一、 公安及び善良な風俗を害しないこと。 二、 政治的に公平であること。 三、 報道は事実をまげないですること。 四、 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
メディアと政治家との関係に関心がある人に、ぜひ読んでもらいたい。戦後体制からの脱却と公務員制度改革、教育改革、憲法改正への道筋作り…。文芸批評、音楽批評を専門とする著者が畑違いの政治分野で丹念に追跡し、拾い集めた安倍政権の足跡、実績と、スキャンダル暴露と印象操作に終始した朝日新聞の報道のあり方をたどると、あまりの乖離(かいり)に愕然(がくぜん)とするだろう。
「安倍の葬式はうちで出す」。本書では、この安倍内閣当時の朝日幹部のグロテスクな言葉が繰り返し引用される。政治評論家の三宅久之は著者に、朝日の若宮啓文論説主幹(現主筆)とのこんなやりとりを明かしたという。
メディアが権力者を批判するのは当然だが、著者が指摘する「明白なウソ」「虚偽のストーリー」による安倍叩きに正当性はあるのか。本書は、安倍内閣で首相補佐官を務めた世耕弘成が大学生に語った述懐を取り上げる。
反安倍勢力に封印されたあの時代を、正確な記憶として取り戻す-。本書はそのために書かれ、安倍復活の「約束の日」への切望を表明して締めくくられている。(幻冬舎・1575円)
評・阿比留瑠比(政治部)
産経新聞はTPPに関して以外は最近少しまともな報道機関になっているようにも思います。
阿比留瑠比さんだけなのかもしれませんが少なくともそれが表に出てきているということは重要です。
予想通りマスコミによる壮絶な安倍叩きが始まっています。
自民党総裁選は、40年ぶりの決選投票をへて、安倍晋三元首相が当選を決めた。
5年前の参院選で惨敗後、首相だった安倍氏は突然、政権を投げ出した。
※その惨敗は朝日新聞の強烈な偏向報道によるものでしたね。潰瘍性大腸炎はストレスで悪化するものです。その当時は国民も今よりはるかに愚かで安倍首相の味方はほとんどいなかったのです。悔やまれることです。
その引き金となった腸の難病は新薬で克服したというが、政権放り出しに対する批判は安倍氏の重い足かせだった。それが一転、結党以来の総裁再登板を果たしたのはなぜなのか。
■「強い日本」を前面に
もともと安倍氏は本命視されていなかった。
ところが、谷垣禎一前総裁を立候補断念に追いやる形になった石原伸晃幹事長がまず失速。決選投票では派閥会長や古参議員に嫌われている石破茂前政調会長に競り勝った。いわば消去法的な選択といっていい。
※石破は一度仕事を投げ出して自民党を出奔した人物です。逆にあれだけ支持が集まったのが不思議です。マスコミもその芯が入っていないところが大好きだったようです。
さらに領土問題で中韓との関係がきしんでいなければ、再登板はなかったかもしれない。
「強い日本」を唱える安倍氏の姿勢が、中韓の行き過ぎたふるまいにいらだつ空気と響きあったのは確かだ。
「尖閣諸島は国家意思として断固守る」として、避難港を造るなど管理の強化を訴える。
慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた河野官房長官談話や、「植民地支配と侵略への反省とおわび」を表明した村山首相談話を見直すと主張している。
首相になった場合の靖国神社参拝にも意欲を示す。
ナショナリズムにアクセルを踏み込むような主張は、一部の保守層に根強い考え方だ。
だが、総選挙後にもし安倍政権ができて、これらを実行に移すとなればどうなるか。
大きな不安を禁じえない。
隣国との緊張がより高まるのはもちろんだが、それだけではない。
前回の首相在任中を思い出してほしい。5年前、慰安婦に対する強制性を否定した安倍氏の発言は、米下院や欧州議会による日本政府への謝罪要求決議につながった。
