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ナチュラルクイックとプレミアムクイックの違い  挙筋法をやらない理由

2016年04月22日

シンシアの埋没法は大きく分けるとプレミアムクイックとナチュラルクイックがあります。

ナチュラルクイックは日本で従来からされているやり方で、比較的腫れが強いやり方になります。
プレミアムクイックはまぶたのダメージを減らしながら糸を入れていくやり方です。

①ナチュラルクイック

ナチュラルクイック

まぶたの模式図(眼球含めて縦に切った図)
ナチュラルクイックはまぶたの厚みの中に細い糸で輪っかを作ったあと
“縛り込んで点にしてしまう”
そのことによって周りの組織がその点に向かって引き込まれて二重になる。
そういうやり方です。
簡単で早いので技術が無い美容外科医師でも行うことができ、たくさんの患者様を回して収益を上げるクリニックではこれしかできないところも多いです。
思い切り縛りこむので皮膚の引きつれもしばらく強く出るのでいわゆる
“くいこみ”
も出やすいという弱点があります。


ナチュラルクイックでかなり広い二重を作ろうとすると支えているのが点なので図のように糸が入っている部分だけつり上がってしまいがちという弱点があり、3点留をオススメする場合が出てきます。

②プレミアムクイック(セミプレミアムクイック)

プレミアムクイック

まぶたの模式図(眼球含めて縦に切った図)

プレミアムクイックはまぶたの表と裏を糸をループ状に入れることでちょうどの強さで関連付けるという手術です。
目を開くときに皮膚の表側が糸に裏側に引っ張られていくことで二重ができるという、生まれつきの二重のでき方に近い状態を作っていきます。
まぶたの破壊が少ないので腫れが少なく引きが早く、組織の変形が少ないのでいわゆる“クイコミ”が少ないのです。
プレミアムクイックのような調整がシビアな方法は相当多くの経験と高度な手術手技が要求されるので実際に行える医師が少ないというのが弱点です。
また腱板という組織は元来まぶたの支持組織でありかなり固いので糸をかけても目を開く機能に問題が出ることはありません。

プレミアムクイック(正面)
正面からみると糸は図のようにループで入ります。
このため、多少広めの幅でも2本の糸だけで十分キレイなラインが出ます。
逆に言うとプレミアムクイック3点留をしようとすると眼球の横幅を3本のループが超えてしまうということになるので基本的にプレミアムクイック3点留めの必要はありません。
※クリニックによってはループの端々を1点とカウントして4点留と言って値段を釣り上げています。

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○参考 挙筋法二重手術

挙筋法
挙筋法の二重手術はまぶた組織の引きつれをあまり作らないようにしながら糸のループで皮膚側と眼瞼挙筋を関連付けるというやり方です。
シンシアのプレミアムクイックと似た考え方ではありますが、留める基礎となる相手が腱板ではなくて挙筋です。
挙筋は柔らかいのでいくら引きつれないように入れても皮膚のテンションに負けて事実上すべての症例で“挙筋の引きつれ”と“挙筋の瘢痕化”が発生します。
特に2回め3回めとなると眼瞼挙筋の瘢痕化が進行して眼瞼下垂の原因になったりしています。(1回めの手術でも幅を広く作ろうとすると眼瞼下垂になることがあります。これは幅が広い二重の場合はその部位のまぶたの皮膚は厚く眼窩脂肪も影響する場所なのでそれらをたたむ力(二重にする力)に負けて眼瞼挙筋が変形するからです。)
挙筋法二重手術で眼瞼下垂になった際には切開して眼瞼下垂手術となるのですが激しい瘢痕により修復が困難となっていることもあります。

もともとまぶた構造の“支持組織”である腱板は多少の損傷でも”目を開ける”という機能に影響をあたえることはありませんが、挙筋はそもそも“機能を持った筋肉”なので少しの損傷でも“眼瞼下垂”に直結する可能性があるのです。

上記の理由にてシンシアでは基本的に挙筋法で手術を行うことはなく、しかしながら発想が近くより安全性の高い“腱板と皮膚を関連付ける”というやり方を採用しているのです。

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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
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