- 脂肪吸引
通常脂肪吸引とアキーセルとVASERとは
2018年11月05日
普通の脂肪吸引です。 体の脂肪吸引を行う場合には通常3mmか4mmの脂肪吸引管を使用します。 医師にもよりますし、部位あるいは脂肪の付き方にもよりますが繊細な部分は3mm、太ももなどで太い場合は4mmでざっと吸って3mmで仕上げるというのがスタンダードだと思います。 あまり細い吸引管だと人間の手の前後運動ではいつまで経っても充分な吸引量とならないのである程度の吸引管の太さと穴の大きさが必要になります。
ベイザーは脂肪を吸引する前に、固体の状態となっている脂肪”組織”を構成している脂肪細胞同士のつながりを壊して皮膚の下でお粥状にしてしまう機械です。 お粥状に柔らかくなっていれば、固体を削り出すよりもより多く、より繊細に凹凸の少ない仕上がりにすることが可能となります。 また細い吸引管を使いやすくなります。 動画で見るとわかるのですがベイザーを使用した場合その先端の脂肪組織を処理するのでこれを併用することで横に吸引の穴が開いているすべての吸引管(アキーセルを含む)よりもデザイン性の高い仕上がりとなります。
アキーセル(Aquicell)は細かい振動を発生させて細い吸引管の小さな穴からの脂肪吸引を可能にする機械です。 当然、細い吸引管で小さな穴から吸引を行うことは凹凸の少ないなめらかな仕上がりに繋がります。 もし人間がアキーセルの細い吸引管を使用して脂肪吸引を行ったとしたら、特に太ももや腹部のような広範囲においては時間内に充分な吸引量を確保することは難しいと考えられます。 脂肪注入をする際にも採取した脂肪はベイザーと同様に細かい状態になっているので、注入先になめらかに分布することが可能であることと、脂肪細胞一つ一つが注入先で酸素と栄養を確保しやすいためよく生き残って(生着して)くれます。
脂肪吸引でキレイな仕上がりを目指すためには まず固体である脂肪組織をベイザーによる超音波振動で細胞同士のつながりを壊して皮膚の下でグジュグジュのお粥状にして吸引しやすい状態にしておいてから 微細振動にて人間では不可能なほど”細い吸引管の小さな穴”から吸引可能なアキーセル(Acquicell)を使用して脂肪を吸引する この組み合わせがBESTなのでは無いかと考えています。
この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹
日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
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