金の糸が入っている患者様の後のフェイスリフトは・・・

最近のシグネチャーリフトモニター患者様で“金の糸”が入った方がいらっしゃいました。

金の糸って上の写真みたいな感じです。

この“金の糸リフト”っていうのはリフトっていうのは名ばかりで引き上げる力はほとんどなくて、金属が入るという強烈な異物反応でコラーゲンを増やしハリを出していくっていうものです。
まぁ正直言って嫌いだったのでやらない施術代表選手かつ、日本に導入した先生が
“もうやめた方がいいです”って方々で啓蒙活動しているような施術です。

技術的に簡単で、誰でもできるようなものなので、“金”というなんとなく心をくすぐるネームもあって高額な手術料金も取れるし流行ってましたが最近は下火ですね。

・・・でフェイスリフトで剥離をしているとこの金の糸とリテイニングリガメントの周りが激しく癒着して、シコリを形成していて
はがしにくいッたらありゃしない。(´д｀lll)
Zygomaticの一部とMandibularが一塊になってしまって同定も困難なほど。
リテイニングリガメントあたりは血管も豊富なのでそのぶん金属異物反応が激しいんだと思います。
（リテイニングリガメント周辺以外では癒着も大したことない）

なんちゃってフェイスリフトだったらこんな苦労ももちろんないのですが・・・
（くっついていることにも気が付きませんね）

いやぁ視野の悪い部分での難易度の高い剥離操作でしたので術後の経過を見て無事に済んでいたのでホッとしました。

金の糸　　　　　　　キライ（/TДT)/