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【有名クリニック術後】絶対に失敗する目の下のマイクロCRF・ナノリッチファットetc.

2021年08月07日

今回のモニター患者さまは35歳の女性です。

数年前に日本でもかなりクマ治療で有名な美容外科(大手ではありません)で

 

○経結膜脱脂術+〇〇〇〇脂肪注入

 

を行った既往があります。

シンシアにはゴルゴ線を治療してほしいとのことでご来院。

 

来院時

ゴルゴ線はありません。

・・・ではご本人は何を気にしていたかというと

「笑ったときの膨らみの下にできる線がゴルゴ線なのでは」と・・・

・・・違います。

それはゴルゴ線ではありません。

数年前にクマ治療で有名なクリニックで行った、脂肪注入が間違った部位であったことによってブヨブヨになったものです。

この部分は脂肪注入もPRPも・FGFもすべてやってはダメな部位です。

 

最近、おんなじ悩みでシンシアにご来院の患者さまが続出中だったので、今回の患者さまも治療は無いのですが、

○これ以上間違った治療を受ける人が出ないようにするため

○謝礼をお渡して

症例写真モニターとして協力していただきました。

 

そもそもなんでこんな部位に脂肪を注入したのか・・・それは

目周りと頬の段差を無くすためというそれっぽい理由ですがそれがそもそも間違っています。

美人(ホリが深い人)は目周りと頬のつながりの部分は段差ができるのが当たり前です。

エマ・ワトソンに至っては目周りベッコリ凹んでいます。

これが超美人。

平べったい顔だとここにそもそも段差が出ないのです。

解剖を説明すると、目周りの皮膚の薄い部分の下には皮下脂肪がいません。

皮下脂肪のいないところといるところで段差ができます。

そしてこの皮膚の薄い部分ですが皮膚の厚さは0.4mm

すぐ下の皮下脂肪のいる部分はいきなり2mmという厚さです。

0.4mmの部分では皮膚が透け透けになる上にその下は白い皮下脂肪ではなくていきなり筋肉と血管なので黒いものが透けるということです。なおかつメイクなどでこすることも多いため黒く色素沈着している人も多いです。

すなわち・・・黒いのが当たり前

という部分なのです。

※目の下は凹んでいることと黒いことは、凹んでいないことと白いことより美しいことにつながるという常識と逆の部位なのです。

 

そんな常識と逆の部分ではあるのですが、

美容外科の中にはその部分が白くて平らだったら美しいと勘違いしている医師がほとんどです。

そういう医師が、目周りに脂肪注入をしてしまうのです。

すると

一見平らな目の下に見えて・・・

笑うとなんかおかしい膨らみが・・・

つまりこういうこと。

気づいてしまうと、笑っていないときでも注入脂肪が浮き上がっているのがわかります。

 

 

ここで大基本

 

脂肪注入は皮下脂肪を補強する施術です。だから生着した脂肪は太ったときには周りの皮下脂肪細胞と一緒に大きくなり年齢を減ると周りの皮下脂肪細胞と一緒に枯れてくる。

だから一生自然。

皮下脂肪が無いところに入れると、太ったり、周りの組織が枯れてくると注入した脂肪がボコボコと浮き上がってくるから不自然。

※そもそも存在しないところに新しく脂肪でできたふくらみを作るって不自然なことです。

 

 

ここでタイプ別、注入部位別美容外科の営業トーク

○aに脂肪注入するクリニック

「この部分に脂肪を入れることによってシワが伸びます。透けがなくなるので色も良くなります。

皮膚が薄い部分なので”生着率の良い”マイクロCRFやナノリッチファットでなければイケマセン。

特別な方法なので100万円です。みんなこれを選んでます。ローン組んでください。」

 

※これ全部ウソです。0.4mmの皮膚ですから脂肪が仮に生着しても黄色く透けますしボコボコになります。

大手と大手出身に多いです。医師はカンセリングをろくにしません。(5分以内・YOUTUBE見ておいてとか言い出します(笑))カウンセラーが”成長因子”とか”生着率が”とか有る事無い事言って無理やりクロージングするパターンが多いです。

そこに属している医師の中でもベテランになるとボコボコになることを知っているのでそもそも入れていないことも多いです。まんま”詐欺”です。

 

○bに脂肪注入するクリニック(今回のモニター患者さまのパターン)

「目周りの段差を減らすことによって平らになるので美しくなります。皮膚の薄い部分に入れるのでマイクロCRFやナノリッチファットなどの良い脂肪でなければなりません。」

 

腕自慢の医師が多いクリニックでやられがちな手術方法ですが今回の患者さまのように長期的に破綻する人が続出しています。(時間経つほど悪化)上の写真の右目を見るとわかりますが時間が経つと注入脂肪がかえって仇になって段差が目立つこともあります。

多くの美容皮膚科系クリニックでPRPやFGFやヒアルロン酸でこの部分に注入して取り返しのつかないことになっていることが結構あるのですがおんなじことを引き起こしています。

 

○cに注入しているクリニック(シンシア)

「いかに優秀なマイクロCRFとはいえ皮膚が極めて薄く、頬の動きによっても影響を受ける皮膚の薄い目の下には注入はできません。そもそも目の下はシワ・黒い・段差は悪いことではありません。マイクロCRFは皮下脂肪が痩せて貧相に見えてしまっている部分に入れることで立体的で若々しく美しい印象を作るために入れます。」

術前

術後1年

赤(経結膜脱脂術)  青(マイクロCRF注入部位)

 

 

まとめ

目の周りの脂肪注入はもともと皮下脂肪のあるCの部位だけしかできません。

聴きざわりの良い

○皮膚の色が良くなる

○段差がなくなる

○シワが伸びる

などといって皮膚の薄い部分(すなわちa,b)への注入は失敗リスクが高く、長期的には破綻する人が続出しています。

そもそも注入しないのにお金だけは請求するといった悪質なクリニックも数多く存在します。

 

目の下の治療に魔法はありません。

迷わずシンシアにご相談ください(*^^*)

 

木は森の中に、注入脂肪は皮下脂肪内に・・・

 

 

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この記事を書いた人

シンシア総院長 / 銀座院 院長 又吉 秀樹

日本美容外科学会専門医 慶應義塾大学医学部出身 目の下のクマ、フェイスリフト、ベイザー脂肪吸引、コンデンスリッチファット(CRF)豊胸などが専門。
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