★343　20歳女性　他院涙袋ヒアルロン酸溶解　経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入（クマ治療）

今回のモニター患者さまは23歳の女性です。

 

他院にて涙袋にヒアルロン酸を入れたものの下に漏れて冴えない雰囲気になっていました。

目袋があると涙袋ヒアルロン酸、結構漏れるんです。。

 

更にグラマラスラインや目尻切開も行っていますが、目袋がある状態でやってもきれいになることは無い手術の組み合わせです。

 

そういう目にあってしまっている患者さま、たくさんいらっしゃいます。

このような場合ヒアルロニダーゼで溶解してから手術となります。

 

”もったいないから”などと考えて溶かさずに手術となると涙袋ヒアルロン酸が術野に漏れ出して移動し

○いびつな感じになったり

○いつまでも腫れが引かなかったり

とろくなことがないので、失敗は失敗と諦めてしっかり溶かしてから手術をうけましょう。

 

行った施術は

 

○失敗涙袋ヒアルロン酸溶解（ヒアルロニダーゼ）

↓2週間

○経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入

 

※モニターなので2週間あけてますが同日に行うことも可能です。

 

ヒアルロン酸溶解前

不自然な透明感が涙袋だけではなくて下に漏れています。

ヒアルロン酸溶解後　術前

溶解前よりも目袋が小さくなっているのと涙袋の辺縁もはっきりしています。

つまり、この患者さまに対する涙袋ヒアルロン酸は

”やらないほうがマシ”

という施術だということです。

この状態は目袋がすごく膨らんでいるというよりは、眼窩脂肪が骨の縁を乗り越えて脱出（解剖学的な破綻）し、涙袋を埋めながら目の下を平らで立体感の無い印象にしているということです。

 

目の下は、丁度平らが美しいのではなく眼窩脂肪が眼窩内にきっちりと収まっているのがキレイなのです。

術後2ヶ月

脱出していた眼窩脂肪はきっちりと眼窩内に収まっています。

そのため涙袋が際立つこととなり美しい目の下となったのです。

先にシンシアの経結膜脱脂術をやっていればグラマラスラインだの目尻切開だの要らなかった可能性が高いと思います。

 

術前

目が小さく見えるのは目の下が、脱出した眼窩脂肪で埋まって平らだからです。

術後2ヶ月

術前

術後2ヶ月

 

 

以下ダウンタイム

手術直後

術後1週間

 

 

 

目の下の美しさは解剖学的な正しさ（=眼窩脂肪が眼窩脂肪から脱出していないこと）が何よりも重要です。

殆どの美容外科医が

この青線を骨の段差などと言い出しますが、この部分は

○皮膚が顔の皮膚（2.2mm）から下まぶたの皮膚（0.6mm）に変わる場所

○皮下脂肪が突然いなくなる場所

であって骨の段差ではありません。

自分で鏡を見ながら触ってみて下さい。

骨の縁は涙袋の真裏にあるのです。

 

なお年をとるとこの青線は下に下がります。

更につまんなさそうな顔をするともっと下がります。

これをなおそうとすると・・・

某クリニック術後

 

マイクロCRFをこのクリニックの云う”骨の縁が目立たなくなるように入れた”状態の長期経過後です。

こんな感じになって取り返しが付きません。

そもそもそこは骨の段差じゃないです。

治せないものは”受け止める”ことも重要です。

 

 

 

目の下の悩みは迷わずシンシアにお任せ下さい。

 

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