シンシアで駄目ならあきらめる？

最近シンシアに来て頂いた患者様で二重のご相談の方がいらっしゃいました。

50歳をやや超えた年齢でかなりのくぼみ目（本人がおっしゃるには野際陽子さん・夏木マリさんクラス）なのですが少しタルミが気になってきたそうです。

シンシアに来る前に二つの美容外科でカウンセリングを受けたそうです。

意見が分かれたようで、

ひとつのクリニックは

“ハイ、二重できます。どうにでもなります。”

と言っていたそうです。余程まぶたのことを知らないか、悪い結果が出るのがわかっていて確信犯的に手術を奨めていたんでしょう。術後お医者さんがフォローアップせずに事務所やカウンセラーがクレーム対応をするクリニックにありがちな無責任さで、すがすがしいほどです。

もうひとつのクリニックは

“難しいです。もしやるなら脂肪注入をして、うんたらかんたら・・・”

コチラのクリニックは、おそらくまぶたのことをよく知っているまじめな先生です。ただし上まぶたの脂肪注入はどんなにうまい先生がやってもある程度の“アラ”がでる手術だと思った方が良いです。注入脂肪は眼球とまぶたの動きには100％ついてきてはくれないのである方向の視線や閉眼などでシコリがわかることもあります。

細かく分離しても、セリューションをまわしても駄目なときは駄目です。（そういう患者様何人も見てますし）

というわけで僕は上まぶたの脂肪注入はよほどでないとオススメしません。

ヒアルロン酸でも1年以上持つし、嫌になったら溶かすこともできますし。

ちなみに患者様はこのブログを読んでくださっているそうで、シンシアのドクターなら歯に絹を着せずにモノを言いそうだからこれで駄目かどうか決めよう

とのことで御来院(;^_^A　

診察してみると・・・

確かに高度のくぼみ目。それこそ、野際陽子さん・夏木マリさんクラス。

ご本人が気にしているようにタルミは年齢並みにあるのですがくぼみ目が吸収してしまう、そして時として眉毛を上げて表情豊かに話す表情グセがあって瞬間瞬間でまぶたのカタチが変わるという非常に難儀な状態。

くぼみ目の人にありがちな眼瞼下垂手術をすれば改善するという感じも全く無く・・・

埋没法は論外(´・ω・`)

いろいろ話して性格的なことも加味して・・・

“今のところ手術はしないでそのまま生きていくのが正解です。”

とお話しました。手術で改善するなら野際陽子さんだって、夏木マリさんだってやるかもしれません。（いや、しないな・・・(;^_^A）

くぼみ目で手術不適の状態は、それはそれで“味”だと開き直るのが良いと思います。

こういうご相談は、説明に時間がかかる

そして一円にもならない(´・ω・`)

・・・のですが、シンシアのドクターなら歯に絹を着せずにモノを言いそうだからこれで駄目かどうか決めよう

と思ってもらえることは信頼の証であり僕にとって非常にうれしいことです。

やらないことが良いことは、オススメしないということをつらぬくことができるのは美容外科個人開業医の矜持（誇り）です

(9￣^￣)9ﾑｷｯ

御来院ありがとうございました(^-^)/