ~ノルマ~にきいて~みよぅ♪ちゃん♪ちゃん♪ちゃん♪)

願うべきは、このような一部の人間だけが将来の破たんを予見しながら儲けるようなシステムが二度と機能しないように、そして新しく生まれないように監視するシステムが生まれることです

p(´⌒`q)

おまけ) 最近円ユーロが円安側に傾いて、しかもそれを受けて日経平均が上昇していますがこれは、金融工学をこねくっている悪い人たちの最後のはめ込みだと思います。

ただ恐るべきことはこのはめ込みを勘違いした史上最低の幼稚園政府が株価の上昇を受けて、

景気回復傾向にある⇒消費税を上げます

なんて言い出すことです。(たぶんあさってあたり言いそうです。)

とりあえず、ギリシャの動向がわかる5月まではすべてが虚構の中にいると思うべきだと考えます。

今はとにもかくにも自分の本業にのみ集中して行くことを考えています。

この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
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