シンシアドクター解説、医療脱毛コラム

今回はレーザー脱毛とアトピー性皮膚炎についてご説明していきたいと思います。

基本的にアトピー性皮膚炎でもレーザー脱毛を受けることは可能ですが、状態によってはできない場合もありますので事前にクリニックで相談することをお勧めします。

○アトピー性皮膚炎でもレーザー脱毛は可能
基本的に脱毛用のレーザーは黒い色に反応し熱を発生させて毛を焼き、脱毛していきますが、肌表面には過度負担がかかるものではないため、アトピーの方でも治療は受けられます。ただ炎症や強いかゆみ、傷痕などがある場合、患部を避けて照射することになります。
また色素沈着がある場合は火傷のリスクが上がるため照射はできなくなります。

○肌の状態を診察した上で施術するかどうか判断する
アトピー性皮膚炎の方でも基本的に照射は可能ですが、上記のように一部施術できない場合もあります。ですのでクリニックでは医師の診察の上で施術するかどうか判断することが必要です。
ただアトピー性皮膚炎の方は肌のバリア機能が弱いケースが多いため、照射後にかゆみ・赤みが出る場合もあります。クリニックであればそれらに対し処方などで対応可能です。エステですと薬の処方自体が出来ないため、トラブルの原因となりますのでご注意ください。

○アトピー性皮膚炎で施術を受ける時の注意点
アトピー肌ですと通常より肌の状態が弱いこともありますので、施術後トラブルが起きる可能性は考えられます。下記の点にご注意ください。

• アトピー性皮膚炎の方でも施術可能ですが、悪化する可能性はある
• できればアトピーを治療した上で施術した方が望ましい
• 施術後保湿はしっかり行うこと

○レーザー脱毛でトラブル軽減
アトピー性皮膚炎の方でもいくつかの注意点をクリアできれば施術は可能です。施術した場合に得られるメリットについてご説明していきます。
まずレーザー脱毛を行うと毛の量が減る、生えてくるスピードが遅くなるため自己処理の回数時間が少なくなります。通常の方でも自己処理により色素沈着を起こす、傷つけることは普通にあることですが、肌を傷つける可能性を減らすことでアトピー性皮膚炎を悪化させることを避けることができます。ですので軽度のアトピー、アトピーの範囲が狭い方などは積極的にレーザー脱毛を行うといいでしょう。