靖国参拝をふくめ、「歴史」に真正面から向き合わず、戦前の反省がない。政治指導者の言動が国際社会からそう見られれば、日本の信用を傷つける。
だからこそ安倍首相は河野談話の踏襲を表明し、靖国参拝を控えたのではなかったか。
首相就任直後に中韓両国を訪問し、小泉政権で冷え切った中韓との関係を改善したのは安倍政権の功績だった。その経験を生かすべきだ。
それにしても、あまりにも内向きな総裁選だった。
■人材も活力も乏しく
安倍氏をはじめ5候補は、民主党政権の3年間を「国難」と断じ、自民党が政権に復帰しさえすれば震災復興も、領土外交も、日米同盟も、景気も、雇用もうまくいくと胸を張った。
そんな甘い夢を信じる人がどれほどいようか。
国民の政治不信は民主党だけでなく、自民党にも向けられている。その自覚と反省がまったく感じられない。
※朝日新聞がそう考えているだけで民主党が悪いです。
それどころか、3年前、国民に拒絶されるように下野した自民党のやせ細った姿をくっきりと映し出した。
※はいはい印象操作・印象操作 今回の民主党は石を投げつけられるレベルで下野することになるでしょう。
その象徴は、5候補の政策がほとんど同じだったことだ。
党是の憲法改正を実現し、集団的自衛権の行使をめざす。
※あの総裁選を見ていて政策がほとんど同じに聞こえたのなら新聞の看板を下ろすべき。小学生低学年以下です。
原発・エネルギー政策では全員が「原発ゼロ」に反対。環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加には慎重。代わりに熱を入れるのは「国土強靱(きょうじん)化」という名の公共事業拡充だ。
財界や電力業界、農協、土木・建設業界など支持団体の歓心を買いたい。そんな思惑がみえみえではないか。
※民主党は民団・朝鮮総連・日教組・自治労・中核派などの支持団体の歓心を買いたい一心ですね。朝日新聞はそちら側だというだけです。だいたい財界・電力業界・農協・土木・建設ってほとんどすべての日本人の事ですが何か問題はありますか?
かつての自民党にはタカからハト、改憲から護憲、保守からリベラルまで抱える懐の深さがあった。
それが、今回は5候補がそろってタカ派色と支持団体への配慮を競い合った。しかも5人とも世襲議員である。
※史上最恥の脱税総理大臣ルーピープリンス鳩山のことは全力で記憶の彼方に押しやったようです。
■3党で国会ルールを
二大政党時代の野党の最大の仕事は、人材を鍛え、次に政権に就いたときに実行すべき政策を練ることだ。その作業を、自民党は怠っていたと言われても仕方がない。
遠からず行われる解散・総選挙に向けて、安倍氏に三つのことを求めたい。
第一に、社会保障と税の一体改革の実行を野田首相と再確認する。早期解散を求めて対決するだけではなく、社会保障をめぐる国民会議の設置など、譲るべきは譲ることも必要だ。
第二に、外交・安全保障をはじめ、公約を現実味のあるものに練り直すことだ。
総選挙で投票権をもつのは自民党員だけではない。前回の首相在任中に靖国参拝を控えたように、君子豹変(ひょうへん)の勇気をもつことが肝要である。
※中国様と韓国様の事しか考えていない朝日新聞らしいほのぼのとした主張ですね。
第三に、民主、公明との3党で、衆参の多数派がねじれても国会を動かせるルールづくりで合意することだ。政権奪還をめざす自民党にとっても、そのメリットは大きいはずだ。
※憲法が改正されないといけないような事案をよくもやすやすと(笑)
というように朝日新聞の書いていることを読むときには一つ一つに突っ込みを入れながら読みましょう。
とはいえ人間というものは時間をかけて文章を読むと“そうかなぁ・・・”と洗脳されやすいものなのであからさまに偏向しているとわかっているものに対してあえて触れる必要があるのかどうか、
一人一人が日本人として朝日新聞を読むことが本当に日本のためになるのか考えながら行動する必要があります。