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52歳女性バッグインプラント除去(コンデンスリッチファット前)

2015年09月08日

今回のモニター患者様は52歳の女性です。

155cm47kg5人経産

20年前に某クリニックでワキ(と言うか体幹?)アプローチで生理食塩水のバッグインプラントを大胸筋下に挿入しています。

なお触診上バストのボリュームは極めて少ない状態でした。

ご本人バッグインプラントに疲弊し脂肪注入による豊胸術をご希望になりシンシアにて

①バッグインプラント除去

一ヶ月後に
②腹部腰部+大腿前部内側ベイザー脂肪吸引+CRF豊胸

となりました。

01バッグインプラント除去前術前

02除去前術前

生理食塩水バッグやCMCのバッグはリップリングと言って写真のように経年とともに波打つような感じが強く出やすいです。

シリコンのバッグインプラントでも多少は出ることもあります。

03除去前術前

仰向けになると自分のバストとバッグインプラントが完全に乖離してしまっています

(´・ω・`)

ちなみにバッグインプラントを挿入するための傷はワキでなくてほぼ体幹にありました。

昔のあのクリニックはみんなこんな感じです(´ーωー`)

04除去後1日目
除去後1日目

今回の患者様もCRF豊胸を予定していましたが、いつも書いていように同時手術はしません。

何故かと言うと

デメリット

①バッグインプラント除去をするだけで局所に負担がかかり、生着のためのパワーが回復にとられる。

②バッグインプラント除去でも内出血のリスクがあります。特に脇のアプローチの際には手術中にしっかり止血しても後出血が起こることがあります。強い内出血が除去関係で見られたら脂肪の生着は絶望的です。

③バッグインプラント除去のアプローチのために当然剥離します。

ワキの場合はバストの外上側1/4程度剥離します。剥離した部分には当然脂肪は入れられません。なぜならバッグインプラントが入っていたスペース(カプセル)内は血流がゼロです。そこに剥離範囲を通って脂肪が入り込めば良くて“壊死”悪くて“感染”が起こります。

なお乳輪切開でも乳房下切開では剥離範囲が小さいですが同じ理由で傷の近くには脂肪を入れることはできません。そして乳房下切開と乳輪切開は東洋人では傷が目立つのでオススメできません。(性行為の時に丸見えになります。)

④バッグインプラントが長期間入っている場合多少なりとも肋骨変形(バッグの形に肋骨が凹む)が見られます。

手術を同時に行う場合この肋骨の状態の評価ができません。

バッグを除去するのと同時に行う場合は麻酔というボリュームが入ってしまったり手術中とはいえ腫れがでてくるので正しいボリューム評価ができません。

⑤同時に手術を行う場合、患者様のバッグインプラント除去後の立位での見た目や脂肪分布を確認しないことになります。

バッグインプラントが入っていない患者様で術前診察をしないで手術を行うのとほぼ同じレベルの雑な術前評価で手術をすることになります。

⑥バッグインプラントをしまう被膜(カプセル)が拘縮していた場合、手術直後はカプセルが盛り上がるくらいしっかりと残っています。拘縮していなくても痩せた患者様では無視できないボリュームです。

このカプセルの残骸のボリュームは1から2ヶ月でほぼなくなります。

⑦上でも少し言いましたがバッグインプラントのカプセル内の血流はゼロでそこに入った脂肪はすべて壊死します。

脂肪注入を行うときにはいくつかの層に分けて注入していきますがカプセルがしっかり残っている状態ではそれをよけながら行わなくてはならず手術の品質が落ちます。また、完璧に避けて注入することは100%不可能です。

カプセル内を洗浄しても術後、剥離部位や注入時の穴を通してカプセル内に脂肪が入り込むことを否定することはできません。<br>

メリットも一応あるので述べておきます。

①痛いのが一回で住む

②麻酔などが一回で済むので価格は2回よりは安く済む。(クリニックの価格差のほうが大きいと思いますが・・・)

③途中バストが小さい期間が少なくて済む

これが患者さんのメリット

④手術をわけないことで必ず豊胸手術の料金を取れる。(途中で気が変わることを許さない)

⑤バッグインプラント除去のような“儲からない”手術で手術室を埋めるのは機会損失

これがクリニックのメリット。


クリニックの経営を考えたら1回でやったほうがはるかにいいのですが、患者さんから考えたらどうですか?

除去と注入の同時手術がベストだと思えますか?

おんなじ先生が1回で手術をしてくれるのと2回に分けてくれるのと最終的にどちらがいい結果になりそうですか?

痛いのは一回で済ませましょうなんて優しいふりをしているけどクリニックの功利主義が透けて見えませんか?

シンシアではバストの脂肪注入というのは患者様が人生をかけて行うものなのですから、ベストを尽くさないと行けないと考えています。

だからバッグインプラント除去と脂肪注入は一緒に行いません。

それがクリニックの経営にとって良くなくてもです。

いい手術をして良い結果を出し続けることが最終的に生き残っていく手段だと信じています。

05術後1ヶ月術後1ヶ月

写真だとわかりづらいですが、外科医レベルで言うと術後1日目とは全く状態が違います。

本当は3ヶ月位置きたいところですが1ヶ月でもだいぶん落ち着いてカプセルも縮小あるいはなくなっています。

脂肪注入を数多くやっている本物の医師ならカプセルが残っていると麻酔を入れた時点でその存在に気が付きます。

シンシアでバストの脂肪注入はベイザーとコンデンスリッチファット併用です。

○低出力・長時間ベイザーで脂肪吸引することによって脂肪細胞の活性を保ったまま、きめの細かいシコリになりづらい状態で脂肪を確保できる。

○ベイザーで吸引された脂肪はきめが細かい為、注入先で一つ一つの脂肪細胞がもともとあった組織や血流に触れることが可能になり生き残りやすい

○コンデンスリッチファットを使用することによって、注入に不要なボリュームを入れる必要がなくなるので注入部位の圧力が高くなりにくいので血流が保たれ生着率が上がる

などのメリットが大きいのです。

 

またシンシアのバスト脂肪注入は

 

脂肪吸引料金にオプション料金という形でいただいているので値段が明瞭です。

 

ベイザー脂肪をコンデンスリッチファットにした場合 +648000円

 

 

 

脂肪吸引あっての脂肪注入です。吸引部位をより美しくするためにもベイザーがお勧めです。

 

 

 

【注意】バスト脂肪注入の値段“だけ”表示されている場合は思わぬ値段になりがちです。

 

(((゜д゜;)))

 

よくある“3か所までの脂肪吸引を含む”では脂肪量が不足していることが多いのです。

また中途半端に3か所だけ吸引しても吸引部位が美しく仕上がらないことも良くありシンシアに相談する方もかなりいらっしゃいます。

 

バストのコンデンスリッチファット(CRF)は愚直なまでに結果を追求するための手術を行っているシンシアにお任せください

 

(o^-‘)b

 

モニター割引もあります(≡^∇^≡)

コスメディカルクリニック シンシア

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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
お気軽にご相談ください。

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