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ワキガ切開法(剪除法)の傷跡です。

2012年10月04日

【グロ注意】久しぶりのワキガのモニターさんです。
ワキガ切開法(剪除法)の1か月後3か月後傷跡です。
の続きです。

ぜひ前の二つの記事をお読みいただくと、ワキガの手術についての理解が深まると思いますのでワキガでお悩みの方は併せてお読みください。

術後1日
シンシアでは術後1日目で圧迫を解除することが多いです。
基本的に圧迫の意味は皮膚の下に血腫ができて皮膚が下から浮いてしまうことにより栄養がいかなくなって壊死してしまうことを防ぐためなのでたまっていなければ圧迫する意味はあまりありません。
逆に圧迫の下で観察できない血腫ができていた場合には除去する時期を逸するという恐れもあります。
ただし局所の安静は必要なことと(せっかくできてきた血管がうまく育たないといけない)、血の塊や滲出液がたまったらすぐに除去しに来院していただく必要があります。
その他に圧迫の弱点としてはテープかぶれがかなりの頻度で起こることです。

術後1週間
一番血流の悪い部分が少し潰瘍になることもあります。

術後1か月
一番アポクリン腺の多い部分で皮膚のダメージの多い部分は治りがゆっくりです。

術後3か月
大分回復しています。

術後6か月
よく見ると赤い線がまだあります。(普通に生活する分にはあまり目立たないレベルです)

術後1年
今回のモニター患者様はその気で見ないとわからないくらいまで傷がキレイになりました。
是非画像を拡大してご覧ください。

術後1日目

術後1週間

術後1か月

術後3か月

術後6か月

術後1年

ワキガの切開法の手術は本物のワキガの人にとっては最も信頼性の高い手術です。
ワキガの手術というのはアポクリン腺をいかに確実に減らすかというのが勝負ですのでお気軽な小さい穴からの手術では、
○ダメージもそこそこ
○効果もそこそこ
ということになります。もちろん効果がそこそこでも満足が出る場合もありますので全く否定するというものではないのですが、本当に悩んでいる方にはふさわしくないと思います。

なおワキガに対しては確実な効果を発揮する切開法ではありますが、これだけしっかりした手術をしても多汗症の原因となるエクリン腺は余り減らすことができません。(多汗症にはボツリヌストキシンが一番いいのではないかと考えています。)

切らずにあてるだけでワキガも多汗症も改善するという触れ込みの機械が最近で出回ってきていますが僕は理論上も倫理上も賛成することができません。おそらくその機械はラジオ波でエクリン腺と神経のつながりを遮断するもので効果は一時的だと考えられます。(ボツリヌストキシンと同じ理屈。だから効果は3か月から半年くらいか・・・)
またFDAの承認も多汗症のみでワキガの承認はとっていないと聴いています。
確かに多汗による蒸れがなくなれば少し臭いも改善しますけどね・・・

(なおその機械、効果がなかったけどどうしたらいいですか?という相談もいただいています)

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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
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