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新しい脂肪溶解注射 BNLS について

2015年01月16日


BNLSは脂肪分解作用、肌の引き締め効果、リンパ循環の改善作用によって従来のフォスファチジルコリンを中心とした脂肪溶解注射よりも迅速な効果が出るといわれています。
実感までの期間はおよそ3日~(※患者様の状態により効果は異なります)


フォスファチジルコリンを中心とした脂肪溶解注射の場合には、フォスファチジルコリンが脂肪細胞の膜に入りこんで破たんすることで中の脂肪滴を流出させるという作用機序でした。
この作用は、腫れや痛みをともないました。
BNLSの場合は、植物成分の総合的な相互作用によって脂肪を溶解するといわれています。
ちょうどヘリオケアが日焼けを防止してくれる作用に近い印象です。


BNLSの注入可能部位と標準的容量
(※1シリンジは1㏄)

○額・・・            1シリンジ
○上まぶた(両側)・・・    1シリンジ
○鼻・・・             1~2シリンジ
○小鼻(鼻翼・鼻尖)・・    1~2シリンジ
○コメカミ(両側)・・・      1シリンジ
○頬(ほうれい線近く)・・・ 1~2シリンジ
○口の横・・・         1シリンジ
○フェイスライン(片側)・・・1~2シリンジ
○アゴ下・・・         3~5シリンジ
○唾液腺肥大・・・      2~4シリンジ

一般的な頬・アゴ下脂肪吸引と同様の部位に注射をする場合には6~8シリンジが目安になります。

BNLS注射の種類について(重要)
○通常BNLS     (おススメ)
BNLSのみを注射するやり方です。

○BNLS+ヒアルロニダーゼ(BNLSブラック)  ※おススメではありません
※韓国では一般的に行われている方法です。ヒアルロニダーゼをブレンドします。
大手美容外科がBNLS或いは類似製品とヒアルロニダーゼのブレンドで高額なメニューで提供しています。
※ヒアルロニダーゼはアナフィラキシーショックという呼吸困難などを伴う強力なアレルギーを引き起こすリスクがあります。回数を重ねるほどリスクが上がります。
アナフィラキシーショックのリスクを許容できる強い希望の患者さまのみ提供いたします。

○BNLS+ケナコルト(BNLSウルトラブラック) ※おススメしません
※BNLSの公式プロトコールにある方法です。
※ケナコルトは脂肪萎縮を副作用に持つ長期持続型のステロイドです。
※韓国でもあまりおこなわれてはいません。
※日本では一部の美容外科がケナコルトの副作用の説明を不十分なまま行っています。
※繰り返し行う場合には、3か月の期間をおく必要があります。
※1年に2回まで
※目の周りはできません。
※ケナコルト副作用
〈重大〉1)誘発感染症、感染症の増悪 2)続発性副腎皮質機能不全、糖尿病 3)消化性潰瘍、膵炎 4)精神変調、うつ状態、痙攣 5)骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨の骨頭無菌性壊死、ミオパシー 6)緑内障、後嚢白内障(連用:眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障)→定期的に検査 7)血栓症 8)アナフィラキシー様反応、喘息発作(アナフィラキシー様反応)→中止(気管支喘息患者で他の副腎皮質ホルモン薬投与で喘息発作増悪の報告) 〈その他〉1)内分泌(月経異常等) 2)消化器(下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進等) 3)精神神経(多幸症、不眠、頭痛、めまい等) 4)筋・骨格(筋肉痛、関節痛等) 5)投与部位〔関節腔内:(関節の不安定化)→中止(疼痛・腫脹・圧痛の増悪)〕(筋肉内又は皮内:組織の萎縮による陥没、色素沈着等) 6)脂質・蛋白質代謝(満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝等) 7)体液・電解質(浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス等) 8)眼(中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出等) 9)血液(白血球増多等) 10)皮膚(ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲弱化・脆弱化、脂肪織炎等) 11)その他(発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及び運動性の増減) 
※上記の副作用のリスクを自己責任で許容できる強い希望の患者様のみに提供します。

※BNLSブラックとBNLSウルトラブラックは日本でも行っているクリニックがありますが、シンシアではおススメしていません。
注意喚起の意味でメニューに載せています。
健康被害に逢わないためにプレミアムなどと言う表記には十分ご注意し注射内容を確認してください。

BNLS術後について
○内出血が見られる場合があります。
○BNLSによる腫れ・痛みは通常軽度です
○当日の飲酒は控えてください。
○基本的に1~2週間おきに2~3回をお奨めします。3回施術で実感が弱い場合にはベイザー脂肪吸引をおススメします。

メーカー提供による症例写真

料金は次の記事に掲載します(*v.v)。

この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。

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