- バスト関連
40歳女性破裂したバッグインプラントを取りだしベイザー豊胸(CRFなし)
2014年02月18日
今回のモニター患者様は40歳の女性です。
かなり前に生理食塩水バッグ(300CC)で豊胸術を受けています。
2か月くらい前から左胸に違和感があったのですが、1週間前から左が急激に小さくなったとのことでした。
触診上大胸筋下
シンシアの場合は、基本的にバッグインプラント除去手術と脂肪注入は同時にやりません。
なぜなら、バッグインプラントのあったところのカプセル内に脂肪が迷入すればそれは100%壊死し、感染などのリスクが高まったり、
バッグにアプローチする部分の近くには脂肪を注入できなかったり←そこを通ってカプセル内に脂肪行きますし・・・
ワキからのアプローチの場合は出血のリスクが稀ですがあります。(完全に止血しても帰宅後に急に出血することもある部位です)
バッグが入っている場合は患者様の体の正確な把握ができない
など、もろもろ・・・・
でとにもかくにも、自分の人生をかけてやる手術なのに医師側がラクしたい、患者を逃したくないという理由でされる同時手術に僕は強く反対しているのです。
バッグ除去後
かなりさみしい感じになりました。
写真を見るとお分かりになると思いますが、かなりやせ形で正直今回は採取脂肪量がいつもよりもかなり少なめです。
今回は患者様の希望でコストを下げるためにコンデンスリッチファットではなくて、ベイザーの脂肪をコンデンスリッチファットシステムを使用しないで、遠心分離にかけ使用しています。
注入量は240㏄ずつ
採取は本人の希望で腹部腰部からベイザーを使用して。
術後1年
さすがに300㏄のバッグには及びませんが術前よりは大きくなっています。
コンデンスリッチファットを併用していればもう少し生着をあげられたかなとも思います。
お腹はハイウェストの服のゴムの跡があってざらっとして見えます。
いつもできるだけ大きな胸を目指すので300㏄ずつのコンデンスリッチファットを用意して、無理が無ければ全部入れるという風にしているのですが、
今回は、痩せていることもあってお腹と腰からベイザー濃縮脂肪で240㏄ずつしか用意できなかったことと、コンデンスリッチファットを使用しなかったのでシンシアとしてはほどほどの結果ですね。
ベイザーで吸引した脂肪を使っているので今回もシコリはありません。
コスメディカルクリニック シンシア
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この記事を書いた人
シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹
日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
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