レーザー脱毛について色々とご説明してきましたが、今回は起こり得るリスクについてお話したいと思います。
医療レーザー脱毛は高出力で照射できる反面、肌に負担をかけてしまう可能性があります。脱毛によるトラブルの原因、症状、対策等について解説します。
脱毛で起こる副作用
- 赤み、炎症
レーザー照射後の赤みは一時的に出やすい症状の代表といえます。レーザー照射により毛根に熱が加えられ破壊されますが、肌自体にも熱が及び皮膚の温度が上昇することで赤みが生じます。肌の色や状態によっても影響されます。
炎症を長引かせないために当日は長い入浴や運動などは控えられたほうがいいでしょう。
- 毛嚢炎
にきびのように赤く腫れ痒みが出る場合もあります。
レーザー照射により毛が焼けますが、すぐには抜けません。抜けるまでの間に手から雑菌が入り込み、感染炎症を起こすと毛嚢炎になりますので、脱毛後は必要以上に毛を触ることは控えましょう。
- 火傷
レーザー脱毛で一番問題になる副作用です。原因としては照射時の肌の状態、日焼け、乾燥が強く関係してきます。また肌の状態と出力が合っていない場合もリスクが高まります。
対応策としては、火傷はすみやかに冷やすことです。最低でも20分は冷却を行う必要があります。火傷の疑いがあればクリニック受診をお勧めします。
- 硬毛化
これは照射後すぐには生じませんが、元々毛が細い上腕や背中などで起こる可能性が高くなります。現時点で硬毛化の原因はまだ解明されていません。
対応策としましてはしばらく照射を避ける、または設定を変えて照射するなどクリニックによっても対応が異なります。
リスクが高くなる肌とは?
- 乾燥
乾燥した肌は高リスクになります。脱毛中は保湿をしっかり行いましょう。
- 日焼け
元々脱毛用のレーザーは黒い色に反応します。日焼けした肌は非常に火傷を起こしやすい状態です。治療中は日焼けをしないように心がけましょう。
- 血行がよくなる行為
長い入浴、激しい運動、お酒などは血行が良くなり肌に熱がこもりやすくなります。そうすると肌トラブルを起こす可能性が高くなります。肌に熱がこもる行為は避け、熱を持っている場合は冷却しましょう。
まとめ
医療レーザー脱毛は正しく行えば、あまりリスクの高いものではありません。ただ肌の状態によってはトラブルが起こることも。 クリニックでの脱毛であればなにかあれば専門の医師が診察治療を行うことが可能です。脱毛を考えられてる方はぜひ信頼できるクリニックで施術を受けることをお勧めします。