- 二重
かなり無理のある準平行型を埋没法で
2012年01月10日
今回のモニター患者様はもともと狭い奥ぶたえですが
○瞼の皮膚が厚く
○皮下脂肪・眼窩脂肪がともに多く
○目頭のかぶりが強く正面から涙丘がほとんど見えず
○蒙古ひだのかぶり方が垂直に近い
と準平行型を目指すには全く向いていないタイプです。
このような場合埋没法ではほとんどの場合すぐに戻ってくる可能性が高いのでクリニックによっては“切開法”をお勧めすることがあると思うのですが、
埋没法で戻ってくる二重のラインは基本的に無理があるラインなので必ずしも自然ではない
という信念のもとシンシアではいきなり切開することはほとんどありません。
術前にはそうなりたくても、実際になってみるとやっぱりイヤということもありうるわけです。
こんな時に切開法だったならどうしようもありません。
基本的には2回くらいそのラインでやってみてだめだったら切開法というのがシンシアの流れです。
末広型で一番華やかな幅はもともとの奥ブタエのラインの倍程度あるのでその幅がこの目の解剖なら妥当な限界の幅なのですが“どうしても準平行型”とのことでその通りにしています。
無理のある準平行型を作った場合
“蒙古ひだをラインが乗り越えるための力”と“広い幅を持ち上げるための力”と“腫れに抗うための力”の総和に眼瞼挙筋のパワーが足りないので高い確率で術後一過性に眼瞼下垂状態になります。
腫れが一層目立つ結果となります。
食い込みもほとんどありません。
手術としては腫れが少なくなるようないつものセミプレミアムクイックです。
遠方の患者様だったのでチェックが3週間後です。
さすがに腫れが引いている時期ですが
蒙古ひだの強い、皮膚の厚いまぶたで広い幅を作る(準平行型)と二重ラインの下のたるみがまつ毛を下に押しやるので逆まつ毛気味になることがあります。
末広型の場合は二重ラインの下のたるみがまつ毛を下に押しやることはあまりありません。
なので難しい話になるのですが目自体は準平行型のほうが小さくなります。
そのほか挙筋の力が弱い人は広い二重を作ると眼瞼下垂を生じさせることもあります。
つけまつげをすると少し目が大きくなります。
これはつけまつげが二重ラインの下のたるみを上に押しやるからです。(同じ理由でつけまつげの時限定で二重になる人もいます)
もちろんつけまつげやメイクをしたときに一番魅力的になればよい
という価値観もあるとは思います。
テレビや雑誌で一流の女優さんやモデルさんを見ると二重の幅は意外と広くない人が多いということを知ってほしいとも思います。
目元の魅力は幅だけではきまらないのです。
ご相談ください。
※参考 準平行型を作りづらいタイプのまぶた
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コスメディカルクリニック シンシア (美容外科)
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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹
日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。
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