ジクアス点眼液・・・視力が良くなる目薬？？

2012年11月30日

先日某N○Kの“ためしてガッ○ン”という番組で慶應義塾眼科教授の坪田先生が、

“目の良くなる目薬”

という紹介をしたという噂の（というのはもちろん僕自体は見ていないので）“ジクアス”という目薬
を取り寄せてみました
( ´艸｀)

世の中の眼科の先生はその“○めしてガッテン”のせいで
“目が良くなる薬をくれ～”という患者様が増えて困惑しているようです。

まぁ・・・ちょっと調べたところ“ジクアス”という目薬は決して“視力をよくする目薬”ではなく“ドライアイ治療薬”のようです。

ただし、ひどいドライアイの人は角膜表面が傷つきやすくなったり、角膜上皮細胞の新陳代謝がうまくいかない、涙液層での光の屈折が乱れる
→表面の屈折率が悪くなって近視化。(´д｀lll)
なんて機序も考えられるようです。

僕は高度のドライアイです。コンタクトレンズはしていないのですが、無影灯とPC画面の影響と手術中はまばたきが極度に少なくなっているようなので・・・あとエアコンもか・・・
(´・ω・`)

で、乾いているときほど本当にものが見にくいんですよね。
視力が明らかに下がっている感じなんです。

それでつらくてつらくて、毎日何回も目薬をさすのですがこれが本当は非常によくないんです。
さしてしばらくはもちろん潤っているのですが、ヒアレインという（ヒアルロン酸入りで名作といわれています）目薬ですら数十分の効果持続しかないんです。
目薬をさすと、角膜表面を覆っている保湿物質であるムチン（個人的に響きが好き。むちむちムチン）が流れ出してしまってかえって悪くなるんです・・・
じゃぁどうすんねんっ(｀(エ)´)ﾉ_彡
って今まではほとんどあきらめムード・・・

涙が鼻に流れ込まない涙点プラグなんていうのもあるらしいのですが・・・
眼科に行くのもなかなか億劫で(;^ω^A

で、そこにジクアスです。
僕はすぐに飛びつきました。
ジクアスとは今までの目薬とは違ってそれ自体で潤すという考え方ではなくて・・・
ムチン（むちむちムチン（@・ω・@)）を増やしてくれるという超画期的な目薬なんです。

添付文書によると
〔薬効薬理〕

1. 作用機序10,11,12,13）

ジクアホソルナトリウムは、結膜上皮及び杯細胞膜上のP2Y2

受容体に作用し、細胞内のカルシウム濃度を上昇させること

により、水分及びムチンの分泌を促進した。

2. ムチンを含む涙液分泌促進作用13,14,15,16,17）

1）正常動物（ウサギ及びラット）において、ジクアホソルナト

リウムの単回点眼により涙液の分泌及び結膜細胞からのム

チン分泌を促進した。

2）ラットドライアイモデルにおいて、ジクアホソルナトリウ

ムの単回点眼により涙液の分泌を促進した。また、反復点

眼により結膜組織内のムチン量は増加した。

3. 角膜上皮障害改善18,19）

ラットドライアイモデルにおける角膜上皮障害は、ジクアホ

ソルナトリウムの１日６回、４週間反復点眼で濃度依存的に

改善され、１%以上で最大効果を示した。また、１%の２週

間反復点眼において、１日６回以上で最大改善効果を示した。

とあるように水分とムチンの分泌が促進するのです
ヾ(＠^▽^＠)ﾉ

ということは。。。
ムチンでドライアイが改善すると同時に水分が増えて目がうるうるキラキラしてしまう可能性がっ
(_≧Д≦)ﾉ彡☆ばんばん

そんな期待を込めて自分にまず初回投与（4時間前）
こ・・・これは・・・
めっちゃ潤います。僕にとったら感動レベルです。
眼球を動かすのがラクです。
なにか束縛から逃れたようなそんな感動。
心なしか視力が上がったような感じがホントするんですよね。

手放せなくなりそうです(´っ･ω･`)っ

とはいえ薬だから副作用があるみたいです。（僕にはさっぱりありませんが）
○しみる
○目ヤニ（ムチンが増えるから？）
○かゆい
○ソフトコンタクト装用中は使用できない
○涙が増えすぎる
などなど・・・
まぁ合わない薬は使わなければいいのです。
基本的にはジクアスは耐性も依存性も反動も確認されていないようなので、処方制限もなくある意味“安心して処方できる≒出しっぱなし”タイプの薬のようです。

というわけでドライアイで苦しんでいる方で僕とおんなじ感動を味わいたい方には処方しようと思いますのでお気軽にご相談ください
○シンシアのリピーターさんには 1本1575円
○ジクアスが目的の初診の患者様は1本目3150円2本目から1575円
薬価がめちゃ高いのでこれでも美容外科的に大奉仕価格です。（結局診察料がない分、保険診療と変わらないくらいじゃないかな）